こんにちは。みらいです。
2か月くらいの間、
1日1枚感謝のカード考察をしていきます。
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CONTENTS:
今回のカード
カード情報
光属性・魔法使い族・レベル4・800/2000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドにレベル5以上の通常モンスターが存在し、相手フィールドのモンスターが効果を発動した時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その効果を無効にする。②:相手バトルフェイズに、自分または相手の墓地の通常モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。このターン、そのモンスターが自分フィールドに存在する限り、攻撃可能な相手モンスターはそのモンスターを攻撃しなければならない。
効果の概要
ホーリー・エルフの必殺技。別に、ホーリー・エルフと相性がいいわけではない。
- ①:レベル5以上の通常モンスターが自場にいる場合に、相手フィールドで発動した効果を無効にしつつ、特殊召喚できる。
- ②:相手バトルフェイズに、墓地の通常モンスターを蘇生し、そのターンの攻撃をすべてそいつに誘導する。
細かく見ていきます。
効果の詳細
まず、効果によって起きる結果について、考えましょう。
①は、相手フィールドのモンスター効果の発動を無効にします。
手札に持っておけば、無効カードとして扱えますが、相手の墓地や手札の効果に対しては発動できないため、対応範囲は限られます。直接チェーンしなきゃいけないしね。
単純に、相手の展開を妨害する無効を行いたいだけなら「エフェクト・ヴェーラー」で十分です。
これらの無効の性質の違いで重要なのは、相手のモンスター効果に対し、他のカードのチェーンが挟まるかどうかです。例えば、相手フィールドのモンスターが効果を発動した際に、相手が同時に発動条件を達成した墓地のモンスター効果などを発動した場合、「ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム」は発動することができませんが、「エフェクト・ヴェーラー」であれば、さらにチェーンしてその相手モンスターを対象にとることで、その効果を無効にできます。
②は、墓地から通常モンスターを蘇生し、攻撃を誘導します。
バトルフェイズに入る前に、このカードがフィールドに出ているのであれば、墓地の情報と合わせてすべて相手は分かっている状態なので、攻撃の牽制になります。
また、バトルフェイズ中に①の効果で特殊召喚できる場合には、さらに不意打ちによって、墓地の通常モンスターによって反撃することができます。
以上をまとめると、どちらの効果も相手に対しての効果であることが分かると思います。
つまり、相手依存になります。
では次に、必要な条件について。
このカードは、全体を通して、通常モンスターを参照する効果を持っています。
つまり、このカードを利用するデッキには、通常モンスターが必要です。
①に使える通常モンスターのパターンは以下の4種類:(すべてレベル5以上である必要あり)
- 黄色枠の普通に通常モンスター
- 通常モンスターとして扱う効果モンスター
- 通常モンスターとして扱う罠モンスター
- トークン
このうち、上の2つは、基本的に墓地にいても通常モンスターとして扱うため、②の効果の対象にできますが、後者2つはできません。
したがって、後者に対し、 「ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム」を使おうと思った際には、他の通常モンスターが必要になります。この場合は、レベルに制限はないため、広く使うことができますが、デッキには、トークンを出すカードと通常モンスターの両方を入れる必要があります。
一方で、前者に対しても、自分フィールドのモンスターに加え、墓地の通常モンスターが必要になるため、複数の通常モンスターが必要になります。
しかも、墓地から特殊召喚するモンスターは、②の効果の関係上、ある程度、ステータスが必要です。
では、考察を行うのは、以下のパターン:
- フィールドの通常モンスターと墓地の通常モンスター
- フィールドの通常モンスターと墓地の通常モンスターとして扱うモンスター
- フィールドの通常モンスターとして扱うモンスターと墓地の通常モンスター
- フィールドの通常モンスターとして扱うモンスターと墓地の通常モンスターとして扱うモンスター
- フィールドの通常モンスターとして扱う罠モンスターと墓地の通常モンスター
- トークンと墓地の通常モンスター
考察
考察1
フィールドの通常モンスターと墓地の通常モンスター
これは通常モンスターを多用するデッキ、特に、同名モンスターでもよいため、様々なパターンが考えられます。
- 同名モンスターを利用する
- テーマに複数の通常モンスターが存在する
- 汎用的な通常モンスターを利用する
まず、同名モンスターを利用する場合は、特に、カード名でのサポートが多いカードになります。
例えば、(関連カードを見るとわかりやすい)
- 「青眼の白竜」
- 「真紅眼の黒竜」
- 「ブラック・マジシャン」
- 「暗黒騎士ガイア」
- 「デーモンの召喚」
- 「E・HERO ネオス」
- 「メタファイズ・アームド・ドラゴン」
がいます。
この辺りは、通常モンスターがフィールドに残りやすく、残ることにメリットがそこそこあるため、 「ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム」を利用しやすいカードになります。
特に、「青き眼の乙女」「妖醒龍ラルバウール」を利用すると面白い。
次に、テーマ内で、複数の通常モンスターを扱う場合です。
ただし、これらの場合は、フィールドに通常モンスターが残ることが少ないことに注意しましょう。
また、ペンデュラムモンスターは墓地に行きにくいので、X召喚や、「苦渋の決断」などを活用しましょう。
最後に、汎用的な通常モンスターを利用して、通常モンスターが1種類のデッキであっても、 「ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム」を使えるようにしましょう。もちろん、通常モンスターをいっぱい使うデッキに補助的に条件を満たすために利用してもよいでしょう。
ただし、「PSYフレーム」の発動条件と「ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム」の発動条件は若干かみ合ってない。「PSYフレーム」→「ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム」の順に使う必要がある。
また、「PSYフレーム」であれば、S素材に使った「PSYフレーム・ドライバー」を墓地から特殊召喚できます。
考察2
フィールドの通常モンスターと墓地の通常モンスターとして扱うモンスター
通常モンスターと通常モンスターとして扱うモンスターが両方いるテーマは少なく、
- 「E・HERO アナザー・ネオス」
- 「ジェムナイト」
- 「真紅眼の黒炎竜」
- 「白き霊龍」
ですかね。
ここで、「白き霊龍」は手札・墓地でのみ通常モンスターなので、①の条件として使うことはできません。なので、「青眼の白龍」を使いましょう。また、「白き霊龍」は、特殊召喚時の効果を持っています。
また、「E・HERO アナザー・ネオス」はステータスが低いので、若干使いにくい?
考察3
フィールドの通常モンスターとして扱うモンスターと墓地の通常モンスター
フィールドで通常モンスターとして扱うモンスターは、デュアルのみです。このうち、①の条件を満たすレベル5以上は14種類いますが、特に、特殊召喚しやすいのは、「真紅眼の黒炎竜」くらいかな?
考察4
フィールドの通常モンスターとして扱うモンスターと墓地の通常モンスターとして扱うモンスター
これは、デュアルになります。
デュアルデッキでも使えるってことですね。
ただ、その場合は、再度召喚すると①の条件から外れてしまうので、注意が必要です。
考察5
フィールドの通常モンスターとして扱う罠モンスターと墓地の通常モンスター
罠モンスターで①の条件に使えるレベル5以上は、
- 「黄金郷のコンキスタドール」など
- 「救魔の奇石」
- 「真源の帝王」
「救魔の奇石」は非カテゴリなのでなんとも言えませんが、「黄金郷」と「帝王」はなんか使えないですかね?
例えば、アンデットで通常モンスターだったり、2400/1000の通常モンスターを利用するといいかもしれません。
考察6
トークンと墓地の通常モンスター
トークンで①の条件に使えるレベル5以上を出せるカードは、
- 「決闘竜 デュエル・リンク・ドラゴン」
- 「幻煌の都 パシフィス」
- 「Kosmo-ドッグファイター」
- 「多次元壊獣ラディアン」
- 「堕天使アスモディウス」(「アスモトークン」のみ)
- 「トリッキーズ・マジック4」
- 「武闘円舞」
- 「白闘気双頭神龍」
- 「冥府の使者ゴーズ」
くらいですかね。
EXデッキから出てくるモンスターであれば、通常モンスターを利用して召喚することができれば、②の効果と同時に条件を整えることができます。
特に、「白闘気双頭神龍」は「青眼」で普通に使えるカードなので、相性はよいでしょう。
また、「幻煌の都 パシフィス」あたりは、通常モンスター「幻煌竜 スパイラル」と関係が深いため、②を利用しやすいでしょう。
他にも、「冥府の使者ゴーズ」は扱いやすいため、他に通常モンスターがいるのであれば、補助的に条件を満たすために入れてもよいかもしれません。
比較1(「王者の看破」)
「王者の看破」や「天威無双の拳」は、 「ホーリー・エルフ-ホーリー・バースト・ストリーム」と似たような条件で、相手の行動を何か妨害できます。
特に、カウンター罠であり、範囲も広いので、妨害の効力としては、前者に軍配が上がります。
条件や発動できる状態も同様であり、上記の利用パターンであれば、基本的にどのカードも1度自分のターンが来て通常モンスターを出す必要があります。
後者の利点を活かすならば、やはり②の墓地からの特殊召喚効果を活かすべきでしょう。これは、実際に発動することだけでなく、相手への牽制の意味も含みます。
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