机上の空論

遊戯王をちょっと面白くする(カモ?な)記事を書いていきます。

「大魔鍵-マフテアル」【#カード考察日記】

こんにちは。みらいです。

 

 

2か月くらいの間、

1日1枚感謝のカード考察をしていきます。

 

 

カード名はすべて公式データベースへのリンクになっています。

また、画面右下のボタンで、カードの確認ができます。

www.db.yugioh-card.com

yu-gi-oh.jp

www.yugioh-card.com

f:id:miraiDrPh:20210706160145p:plain

CONTENTS:

 

今回のカード

カード情報

「大魔鍵-マフテアル」

光属性・悪魔族・チューナー・レベル4・1600/1600

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できず、このカードをS・X召喚の素材とする場合、「魔鍵」モンスターのS・X召喚にした使用できない。

①:自分フィールドに「魔鍵」モンスターが存在する場合、手札のこのカードを相手に見せて発動できる。このターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、「魔鍵」モンスター1体を召喚できる。

②:このカードが召喚に成功した時、自分の墓地のレベル4以下の、通常モンスターまたは「魔鍵」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

yu-gi-oh.jp

効果の概要

新しい「魔鍵」。開くのはシンクロ&エクシーズの扉。

  • チューナー。「魔鍵」のS・X素材にしか使えない。
  • ①:「魔鍵」がいれば、手札で召喚権を増やすことができる。
  • ②:召喚時に、星4以下の「魔鍵」か通常モンスターを蘇生。

細かく見ていきます。

 

効果の詳細

魔鍵-マフテア」がモンスターになったようなカードですね。

mirai-drph.hatenablog.com

 

 

大魔鍵-マフテアル」はシンクロやエクシーズに使うことになるでしょう。

ただし、レベルが4で、「魔鍵」のS・X召喚にしか使えないので、実質、素材の相方はレベル4のみであり、出せるのは、

  • 「魔鍵変鬼-トランスフルミネ」(Sモンスター、レベル8。「魔鍵」チューナー+チューナー以外の通常モンスター。2回攻撃。2種類以上S素材に使っていると、「魔鍵」魔法・罠1枚をデッキからセット。自分の墓地のモンスターの属性と同じ属性のモンスターを相手が出した場合に、破壊。)
  • 「魔鍵慿霊-ウェパルトゥ」(Xモンスター、ランク4。レベル4×2。X召喚時に、X素材1つを使い、デッキ・墓地からレベル4以上の通常モンスター1体を手札に。通常モンスターをX素材にしている場合、「解」な相手モンスターと戦闘する際に、X素材を1つ使い、相手にそのモンスターの墓地送りを強制する。)

「解」は、自分の墓地の通常モンスターか「魔鍵」モンスターと同じ属性を持つ状態を表す、この記事での用語です。

 

①や②の効果も展開をサポートする効果なので、S・X召喚の素材を集めやすくなるでしょう。

 

①は、自分フィールドに「魔鍵」モンスターが存在する場合、手札のこのカードを見せ、そのターンに、通常召喚に加え、「魔鍵」モンスター1体を召喚できます。

ルール上の注意ですが、「通常召喚に加えて1度だけ、~~を召喚できる。」という効果は、「~~」の名称に関わらず、すべて総括して1度だけ召喚できる回数が増えるという意味です。

例えば、当然、「大魔鍵-マフテアル」2枚手札に持っていて、“①の効果を1ターンに何度も発動できない”と書いてないからと言って、2回以上召喚が増えることはありませんし、そもそも1ターンに1度しか適用できない効果です。

 

参考裁定:

  • 「鬼ガエル」と「海皇の重装兵」

www.db.yugioh-card.com

  • 「ジェムナイト・セラフィ」と「トロイメア・ゴブリン」

www.db.yugioh-card.com

  • 「バランサー・ロード」複数体

www.db.yugioh-card.com

  • 「二重召喚」と「霊獣使いの長老」

www.db.yugioh-card.com

 

自身も「魔鍵」モンスターなので、「魔鍵」モンスターがフィールドにいれば、「大魔鍵-マフテアル」を通常召喚に加えて召喚できます。というか、召喚できる「魔鍵」が「大魔鍵-マフテアル」か「魔鍵銃士-クラヴィス」しかいないので、ほとんど専用効果な感じです。

条件のフィールドにいて欲しいモンスターは、「魔鍵」モンスターなので、「魔鍵銃士-クラヴィス」を召喚して、条件を満たすと、「魔鍵-マフテア」の条件も同時に満たされます。他にも、「魔鍵」融合モンスターや儀式モンスターは、召喚せずにフィールドに出すことができるので、召喚権を温存しながら「大魔鍵-マフテアル」の①を使うことができます。増えた召喚権で、「大魔鍵-マフテアル」を召喚し、通常の通常召喚で手札に引いてしまった通常モンスターを出すことなどができるでしょう。

 

②は、召喚時に、墓地のレベル4以下の、通常モンスターか「魔鍵」モンスターを守備表示で特殊召喚できます。

レベル4のモンスターを蘇生できれば、「魔鍵」シンクロ・エクシーズにつながります。

「魔鍵」儀式や融合には、レベル4がいるので、それらも蘇生でき、「魔鍵銃-バトスバスター」は守備表示で特殊召喚されるため効果は使えませんが、「魔鍵召獣-アンシャラボラス」は効果を利用できます。ただ、どちらもチューナーのため、「大魔鍵-マフテアル」とともにS・X召喚の素材にする場合は、「魔鍵慿霊-ウェパルトゥ」にしかできません。しかも通常モンスターを素材にできていないため、この運用はあまり使えなさそうです。

やはり基本は通常モンスターを蘇生し、S・Xに使うのが良いでしょう。

 

一方で、蘇生したモンスターには制約がないので、「大魔鍵-マフテアル」は、他のモンスターとS・X召喚の素材として、蘇生したモンスターを他の通常モンスターなどと「魔鍵」以外のS・X召喚の素材とするなど考えられます。

 

なお、同名モンスターも蘇生できますね。

 

他には、リンク素材に使うことが考えられます。

この場合は、制約は特にないので、「水晶機巧-ハリファイバー」にすることもできます。ただし、その効果でリクルートできるチューナーはレベル3以下なので、「魔鍵」とレベル調整がしづらくなっています。さらに展開できるなら「クロシープ」を使ってもいいでしょう。

要するに出すリンクモンスター自体が「魔鍵」と相性がいいものを利用したいということです。

 

考察

考察1(シンクロ)

「魔鍵変鬼-トランスフルミネ」

炎属性・雷族・シンクロ・レベル8・2800/2800

「魔鍵」チューナー+チューナー以外の通常モンスター1体以上

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回までモンスターに攻撃できる。

②:このカードのS素材としてモンスターの属性が2種類以上だった場合に発動できる。デッキから「魔鍵」魔法・罠カード1枚を選んで自分の魔法&罠ゾーンにセットする。

③:自分の墓地のいずれかのモンスターと同じ属性を持つモンスターを相手が召喚・特殊召喚した場合に発動できる。そのモンスターを破壊する。

 

「魔鍵」Sモンスターで、「魔鍵」チューナーと通常モンスターで出せます。

上記のように、「大魔鍵-マフテアル」を使えば、墓地にレベル4の通常モンスターがおり「魔鍵」モンスターがフィールドにいれば、召喚した後でも、手札の「大魔鍵-マフテアル」から素材を一気にそろえることができます。

他にも、「魔鍵」チューナーは、儀式と融合モンスターがおり、特に、儀式の「魔鍵銃-バトスバスター」は、「魔鍵」サーチができるので、「大魔鍵-マフテアル」をサーチし、召喚から素材をそろえることができます。この場合には、「大魔鍵-マフテアル」を利用し、「魔鍵変鬼-トランスフルミネ」を出して、「魔鍵銃-バトスバスター」を利用して他のS・Xモンスターを出せるとよいでしょう。

チューナー以外に通常モンスターを指定していますが、トークンを利用できます。

①は、2回攻撃ですが、モンスターにしか2回攻撃できません。攻撃力が2800あるため、そこそこの殲滅力があるでしょう。

②は、「魔鍵」魔法・罠を持ってきます。チューナー3種類の属性は、それぞれ、光・地・闇なので、その相方の通常モンスターにそれ以外を使うとよいでしょう。「魔鍵」魔法・罠なら何でも持ってこれそうな感じですが、実は、フィールド魔法の「魔鍵施解」は魔法&罠ゾーンにセットできないので、持ってくることはできません。素直に、カウンターかリカバリーか耐性を付けるかをしましょう。

③は、相手の召喚・特殊召喚時に、自分の墓地と同じ属性であれば、破壊できます。「解」とは違い、墓地のモンスターすべてを参照できるので、範囲は広がりますが、「魔鍵」や通常モンスター以外に入れれるモンスターで属性は増えるのでしょうか。

攻撃による殲滅と、②で次のターンに備え、③で相手の召喚をカウンターすることからどちらかといえば防御向きなモンスターでしょう。

 

考察2(エクシーズ)

「魔鍵慿霊-ウェパルトゥ」

水属性・海竜族・エクシーズ・ランク4・2000/2000

レベル4モンスター×2

①:このカードがX召喚に成功した場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキ・墓地からレベル4以上の通常モンスター1体を選んで手札に加える。

②:このカードが通常モンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。

●自分の墓地の通常モンスターまたは「魔鍵」モンスターのいずれかと同じ属性を持つ相手モンスターとこのカードが戦闘を行うダメージステップ開始時に、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。相手はそのモンスターを墓地へ送らなければならない。

 

「魔鍵」Xモンスターですが、任意のレベル4×2体で出すことができます。

通常モンスターを使わずとも出すことはできますが、効果は半減します。

①で、通常モンスターを手札に加えることができます。レベル4以上なので、「大魔鍵-マフテアル」の条件を考えると、ちょうどレベル4が両方を満たしています。他にも、儀式の「魔鍵砲-ガレスヴェート」の素材にレベル8を使用するなら入れる意味がありますが、「魔鍵-マフテア」を使うなら、デッキから素材にした方がいいですね。ただ、手札に回収し「魔鍵施解」でデッキに戻すことで1枚を使いまわし、デッキ枠を節約することも考えられますが、そこまでするまでもなく、デッキの通常モンスターの属性を増やしたほうが「解」のためにもいいでしょう。

この手の回収効果にありがちな、取り除いた素材を回収する動きですが、通常モンスターを取り除き、回収する場合、②の効果の活用には、通常モンスター2体でX召喚していることになり、あまりあてにできるものではないですね。基本的に、最初に使う場合は、デッキの通常モンスターをサーチし、「解」の条件のために、属性を増やすようにできるでしょう。デッキに通常モンスターがいなくなっても墓地の通常モンスターを回収し、各種コストに使うなど考えられます。上記のように「魔鍵施解」で戻すことで、「魔鍵-マフテア」のデッキから素材を調達できる効果に利用できます。

ところで、「しゃりの軍貫」を手札に握れますね。「寿司」を握ったから「酢」で水属性になった説。

②は、通常モンスターを素材にしている場合、「解」な相手モンスターと戦闘するダメージステップ開始時に、X素材を1つ使い、その相手モンスターを除去できます。ダメージステップ開始時にモンスターを墓地に送るため、攻撃宣言を行い、攻撃を行い、戦闘をしなかった扱いになります*1。ダメージ計算をしないので、「魔鍵慿霊-ウェパルトゥ」は戦闘で破壊されることはありません。相手モンスターの除去は、相手にそのモンスターを墓地に送ることを強制するため、あらゆる耐性を無視します。効果を受けないモンスターも除去できます。ただし、X素材を取り除くので、効果は乱用できません。

取り除く段階の問題で、墓地に「解」とできるモンスターがおり、X素材に「解」を満たせるモンスターを持っている場合、取り除いて、「解」を満たすということはできず、事前に「解」とできるモンスターを墓地においておく必要があります。①の効果で素材を取り除くことができますが、通常モンスターを取り除いてしまうと、②の効果がなくなってしまうので、難しいですね。

①と②で両方とも、X素材を使うため、素材の運用をしっかりと考えておく必要があるでしょう。例えば、①の効果を使った場合、②の効果は1度しか使えず、①の効果を使わなかった場合は、自分のターンの戦闘で使った後、相手のターンでの戦闘に対し、強化することができますが、複数体に攻撃されるとなすすべなくやられてしまうのと、結局除去に弱いですね。ターン制限はないので、複数回攻撃を付与して、②の効果を2回使うなど考えられますが、普通に他のXモンスターで除去したほうがいいこともあるでしょう。基本的に他の除去にはできない、効果を受けないモンスターの除去にあてるのが正当な使い方でしょう。

このモンスターの効果は、「魔鍵」と関係ないので、「レスキューラビット」を使うのであれば、使えるでしょう。

「魔鍵」においては、「大魔鍵-マフテアル」を素材に出せるXモンスターという意味で重要です。除去に使った後は、「魔鍵召竜-アンドラビムス」の融合素材にするのが良いでしょう。

①で、手札を増やし、②で相手モンスターを除去できるので、どちらかといえば、攻撃向きで、展開補助という感じですかね。

 

考察3(総合して)

「魔鍵」の融合・儀式・シンクロ・エクシーズの4体を総合すると:

という感じです。

 

 

この記事を観てくださった皆様がより良い決闘生活デュエルライフを遅れますよ〜に!

 

f:id:miraiDrPh:20210706173213p:plain

効果確認用






 

 

*1:したがって、その戦闘では「天霆號アーゼウス」を重ねることはできない。