こんにちは。みらいです。
今回は7/4発売のストラクチャーデッキ「精霊術の使い手」の新規カードなどについての考察になります。*1
最終更新:7/4。
なお、この記事は随時更新していきます。発売までに完成するといいなぁ。
情報元は以下など。
「霊使い」の基本は次を参照。
単属性考察の完全版:
新規カード
「大霊術-「一輪」」
「大霊術-「一輪」」
フィールド魔法
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:1ターンに1度、自分フィールドに守備力1500の魔法使い族モンスターが存在する場合、相手が発動したモンスターの効果を無効にする。
②:自分メインフェイズに発動できる。手札の魔法使い族モンスターを1体を相手に見せ、そのモンスターと同じ属性で攻撃力1500/守備力200のモンスター1体をデッキから手札に加え、見せたカードをデッキに戻す。
一言感想
悪くない。だが、まだ足りない。
単体の性能
まず、基本的なカードのデザインから見ていきましょう。
フィールド魔法です。規制が厳しいとはいえ、サーチしやすい部類。
①の効果について。永続効果で無効にする系の効果です。違う言い方をすると、チェーンに乗らない無効です。類似効果は「魔術師の右手」など。使い勝手的には、相手の最初の効果を無効にするため自由度は低いが、プレッシャーはある感じです。ただし、条件がネックなので、単体だと、無効にするカードというよりはプレッシャーを与えて戦闘に移行させるようなカードと見るほうが自然かな。忘れていましたが、手札誘発に対して大きな牽制になる点は見逃せません。下記の「太陽の魔術師エダ」も参照。
②の効果について。魔法使いと使い魔を交換するような効果。サーチ先に対応するカードの種類は少ないが使い魔がそこそこ使いやすい。ただし、属性の制限がついているので、難しい部分もあります。特に、闇属性は対応しておらず、光属性には使い魔がいません。変わったところでは見せた魔法使いをほかのカードのコストにするとオツ。
相性のいいテーマ
相性のいいテーマを見ていきます。
まずは、「霊使い」。ただし、無条件で強いようなカードでもありません。①の条件に合うのは、通常の「霊使い」といわゆる"大人”「霊使い」(「霊使い」という名前はついてない)と「憑依装着」です。基本的には通常の「霊使い」や「憑依装着」で運用することになるでしょうが、やはり単体だと適用条件から大した成果は期待できなそう。「霊使い」と使い魔を交換するカードとしては優秀ですが、「霊使い」において使い魔はそこまで強くないという。これらのことがあるので、ただ強いカードではありません。しかしながら、既存の動きとのかみ合わせ的には悪くありません。「憑依解放」や「憑依覚醒」と並んだ時の盤面の強固さは言わずもがな、「霊使い」をリバースさせる動きともかみ合います。セットした「霊使い」をひっくり返すカードを相手のモンスター効果にチェーンすることで、無効にする効果を選ぶこともできます。(属性が合えば、パクることもできるぞ。)
追記:「ドラグマ」。①は一部対応ですが、これら自身の固さと相まって、強力なシナジーを発揮していると思います。ダブったやつを戻せるのもグッド。まだ、光の使い魔はいませんね。
次は「ウィッチクラフト」。①に対応するのは「ウィッチクラフト・ビットレ」だけですが、リクルートが容易なので、用意するのは簡単。そして、メインフェイズであれば、誘発即時効果なので、相手の効果に合わせて「ウィッチクラフト・ビットレ」をリクルートしてやれば、無効にもできます。②の効果も引いてしまった上級「ウィッチクラフト」を戻しつつできるのはグッド。しかし、枠の問題で厳しそう。
次は「オルターガイスト」。相性自体は悪くありません。「オルターガイスト・シルキタス」は①の条件にあい、テーマ全体が魔法使いなので、②の効果や使い魔の条件にもあっています。ただし、他の汎用カードのほうが強そうに見える。
次は、「シムルグ」。キーカードっぽいのをサーチできる。
次は、「フォーチュンレディ」。②の戻す効果は「フォーチュンレディ・ライティー」のリクルート先確保にも使えます。変わったところでは、レベル5の「フォーチュンレディ・ウォーテリー」とかは守備力1500。ただし、「フューチャー・ヴィジョン」と場所を取り合う。
次は「WW」。ダブったモンスターなどを「ランリュウ」に変換できます。
次に「占い魔女」。ドローが軸になるっぽいので、戻すのは強そう。
最後に「ゴーストリック」。とはいっても「霊使い」とハイブリットにするのが前提ですが。「ゴーストリック・リフォーム」でこのカードを好きなタイミングで発動し相手を妨害したり、「ゴーストリック・パニック」が自分の「霊使い」を表にしたりなど。
そして、少し未来の話をしましょう。光の使い魔が現れた場合、「Em」が強いです。闇の使い魔、もしくはそのステータスのモンスターが現れた場合、「ブラック・マジシャン」でワンチャンある。
まとめ
シナジー的にはかみ合っているものも多いですが、まだ弱いって感じですかね。他のカードも見てみないことには始まらないわけですが。一番欲しいのは、「霊使い」をサポートするカードをサーチするカードなんだよなぁ。
一方で、各属性の「霊使い」については、強力にサポートしてくれるでしょう。
「憑依覚醒ーデーモン・リーパー」
「憑依覚醒―デーモン・リーパー」
地属性・獣族・レベル5・2000/200
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードは自分フィールドの表側表示の、魔法使い族モンスター1体とレベル4以下の地属性モンスター1体を墓地に送り、手札・デッキから特殊召喚できる。②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した時に発動できる。自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選んで効果を無効にして特殊召喚する。③:このカードがフィールドから墓地に送られた場合に発動できる。デッキから「地霊術」カードまたは「憑依」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
一言感想
こういうのが欲しかったの!
単体の性能
まず、①の効果について。「憑依装着」のような条件で場に出すことができます。ただし、少しずつ条件が違っていて、一方が魔法使い族であれば何でもよく、他方が星4以下の地属性である必要があります。デッキから登場する性質を持っている、つまり、デッキ内で効果の適用が可能な珍しいテキストが増えることになりますね。ステータスと①の効果を「憑依装着」と比較すると、効果による出しやすさは、名称を指定しない分こちらの方が楽かと思われますが、こちらはレベルが5なので、手札に引くと厄介ですね。
次に②の効果について。①で失った分のアドを回収するような効果ですね。次の③の効果と合わせると、効果を使った後は、各種素材に使うのが自然でしょうか。
最後に③の効果について。ついに、欲しかったものをもらえましたね。この効果で、スパーキーカード「憑依解放」や「憑依覚醒」をサーチすることができます。しかもこのカード自身は、①の効果により、デッキから出せるので、かなり緩い条件でサーチが効くようになっています。後述の「憑依覚醒―大稲荷火」も同様の効果を持っていますが、こちらは②の効果でほかのモンスターが出てくる分、それらを素材にして、リンク召喚などを行えるので、動きの流れがしっかりとできています。特に、1ターン目にこの動きをやって、「憑依解放」をサーチする動きは重要になるでしょう。「地霊術」もサーチできますが、効果は昔のカードだけあって、ちょっとしょっぱいです。今後、他のカードが出れば変わるかもしれませんが、「地霊術」に関しては、使いづらいでしょう。*2
相性のいいカード
このカードを①の効果で特殊召喚することを考えましょう。特に、このカードは最初に出したいカードなので、まずは初動になるようなカードを見ます。
- 「マスマティシャン」(準制限)。このカード自体が魔法使い・地属性・レベル3という。なので、このカードで他方を用意できるようなカードを落とせば、即座に①の条件を満たすことができます。例えば、「ドットスケ―パ―」、「Em」。
- 「ドットスケ―パ―」。こいつはサイバース族ですが、このカード単体でも、EXデッキ1の消費でつなげることができます。「サクリファイス・アニマ」を使います。
- 「スクラップ・リサイクラー」。こいつは機械族ですが、「ジェット・シンクロン」と「サクリファイス・アニマ」を使えば、①の条件を達成できます。
- 「ライティー・ドライバー」「レフティー・ドライバー」。「ライティー・ドライバー」を「サクリファイス・アニマ」に変換して達成できます。
次に複数の組み合わせで出すことを考えましょう。汎用的なカード+特殊召喚しやすいカードが基本です。
魔法使いで、汎用的なカードは「魔導」がまずは挙げられるでしょう。ほかには「エフェクト・ヴェーラー」など。あとは、「妖精伝姫-シラユキ」や「妖精伝姫―カグヤ」など。(墓地に送る必要があるので、ペンデュラム系は全てNG)
このカードと組み合わせて①の条件を達成するには、地属性の特殊召喚が必要です。「デーモン・イーター」や「天威龍―アーダラ」や「ダイナレスラー・パンクラトプス」など。リンクによる地属性への変換は、「天威」や「リンクスパイダー」が主なものでしょう。すなわち、例えば「天威龍―ヴィシュダ」などや、トークンなど。
地属性で、汎用的なカードは「屋敷わらし」でしょう。また、リバース主体であれば、「サブテラー」「クローラー」も挙げられるかもしれません。
このカードと組み合わせて①の条件を達成するには、魔法使い族の特殊召喚が必要です。前述の「Em」は有用だと思います。他には「ドラグマ」だったり。カード1枚からだと、「ジェスター・コンフィ」か。前述の「サクリファイス・アニマ」の変換を考慮すると、特殊召喚できるレベル1も使えるでしょう。「マジシャンズ・ソウルズ」は、コストを確保できれば、「ジェスター・コンフィ」の上位互換として扱えるでしょう。
実は、「相愛のアンブレカム」が相性が良かったり。(再録してくれーーーーーーー!悟空ーーー!!)
②の効果を考えましょう。基本的には、①の効果と合わせて考えます。つまり、①の効果で、墓地に送ったモンスターを蘇生するのが前提です。
少なくとも、このカード自体が地属性であるため、モンスター2体を用いて、「崔嵬の地霊使いアウス」を出せます。また、蘇生するモンスターが効果モンスターであれば、(何を融合するかは置いておいて)「捕食植物ヴェルテ・アナコンダ」を出せます。蘇生するモンスターがチューナーであれば、「水晶機巧―ハリファイバー」を出すこともできます。上記の中であれば、「天威龍―アーダラ」「エフェクト・ヴェーラー」「屋敷わらし」「相愛のアンブレカム」でしょうか。この場合はシンクロでもよいので、レベル6と8のシンクロを考えるとよいでしょう。特に、「相愛のアンブレカム」で「PSYフレーム・ロードΩ」出す動きは、回収効果による「憑依覚醒」モンスターなどの使いまわしを考えるとかなり相性がいいですね。あとは、「天威龍―アーダラ」であれば、地属性同士で星6ということで、「ナチュル・パルキオン」が出ますね。他には、「マジック・テンペスター」などが面白いかもしれません。
まとめ
結局のところ、レベル5であることがかなり尾を引きます。
考察は初手を主にしましたが、ゲームの中盤でも使いたいような強力な効果です。しかしながら、素引きして割とどうにもならないのはかなりマイナス。
どんな型でも1枚は入れるのが*3良いでしょうが、採用枚数はかなり吟味する必要がある1枚だと思います。
「憑依覚醒―大稲荷火」
「憑依覚醒―大稲荷火」
炎属性・炎族・レベル5・2000/200
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードは自分フィールドの表側表示の、魔法使い族モンスター1体とレベル4以下の炎属性モンスター1体を墓地に送り、手札・デッキから特殊召喚できる。②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した時に発動できる。相手フィールドのモンスター1体を選び、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。③:このカードがフィールドから墓地に送られた場合に発動できる。デッキから「地霊術」カードまたは「憑依」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
一言感想
(「憑依覚醒―デーモン・リーパー」を受けて)ちょっと使いづらい…?
単体の性能
基本的なところは、「憑依覚醒―デーモン・リーパー」と同様です。
異なっているのは、②の効果:元々の攻撃力分のバーンなので、引導火力によい効果だと思います。③の効果も考えると、「憑依解放」や「憑依覚醒」など各種キーパーツなどを持ってくるカードとしては、「憑依覚醒―デーモン・リーパー」の方が優秀でしょう。一方で、直接火力による焼き加減次第では、「火霊術-「紅」」まで入れるのもよいかもしれません。どちらにしても、デッキにいると嬉しいカードですかね。
相性のいいカード
基本的な事項は「憑依覚醒―デーモン・リーパー」とかぶっているのですが、条件が炎属性になっています。
また、こちらは初動で使える必要はないので、汎用性の高いカードのみの考察にしておきます。
「灰流うらら」、「ジェット・シンクロン」。
「神炎の爆発」に対応しています。
まとめ
「憑依覚醒―デーモン・リーパー」に必須性では劣りますが、あるといいかもしれないカードです。同様に、枚数には注意が必要です。
終盤にサッと出して、バーンで決められる点は重要です。
「憑依連携」
「憑依連携」
通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分の手札・墓地から守備力1500の魔法使い族モンスター1体を選び、表側攻撃表示または裏側守備表示で特殊召喚する。自分フィールドのモンスターの属性が2種類以上の場合、さらにフィールドの表側表示カード1枚を選んで破壊できる。②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「憑依」永続魔法・永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドに表側表示で置く。
一言感想
強いけど、使いづらい!
単体の性能
まずは、①の効果から。「霊使い」や「憑依装着」の基本ステータスである守備力1500の魔法使い族を出せます。裏側でも出せる罠なので、「霊使い」のリバース効果の活用にも使いやすいでしょう。追加の効果は、対象を取らない除去なので、狙える状況を積極的に作っていきたいカードではあります。
が、特殊召喚が手札・墓地からなので、それらを用意しておく必要があります。つまり、単体で使いにくいカードになっています。追加の効果をうまく活用したい分、その条件をどうクリアするかがこのカードの採用のポイントだと思います。あと、地味に、表側守備表示で出せないのがネック。基本的に守備力1500の魔法使いは攻撃力が高くないので、追加の効果を狙って攻撃表示で出さざるを得ない状況になると、ちょっとめんどくさい。
次に②の効果。基本的には、除去されてしまった「憑依覚醒」や「憑依解放」などを戻すのが、主な使い方だとは思います。それらの耐性効果も、②の効果でチェーンを組むことで、うまく活用することもできるでしょう。基本的に、除去の的になりやすいカードなので、便利ではありますね。
相性のいいテーマ
「霊使い」に関して。問題は、どうやって「霊使い」を揃えるかに帰着されます。一番良い形は、一度出した「霊使い」を使いまわすことですが、これを達成できるようにするのは結構面倒。追加効果は強力なので、複数入れたいカードではありますが、「霊使い」だけの運用では難しいでしょう。
基本的に守備力1500の魔法使いがそれにあたります。最初の「大霊術―「一輪」」も参照ですが、特にこのカードでは、墓地にあったほうがアドは大きいので、その点に注目します。
- 「青き眼の賢士」。手札から送って使える点が優秀です。ただし、属性条件を満たそうとすると、攻撃力0が立つことになるのは注意。
- 「WW」。サーチ効果の活用までできてしまう。属性をそろえるのは難しいかも。
- 「オルターガイスト」。蘇生だけだと、かぶってる感がありますが、追加効果やほかの「憑依」魔法・罠も考えるなら、よさそうな気はします。
- 「フォーチュンレディ・ウォーテリー」。特殊召喚できる。属性が多い。
- 「ウィッチクラフト」。同じく属性が多い。変身効果とかみ合っている。ただし、罠。
②の効果に関して、相性のいいカードとして、「マジカルシルクハット」を挙げておきます。(「Z-ONE」を使わなくてよくなったよ!)
まとめ
「霊使い」を意識したカードではありますが、「霊使い」ではあまり多く入れられないカードになっています。実は、他のカテゴリに入れたほうが強かったり?
太陽の魔術師エダ
「太陽の魔術師エダ」
地属性・魔法使い・レベル4・1500/1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚・リバースした場合に発動できる。手札・デッキから「太陽の魔術師エダ」以外の守備力1500の魔法使い族モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。②:相手メインフェイズに発動できる。自分フィールドの裏側表示の魔法使い族モンスター1体を選んで表側攻撃表示または裏側守備表示にする。
一言感想
強すぎて草。*4
単体の性能
こいつの使い方は単純です。「霊使い」を呼ぶ。相手ターンに「霊使い」を表にする。以上。
「霊使い」なら引き得なので、3枚いります。それぞれの属性に関しては、ちょっと考える必要があるかも。「ライナ」「ダルク」あたりが入っているなら割といいかもしれない。
相性のいいカード
まず、「大霊術―「一輪」」。「大霊術―「一輪」」を発動して、こいつを召喚したら、手札誘発を受けずに「霊使い」をリクルートでき、相手ターンでも、コントロール奪取と効果無効のプレッシャーをかけることができます。また、手札にきてしまった「霊使い」を戻して、このカードでリクルート、なども可能です。*5
次に、「崔嵬の地霊使いアウス」。こいつはなぜか地属性なので、「崔嵬の地霊使いアウス」の②で持ってこれます。
カテゴリでいうと、「シャドール」。①に対応するモンスターはいませんが、リバースを行える点は強そう。と思ったけど、意味がありそうなのは、「シャドール・ドラゴン」とか「シャドール・ハウンド」くらいですね。
まとめ
今まで、「霊使い」を持ってきたり表にしたり、を細々と策を弄してきましたが、このカードですべて解決します。なぜこれをストラクに入れないのか。これが分からない。
注意としては、召喚とリバースにしか①の効果は対応していないので、「憑依解放」で出しても効果が出ない点でしょうか。②の効果目当てで出してもよいですが、その場合は別に「太陽の魔術師エダ」を戦闘から守ることが必要になります。同じく「憑依連携」で出しても①は誘発しませんが、好きなタイミングで出しやすいので、②の効果を発動させるために、(周りくどいですが)蘇生するのもアリかもしれません。
あとは、「霊使い」を守ることに関しては、このカードは触れないので、そこのケアは同時に必要になるでしょう。
このカードのおかげで、というか元からだったかもしれませんが、各属性の「霊使い」に関しても、他属性の「霊使い」を少量挿しておく余地が出てきました。
「精霊術の使い手」
「精霊術の使い手」
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できない。①:手札を1枚捨てて発動できる。デッキから「霊使い」モンスター、「憑依装着」モンスター、「憑依」魔法・罠カードの内、2枚を選ぶ(同名カードは1枚まで)。その内の1枚を手札に加え、もう1枚をフィールドにセットする。
一言感想
「憑依解放」以来のスーパーパワーカード。
単体の性能
テキストに書いてある通りです。このカード1枚で、「霊使い」+「憑依解放」、「憑依装着」+「憑依覚醒」などの盤面をつくることができます。
相性のいいカード
テキストに上がっているカードです。
まとめ
とにかく強い。
序盤、盤面を安定させるのに使えますし、中盤、除去されたり足りないカードを補うことができ、終盤、「憑依連携」などをセットして詰めを用意できます。いつ引いても使えて、大きな仕事をやってのける、まさしく強いカードです。
基本的には、「霊使い」をセットして「憑依」罠をもってくるか、「憑依覚醒」をセットして「憑依装着」を持ってくるかだと思います。
ゲーム上で打つときは、「灰流うらら」に気を付けましょう。「大霊術―「一輪」」を先に発動しておくなどが有効です。
話に上がりましたが、このカードで「大霊術―「一輪」」をもってこれないのはちょっとマイナス。
あとは、手札1枚のコストの無駄をなくしたいですね。「憑依連携」「デーモン・イーター」だと発動できる効果がありますが、直接的なアドバンテージにはつながりづらいです。「霊使い」カテゴリには、墓地発動のカードはほかにないので、何か別のカードが入っているといいかもしれません。「憑依覚醒―デーモン・イーター」に関連して、「幻想のミセラサウルス」などもいいかもしれません。
あとなんか、速攻魔法なので、相手の行動に合わせて、EPで発動し、対応する「霊使い」をリクルートして合わせる、といったことも考えられます。
デッキ全体のまとめ
「精霊術の使い手」のデッキの全体像が見えてきましたね。
昔「憑依装着」であったようなメタビート的な動きと、「霊使い」を使うコンボ的な変態的な動きに、大きくわけることができるでしょう。また、各属性の「霊使い」も強化されています。
前者に関しては、「憑依覚醒」がサーチできるようになったので、より安定性が増し、固くなった印象を受けますね。
後者に関しては、「霊使い」や「憑依覚醒」モンスター自体の素引きをどう解決するかが問題でしょう。
各属性の「霊使い」も、というか、ここが一番強化されている気がします。
つまり、推しの「霊使い」を決めて、そのデッキを組めってことですね。
あとは、全体的に前々回のストラク「シャドール」が意識されているように感じます。
発売してからの感想ですが、昔のストラクチャーデッキを思い出しますね。入っているカードをみてもらえばわかりますが、これを3個使ったところでまともにデッキは組めません。そんなところまで昔にならなくていいのに。
新規も、炎と地しかないので、偏っている感がありますね。まあ、これに関しては、「私はまだ、あと2回変身を残している…。」的な感じだと思います。
サンプルレシピ
「精霊術の使い手」
基本は以前紹介した「六霊使い」に近いですが、結構変更してます。デッキカテゴリとしては「シャドール霊使い」になると思います。採用してある新規は少ないですが、重要な仕事をします。
初動になるのは「憑依覚醒―デーモン・リーパー」を出すことです。この実現には、「デーモン・イーター」と「幻想のミセラサウルス」がやってくれます。「幻想のミセラサウルス」により、「ダイナレスラー・マーシャルアンペロ」を出すことで地属性の確保になります。また、「ダイナレスラー・マーシャルアンペロ」は星1なので、「サクリファイス・アニマ」への変換によって、魔法使いにもなります。これを利用して、素材を確保します。「憑依覚醒―デーモン・リーパー」を出したら、その効果で墓地のモンスターを吊り上げて、リンク召喚し「崔嵬の地霊使いアウス」につなげます。「憑依覚醒―デーモン・リーパー」の③により、「憑依解放」を加えて、最初の盤面が完成します。この盤面では、「崔嵬の地霊使いアウス」が破壊されると、地属性守備力1500以下のサーチと地属性以外の「霊使い」をリクルートできます。
これを強力に実現するのが、「妖精伝姫―カグヤ」+「幻想のミセラサウルス」や「精霊術の使い手」+「幻想のミセラサウルス」や「マスマティシャン」です。
他にも、各1種類ずつの「霊使い」の再利用法などがギミックとして入っているのですが、それを書くには余白が狭すぎる時間がないので、また別の記事にします。8月ごろになるかな…。(あと、もうちょっとブラッシュアップしたい)
Awakening spirits of NEMESIS
めっちゃ厨二臭い名前ですが、「ネメシス」使ってるとこういう名前にしたくなります。
基本は「ネメシス霊使い」です。新規はほとんどないですが、前述と同様に、「憑依覚醒―デーモン・リーパー」を出すのが初動のとりあえずの目標になります。(こちらではもっと展開しますが)
メインデッキに「霊使い」は入っていませんが、 「憑依覚醒」をサーチできるようになったことで、リンク「霊使い」を出すのが、強くなりました。
以上です。
とりあえず、次の記事は上記レシピの詳細になると思います。そのあとは、一応「ヒータ」デッキや「アウス」デッキの再調整について、になると思います。
単属性の「霊使い」の考察について:
「憑依覚醒」再録おめでとう!!
この記事を観てくださった皆様がより良い
ところで、「憑依覚醒パック」で皆さん何が出ましたか?私は、新規「ウィン」ちゃんが3枚出ました。アピールがすごい。