「トップ・シェア」【#カード考察日記】
こんにちは。みらいです。
久々にカード考察します。不定期更新です。考察の腕がなまっているかもしれませんが、がんばります。
カード名はすべて公式データベースへのリンクになっています。
また、画面右下のボタンで、カードの確認ができます。
CONTENTS:
今回のカード
カード情報
「トップ・シェア」
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:デッキからカード1枚を選び、お互いに確認してデッキの一番上に置く。その後、相手は自身のデッキからカード1枚を選び、お互いに確認して自身のデッキの一番上に置く。
効果の概要
デッキ構築での“トップ・シェア”のテーマはなんでしょうね。
- 通常魔法です。
- ①/T(Sp.1発動型)本1:デッキからカード1枚を、お互いに確認してデッキの一番上に置く。本2:相手は、デッキからカード1枚を、お互いに確認してデッキの一番上に置く。
- 要するに、お互いに、デッキから好きなカード1枚をデッキの上に置く効果です。
細かく見ていきます。
総評として、重視されるのは、自分のカードを手札に持ってくるより、相手に逆に利用されないことを重視したほうが良いでしょう。
結局、相手のデッキトップを潰す手段と一緒に使えば、次の次のターンに通常のドローで手札に加えることができますからね。
効果の詳細
効果は、詳細を見るまでもなく明らかなんですが、使い方は結構難しいと思います。
主な難点は2つ:
- 通常魔法なので、発動してから、そのターン中には、自分が手札に持ってきたいカードは加えることはできない。
- 相手も好きなカードをデッキの一番上に持ってこれるため、次の相手の動きに注意する必要がある。
それぞれを解決できる使い方から、カードを考察していきましょう。
逆に持ってきたいカードから考えるには、広すぎる一枚ですね。
考察
考察1(自分)
まず、前提として、自分側で対応するカードが多すぎるので、効果の系統を絞っておきます。
- 「デッキの一番上のカードを宣言して手札に加える」=「めくる」効果は特に追加の効果がなければ、繰り返し使えるものに限定しています。つまり、フィールドで発動できるモンスターの起動効果や、魔法・罠などのフィールドで発動する効果などですね。要するにSp.1起動型の効果です。他に、
EX デッキから出して「めくる」モンスターも優先してます。 - 「ドローする」効果も同様に、Sp.1起動型を中心にしています。また、墓地で発動する起動型の効果も入れてます。うまく温存して使うイメージです。
EX デッキに関しても同様ですね。
これだけ絞っても、デッキ(メイン
起動型に絞ったのは、普通のドローカードと一緒にタイミングよく「トップ・シェア」を引けるとは思わない方が、基本的にデッキ構築の段階では正しいからですね。
解決法1(宣言して引き込む)
「リチュア・ディバイナー」「デーモンの宣告」あたりは定番ですね。これらの宣言系を利用したデッキは、そもそもこれらを維持したりループしたりして、アドバンテージを取るので、相性がいいですね。
同様にデッキ単位でいえば、“機巧”シリーズと“神使”機械族や「閃刀姫」や「ワルキューレ」とかがそういう効果を持ってますね。
他の、宣言して手札に加える以外のカードは後の項目で。
解決法2(デッキからドローで引き込む)
ここはホントに多かった。1ドローするだけならいろんなデッキができるんだなって。
個人的にヒットしたものを、ピックアップして話します。
- 「イビリチュア・ジールギガス」(儀式・レベル10):まず、1枚ドローして、自分が引きたいカードをそのまま持ってこれる+「リチュア」モンスターを持ってくれば、フィールドのカードを戻せるため、相手のカードを戻し、相手のデッキをシャッフルさせることができる。
- 「花札衛」:そもそもトップ操作と相性がいい。
- 「エンペラー・オーダー」永続罠:ドローソースとしては癖がありますが、はまると強い。サーチしにくいキーカードだった「エンペラー・オーダー」自体を持ってこれるのは優秀。「便乗」も同様。
- 「森羅の守神 アルセイ」(ランク8・エクシーズ):宣言して手札に加えられるので、すぐに持ってこれる。また、誘発効果で、他のカードが必要だが、相手の場のカードを相手のデッキの一番上に戻すことができるので、相手の遅延が可能。
- 「天魔神 ノーレラス」特殊召喚:トップ操作と相性のいい、リセット&ドロー。ただ、相手のデッキトップより強いカードを自分のデッキトップに仕込めないと、おし負けるかも。
- 「トロイメア・ユニコーン」リンク3:「トロイメア」全体の特徴として、相互リンク状態で、固有の除去系効果を使いつつ、手札効果できる効果を持つので、ドローによって、引き込むことができる他、このカードは、相手のカードをデッキに戻し、相手のデッキをシャッフルさせることができる。
やっぱり、相手への妨害と一緒に引き込めるとよいですね。
単純に、キーカードのサーチのために、
解決法3(デッキの一番上にくることを利用する)
単純に、手札に引きこむ以上の価値のあるカードがありますよね。
まあ、ほとんどの場合、専用のサポートがあったりするので、そっちを使った方がいいんですけどね。
それに、「トップ・シェア」の利点は魔法・罠にもアクセス可能な点だとも思うので、やはり普通に引き込むことも重要でしょう。
その上で、やはり相手の動きに対して気を配るのが重要だと思います。それに対処できてこそ「トップ・シェア」を使える、という感じでしょうか。
考察2(相手)
実際に利用することを考えると、こっちを優先度高く考えたほうが良いと思います。まあ、元も子もなくそのターンに終わらせればいいんですが、いろんなデッキを考えるなら、それは除外しておいていいでしょう。
今回は、次のキーワードで検索してヒットしてものを中心に考えます。
- 「持ち主のデッキ」:相手のカードを「持ち主のデッキ」に戻して、相手のデッキをシャッフルさせるカード
- 「相手の手札」:相手に引かせることが前提になるが、引かせた後、または、次の相手のターンに、相手の手札を確認して捨てさせることができるカード
- 「相手のデッキ」:相手のデッキの一番上を墓地へ送ったり、除外したりできるカード
を考えます。
解決法1(シャッフルさせる)
一番、定番ですね。相手のモンスターをデッキに戻すことで(=デッキバウンス)、相手のデッキをシャッフルさせます。一応、相手のデッキをシャッフルするだけの効果もありますが……。
- 「時械神」(レベル10):割と使いやすいデッキ戻しを使えます。色々バリエーションがあるのが魅力ですが、基本的に自場が空いている状態で召喚する必要がありますね。
- 「魔界発現世行きバス」(レベル3・悪魔族):墓地へ送るだけで効果が発動します(強制)。相手の墓地のカードが1枚でもあれば、その1枚を戻して、相手のデッキをシャッフルさせることができます。「ユニオン・キャリアー」が使いやすい。
- 「輝竜星-ショウフク」(レベル8シンクロ):チューナーと幻竜族で使いやすいデッキバウンス
- 「鳥銃士カステル」(ランク4エクシーズ):レベル4×2体で出せる
X モンスターで出しやすい。 - 「トロイメア・ユニコーン」(リンク3):上記と同様。
- 「サイバネット・ユニバース」(フィールド魔法):墓地のモンスターを毎ターンデッキに戻せます。
やっぱり、
解決法2(墓地へ送るなど)
相手のデッキの一番上を墓地へ送ったり、除外したり、ドローしかカードを墓地へ送ったり、除外したり……。
相手の手札から墓地へ送るのは、割と使い切りのものが多いですね。
どちらかといえば、相手のデッキの一番上からカードを墓地へ送ったりする方が比較的簡単です。
- 「氷獄竜 トリシューラ」(融合):フィールドのドラゴン族3種類を除外してだすと、相手のデッキの一番上を除外できます。自分のデッキからもカードを除外するので、他の手段でドローしておく必要があります。
- 「No.89 電脳獣ディアブロシス」(ランク7エクシーズ):レベル7×2体を揃えるだけで出せて、相手のデッキの一番上をウラで除外できます。いやがらせですね。
解決法3(無力化する)
「禁止令」してしまうのもアリ。
考察3(総合して)
やっぱり、相手の妨害するのが結構大事だと思いますね。
ただ、このカード自体をサーチする手段が乏しいため、そこをどこまで補ってデッキにできるかも重要になってくるでしょう。
結局、「トップ・シェア」を準備してまで加えたいカードでなければ、意味は薄いですからね。
個人的に考えたのは、「天獄の王」を利用して持ってくる方法です。これだと「トップ・シェア」の利点を活かせるカードは限られるんですが、上述の「便乗」を利用してドロー加速するのは、除外されてしまう「天獄の王」にはできないことで、「トップ・シェア」を挟むことで、有効な戦術になります。また、「便乗」の場合は、デッキ自体に結構ドローするカードを多用する傾向にあるので、引き込みもしやすいです。相手のカードもうまく「魔宮の賄賂」のような相殺カードを当てて、相手の戦術を妨害できるといいなって感じです。あとは、「鳥銃士カステル」や「御影志士」などのランク4がこの動きにシナジーするので、それを中心にデッキが組めそう。
レシピは調整中ですが、できが良かったら動画に、そうでもなかったら適当にブログに貼ってると思います。
カードの記法について:
この記事を観てくださった皆様がより良い