こんにちは。みらいです。
2か月くらいの間、
1日1枚感謝のカード考察をしていきます。
カード名はすべて公式データベースへのリンクになっています。
ただし、「氷結界」は、記事内リンクになっています。
また、画面右下のボタンで、カードの確認ができます。
CONTENTS:
今回のカード
カード情報
「氷結界」
通常罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手モンスターが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
その相手のモンスターは、攻撃力が0になり、表示形式を変更できず、効果は無効化される。
②:墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキからレベル5以上の水属性モンスター1体を墓地へ送る。
その後、自分の墓地から水属性モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。
この効果の発動後、次の自分ターンの終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できない。
収録カード公開‼️
— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) 2021年6月4日
【6/12(土)発売 ANIMATION CHRONICLE (アニメーション クロニクル) 2021】✨『氷結界』✨収録❗️商品HPはこちら👉https://t.co/Vx9AD2Zwf3
発売まであと8日❗️ pic.twitter.com/t7aBPTCEie
効果の概要
「お前は、水属性の柱になれ。」
- ①:相手モンスターの戦闘する際に、攻撃力0、表示形式変更不可、効果無効
- ②:墓地から除外し、水星5以上を落とし、水回収。次のターン終了時まで、水しか特殊召喚できない
細かく見ていきます。
効果の詳細
まず、①から見ましょう。
相手モンスターが戦闘する攻撃宣言時に発動できます。
相手モンスターが自分モンスターに攻撃した時はもちろん、相手モンスターの直接攻撃宣言時や、自分で相手モンスターに攻撃する時にも発動できます。
自分モンスターが戦闘に絡む場合は、その自分モンスターの攻撃力が0でない場合以外、その相手モンスターを戦闘破壊することになるでしょう。
また、相手の直接攻撃宣言時には、相手の攻撃力を0にし、ダメージを回避できます。
また、無力化を適用する相手モンスターは対象を取らないので、対象耐性をもつモンスターを戦闘で処理できるほか、相手ターンの攻撃の牽制になります。
特に、②の効果を考えると、水属性デッキに対しては、攻撃表示のモンスターに攻撃しづらい状況になることが考えられます。
単純に、手札からセットし、①を使う場合は、
- (直接攻撃時に使い)相手モンスターを封じる
- (自分モンスターとの戦闘に絡めて)相手モンスターを一方的に倒す
ことができます。
他には、手札からコストで捨てたり、「おろかな副葬」「バージェストマ・マーレラ」等で、墓地に直接送ったりして、②の効果のみを活用することも考えられます。
②は、レベル5以上の水属性をデッキから墓地に送り、その後、墓地の水属性を手札に戻すことができます。
- 水属性レベル5以上をデッキから墓地に送り、そのまま回収
- 適当に水属性レベル5以上を墓地に送り、墓地の水属性を回収
- 墓地で効果のある水属性レベル5以上を墓地に送る
等が考えられます。
ただし、この効果の発動後、次の自分ターン終了時まで自分は水属性モンスターしか特殊召喚できません。
ので、条件はきつめです。1ターンの間、水属性しか特殊召喚できないことになるので、基本的に水属性主体のデッキで使うことになるでしょう。
水属性デッキでは、制約に困ることはあまりないでしょうが、デッキによっては水属性以外を使いたい場面があるので、万能というわけでもないです。
カードの特徴をまとめると、
- デッキに対し、強めの水属性縛りを求めるが大きいリターンのある
カードだと思います。
では、具体的に②で墓地に送るカードの候補を考えていきましょう。
考察
考察するカードとしては、こんな感じ。
考察1
まずは、大雑把にこのカードをうまく使えるテーマを上げます。それぞれ水属性が中心のテーマになっています。
単純な疑似サーチ以上の相性を持つテーマをピックアップします。
まずは、「氷結界」。
「氷結界」には、多くのレベル5以上の水属性がおり、特に、「氷結界の虎将 ウェイン」は、「氷結界」魔法・罠をサーチできるため、「氷結界」をサーチできます。よって、相互サーチの関係にあり、非常に強く結びついています。
「氷結界の随身」や「氷結界の依巫」など、比較的扱いやすい「氷結界」とともに、「氷結界の紋章」と入れて、水属性レベル5以上のサーチギミックとして活用できるかも?
次に、「水晶機巧」「グレイドル」「海」(「城塞クジラ」)「影霊衣」あたり。
これらは、墓地に送ること自体に意味があるモンスターがいるので、それらを墓地に送りつつ、墓地の水属性を回収できるため、特に相性がいいと言えます。
考察2
では、次は、特定のテーマで使うのとは少し違う視点で考えます。
- 「彩宝龍」
- 「ガーディアン・スライム」
- 「海亀壊獣ガメシエル」
- 「海皇龍 ポセイドラ」
- 「海竜神-ネオダイダロス」
- 「機巧辰-高闇御津羽龗」
- 「霧の王」
- 「ゲイザー・シャーク」
- 「時械神ガブリオン」「時械神ザフィオン」
- 「ジョーズマン」
- 「超古深海王シーラカンス」
- 「ドラゴン・アイス」
- 「ビッグ・ホエール」
- 「氷霊神ムーラングレイス」
既存のデッキのサーチや墓地肥やし以外の使い方でピックアップします。
まずは、「海亀壊獣ガメシエル」「機巧辰-高闇御津羽龗」「時械神ガブリオン」「時械神ザフィオン」です。
これらは、“返し札”です。相手の盤面に対し、これらのカードをサーチすることで、その盤面を崩す役割を持ちます。
「氷結界」の回収効果を考えると、1枚でも機能するため、どれかを入れておくとよいかもしれません。
次は、「ガーディアン・スライム」。
「氷結界」の①使用後、即座に②を使い、このカードを手札に加えることで、ダメージは1度受けることになりますが、全体でみれば、そのバトルで2,3回の攻撃を防げることになります。
しかも、次のターンに「神・スライム」にすることができれば、殴り返しのほか、自分モンスターの保護もできます。
さらに、「氷結界」は特殊召喚のみの制限のため、「神・スライム」で3体分のアドバンス召喚のリリースとする場合は、水属性以外も出せます。
まあ、その場合は、正しく古代神官文字を読めてないし、不死鳥にもならないんですけどね。使うなら他のリリース?
比較1(「クリスタル・ガール」)
とまあ、ここまですごい強くて便利なカードでしたが、実はライバルがいます。
です。
サーチとして使う場合は、範囲が全く一緒です。
また、そのタイミングも似ており、基本的にセットする必要のある通常罠とエンドフェイズに手札に加えるような、ラグのあるタイミングになっています。
「クリスタル・ガール」の最大の特徴は、
- サーチを2回使えること
- 素材として使いやすいこと
です。
つまり、アドバンテージなら、「クリスタル・ガール」の方がとれます。
しかし、「クリスタル・ガール」は隙だらけなのです。
単純に、1ターン目に「クリスタル・ガール」を召喚する場合を考えると、「リンクリボー」程度にしかならないため、先攻を取ったとしても、後攻と変わらないレベルの展開になったり、後攻の場合はさらにまずい状況になったりします。
一方で、「氷結界」は非常に隙が少なく、相手モンスターの無力化が可能な点が大きな差別化のポイントになっています。
とはいえ、「氷結界」には制約があり、水属性デッキでしか使えないので、デッキに入れられるカードとしては、「クリスタル・ガール」の方が圧倒的に幅が広いのですが。
以上です。
この記事を観てくださった皆様がより良い