こんにちは。みらいです。
今回は、「BATTLE OF CHAOS」で強化される「ゴーストリック」のテーマを解説します。
新規カードも取り扱います。「BATTLE OF CHAOS」の新規情報:
カード名は、データベースへのリンクになってます。
新規カードに関しては、記事内リンクになってます。(「ゴーストリック・セイレーン」「ゴーストリック・ショット」「ゴーストリック・フェスティバル」「ゴーストリック・オア・トリート」)
- 「ゴーストリック」とは
- 「ゴーストリック」デッキ
「ゴーストリック」とは
カードの特徴、性質
「ゴーストリック」は、“悪戯好きのおばけ”がいっぱいのテーマです。
なので、「ゴーストリック」モンスターは、「裏側守備表示からリバース」するような相手を驚かすような動きをします。
全体の特徴として、
- 低レベルのモンスター中心で、ステータスは低め。
-
X モンスター主体のテーマ。 - 「裏側守備表示」に関する効果を持っている。
という感じ。全体的に種類も多めで、複数の型が作れそうです。特に、勝ち方に影響するような効果を持つモンスターもいます。
メインデッキの「ゴーストリック」モンスターは、
- 「ゴーストリック」モンスターが自分フィールドに存在する状態でないと表側表示で召喚できず、
- 起動効果で、自身を裏側守備表示にする効果(1ターンに1度)を持っています。(いわゆる“サイクル・リバース”)
なので、基本的に、最初の「ゴーストリック」はセットして、次のターンなどに、オモテにすることで、後続を出すような流れになります。この流れからわかるように、魔法・罠には、自分の裏側表示モンスターを守る効果を持つカードが多く、この流れを最後まで突き通します。
さらに、細かくステータスの性質が決まっており、
- レベル1ランク1は、悪魔族
- レベル2ランク2は、魔法使い族
- レベル3ランク3は、アンデット族
- レベル4ランク4は、天使族
になっています。さらに、効果の役割もそれぞれ特徴があります。それは、おいおい。
他の特徴として、フィールド魔法が多く、3種類存在し、純粋な「ゴーストリック」であれば、その性質をよく理解しておく必要があるでしょう。
共通の効果として、
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、相手プレイヤーに直接攻撃できる。
を持っています。これによって、裏側の「ゴーストリック」を守り、自分のモンスターを並べます。
「ゴーストリック」モンスターは、継続的なアドバンテージ獲得が得意なので、モンスターを維持し手札を増やして戦っていきます。
「ゴーストリック」の戦術
既存の「ゴーストリック」の基本的な流れは、
- 「ゴーストリック」モンスターをセットで出し、フィールド魔法で攻撃から守る。
- 魔法・罠で1をサポートしつつ、相手ターンを耐える。
- 「ゴーストリック」モンスターの効果で、相手モンスターを破壊したり、「ゴーストリック」モンスターをサーチし並べたり、2のための魔法・罠を増やす。
例えば、
- 「ゴーストリック・キョンシー」は、リバース時に特定レベルの「ゴーストリック」をサーチできます。単体だと、レベル1しか加えられませんが、それでも「ゴーストリック・マリー」を手札に加え、戦闘ダメージを受けるとリクルートにつなげることができます。
- 「ゴーストリックの人形」は、リバースしたエンドフェイズに、特定レベルの「ゴーストリック」をリクルートできます。単体だと、レベル1しか特殊召喚できませんが、相手モンスターもいればそれ以上のレベルも期待できます。
- 「ゴーストリック・セイレーン」(新規)は、リバース時に、特定条件を満たせば、デッキから「ゴーストリック」魔法・罠をサーチできます。条件はランダム性を含みますが、純粋な「ゴーストリック」ならそれなりにできそう。
- 「ゴーストリックの駄天使」は、ランク4
X モンスターですが、同名以外の「ゴーストリック」 X モンスターに重ねて X 召喚できます。 X 素材を取り除き、「ゴーストリック」魔法・罠をサーチできます。また、 X 素材にした「ゴーストリック」 X モンスターは*1、墓地へ送られると、墓地から「ゴーストリック」カードを手札に加えることができるので、1度出すだけで、2枚分手札を増やすことができます。
このように、「ゴーストリック」はモンスターを維持し、手札などを増やし戦っていきます。
上記のように全体的にサーチなどの敷居が低く、容易に手札の強化をできる代わりに、1枚1枚が相手に与える影響は少ないなど、大きくアドバンテージを取ることは難しいテーマと言えます。
「ゴーストリック」モンスターを維持するのに、「ゴーストリック」フィールド魔法が良いのは先述の通りですが、他にも、
- 「ゴーストリック・パニック」は、通常罠で、相手モンスターを裏側にできるので、直接、相手の妨害ができます。
- 「ゴーストリック・ナイト」は、「ゴーストリック」モンスターがいるときに、相手の反転召喚を封じます。このカード自体は、裏側にする効果を持っていないので、コンボ前提ですが、サーチは容易なので、揃えやすくはあります。
- 「ゴーストリック・アウト」は、「ゴーストリック」カードと裏側のカードを相手の対象と破壊から守ります。ターン中適用なので、保険的な使い方になります。
という感じ。あとで細かく見ます。
以下、細かくカードを見ていきます。
「ゴーストリック」悪魔族
レベル1ランク1の「ゴーストリック」です。
バトルフェイズで発動できる効果を持つモンスターばかりで、メインデッキの「ゴーストリック」は手札で発動する効果を持っているので、素で引いていれば、奇襲性の高い戦略を展開できます。ただし、手札から捨てたり、特殊召喚しながら発動する効果のため、継続的なアドバンテージ獲得は不得手です。うまく他の効果で循環させる必要があります。また、「ゴーストリック・キョンシー」でサーチしやすい特性を持っており、手札に加えやすい特性があります。攻撃を止められたりもするので、自分の
ただ、受け身な効果になっているので、並べるのは工夫が必要です。
また、手札で発動できる特性上、「ゴーストリック」
具体的に見てきます。
「ゴーストリック・マリー」
闇属性・悪魔族・レベル1・100/1600
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、戦闘またはカードの効果によって自分がダメージを受けた時、このカードを手札から捨てて発動できる。デッキから「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。「ゴーストリック・マリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
- レベル1の「ゴーストリック」です。
- ダメージをトリガーに、手札から捨ててデッキから「ゴーストリック」を裏側で特殊召喚します。
リクルート効果は、必要なタイミングで必要なモンスターを持ってこれるだけでなく、モンスターを並べるのが苦手なこのデッキではかなり重宝します。
また、条件のダメージを受けることも、「ゴーストリック」フィールド魔法の特性から戦闘ダメージを受けやすいため、容易に発動することができます。ただし、受け身の条件になります。一応、自分から攻撃してダメージを受けてもトリガーできるものの、裏側守備表示で出てくる関係上、あんまりメリットはない。どうしても相手が攻撃してこないときはいいかもしれません。
効果を見てわかるように、フィールドに出すことはあんまないです。ただ、手札から捨てやすいので、墓地から特殊召喚する効果とは相性がいいので、その選択肢の一つになります。
例えば、
- リクルート効果で「ゴーストリックの人形」をセットし、何らかの効果(または戦闘など)でリバースさせて、次の返しの準備をする
- 手札に持っているモンスターと同じレベルの「ゴーストリック」をセットすることで、次のターン(生き残れば)、
X モンスターにつなげる。特に、ランク1、3の「ゴーストリック」 X モンスターは墓地へ送られれば、墓地から「ゴーストリック」カードを手札に戻すことができるので、「ゴーストリック・マリー」を戻してループさせる
などできます。
「ゴーストリック・スペクター」
闇属性・悪魔族・レベル1・600/0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、「ゴーストリック」と名のついたモンスターが、相手のカードの効果または相手モンスターの攻撃によって破壊され自分の墓地へ送られた時に発動できる。このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚し、デッキからカードを1枚ドローする。
- レベル1の「ゴーストリック」です。
- 「ゴーストリック」の破壊をトリガーに、手札から裏側で特殊召喚でき、1枚ドローします。
受動的な条件ですが、手札から特殊召喚できるレベル1の「ゴーストリック」です。ドローがおいしい。
ただし、完全に受動的な条件になっていて、自分から攻撃しても効果を使うことはできません。あと、タイミングを逃すことに注意。
「ゴーストリック」フィールド魔法があると、普通の「ゴーストリック」は自身の効果で裏側にできるので、戦闘で破壊されたりしませんが、「ゴーストリック」
1ドローしてるので、例えば、「ゴーストリック・スペクター」をサーチして特殊召喚できれば、サーチがドローに変わることになります。さらに、レベル1の「ゴーストリック」がフィールドに出てるので、これを
例えば、
- 相手の戦闘で「ゴーストリック・キョンシー」がリバースしたとき、たとえそれしか「ゴーストリック」がいないとしても、「ゴーストリック・スペクター」をサーチでき、戦闘破壊をトリガーに特殊召喚まで繋がります。
- 「ゴーストリック・マリー」と同様ですが、特殊召喚した「ゴーストリック・スペクター」と他のレベル1モンスターで「ゴーストリック・デュラハン」を出し、「ゴーストリックの駄天使」を重ね、
X 素材を取り除く効果で、「ゴーストリック・デュラハン」を墓地へ送り、その効果で「ゴーストリック・スペクター」を回収し、「ゴーストリックの駄天使」が破壊されたら、また特殊召喚、ドローなど
「ゴーストリック・フロスト」
闇属性・悪魔族・レベル1・800/100
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。その相手モンスターを裏側守備表示にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。
- レベル1の「ゴーストリック」です。
- 相手の直接攻撃モンスターを裏にしつつ、手札から裏側で特殊召喚できます。
相手モンスターを裏側にしつつ出てくる「ゴーストリック」です。
効果を見てわかる通り、かなり汎用的な効果で、「ゴーストリック」でなくとも使いやすいでしょう。リンクモンスターには効きませんが。
「ゴーストリック」では、「ゴーストリック」フィールド魔法があるので、直接攻撃を受けやすく、
ただ、直接攻撃限定で、「ゴーストリック」
「ゴーストリック・ランタン」
闇属性・悪魔族・レベル1・800/0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、相手モンスターの直接攻撃宣言時、または自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時に発動できる。その攻撃を無効にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。
- レベル1の「ゴーストリック」です。
- 直接攻撃か、「ゴーストリック」の攻撃対象をトリガーに、攻撃を無効にして、手札から裏側で特殊召喚できます。
「ゴーストリック・フロスト」と似た効果ですが、こちらはモンスターを裏側にはできず、攻撃を無効にします。トリガーも、「ゴーストリック」モンスターが攻撃対象になった時でもいいので、こちらの方が発動しやすくなっています。
一見便利そうですが、手札の「ゴーストリック・ランタン」1枚につき1度しか攻撃を止められないので、「ゴーストリック」
「ゴーストリック・デュラハン」
闇属性・悪魔族・エクシーズ・ランク1・1000/0
レベル1モンスター×2
①:このカードの攻撃力は、自分フィールドの「ゴーストリック」カードの数×200アップする。②:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで半分にする。この効果は相手ターンでも発動できる。③:このカードが墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の「ゴーストリック」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
- ランク1エクシーズの「ゴーストリック」です。
- ①は自身のステータスアップの永続効果。
- ②は誘発即時で、モンスターの攻撃力を半分にする効果(
X 素材1)。 - ③は、墓地へ送られた場合の誘発効果で、墓地の「ゴーストリック」カードを手札に加える効果。
「ゴーストリック」
①は、自身も数えるので、単体でも1200の攻撃力があります。また、②の効果で、攻撃力を半分にできるので、単体でも攻撃力2400のモンスターまでなら処理できます。一応、「ゴーストリックの駄天使」がいるので、4000まで処理できます。
「ゴーストリック」において、相手のターンに発動できるモンスター効果は貴重で、相手ターンに表側でおいておく「ゴーストリック」としては、最適でしょう。
戦闘に関する効果なので、レベル1の「ゴーストリック」と相性がよく、場持ちが良くなり、また、こちらの
③は、ランク1、3の「ゴーストリック」
「ゴーストリック」魔法使い族
レベル2ランク2の「ゴーストリック」です。
メインデッキのモンスターは相手モンスターを裏側守備表示にする効果を持っています。
相手の行動の選択肢自体を狭める、“ロック”系の効果が多いのも特徴です。
レベル1の「ゴーストリック」とは異なり、フィールドに出してなんぼですが、特殊召喚しやすいとかは特にない。
ランク2の「ゴーストリック」
あと、実は新規のリンクモンスターも魔法使い。
具体的に見ていきます。
「ゴーストリックの人型」
闇属性・魔法使い族・レベル2・300/1200
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。①:自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。②:このカードがリバースした場合に発動する。このターンのエンドフェイズに、フィールドの表側表示モンスターは全て裏側守備表示になる。その後、この効果で裏側守備表示になったモンスターの数以下のレベルを持つ「ゴーストリック」モンスター1体をデッキから裏側守備表示で特殊召喚できる。
- レベル2の「ゴーストリック」です。
- リバース時の効果で、エンドフェイズに解決しますが、フィールドのモンスターを全て裏側にし、裏側になったモンスターの数以下のレベルの「ゴーストリック」をデッキから裏側で特殊召喚します。
リバース時に発動する効果を持っています。自分で反転召喚しても、相手の攻撃でリバースされても良いでしょう。強制効果です。以降には、強制以外のリバース効果で、タイミングを逃す奴もいるので、注意しましょう。
エンドフェイズに解決する都合上、戦闘で「ゴーストリックの人形」が破壊されてしまっても、エンドフェイズには、相手モンスターを全て裏側守備表示にして、デッキから「ゴーストリック」を裏側で特殊召喚できます。
一番良いのは、このカードを含めて全て裏側にすることですが、自分ターンならともかく、相手ターンでは、メインフェイズ1などに表にしてしまうと、「ゴーストリック」フィールド魔法でも守ることはできません。相手ターンの戦闘後に、リバースさせるのが良いんですが、そうなると、相手の妨害にそれらのリバース手段を使うことができないので、難しい。
また、自分ターンにリバースしたとしても、エンドフェイズに裏側にするため、自分の攻めに利用することはできず、しかも、裏側にしたモンスターをどうにかしなければ、結局、反転召喚できてしまうので、裏側にする効果が活きません。
まあ、普通に戦闘などで表になって効果を使っても強く、蘇生などで再利用する有効な選択肢になります。加えて、「ゴーストリック」
ただし、後述の「ゴーストリックの猫娘」や「ゴーストリック・ナイト」などの「ゴーストリック」モンスターを参照する効果はなくなってしまうため注意。後者であれば、新規の「ゴーストリック・フェスティバル」で解消できます。
「ゴーストリックの妖精」
闇属性・魔法使い族・レベル2・900/1000
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。①:自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。②:このカードがリバースした時、自分の墓地の「ゴーストリック」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドにセットする。そのカードはフィールドから離れた場合に除外される。その後、自分フィールドにセットされているカードの数まで相手フィールドの表側表示モンスターを選んで裏側守備表示にできる。
- レベル2の「ゴーストリック」です。
- リバース時に、墓地の「ゴーストリック」カードをセットします。さらに、自分フィールドのセットされているカードの数まで相手モンスターを裏側にします。
リバース時に発動する効果です。さっきのとは違いすぐに解決し、セットします。モンスターであれば裏側守備表示で、魔法・罠であればセットします。当然、速攻魔法や通常罠はセットされたターンには発動できません。また、モンスターもセットしたターンに反転召喚することはできません。セットしたカードはフィールドから離れた場合に除外されるので、魔法・罠は発動しフィールドに残るもの以外は除外されますが、「ゴーストリック」モンスターは1度反転召喚し、その効果などで裏側にすれば、その影響から逃れることができ、その後リバースして破壊されても墓地へ送られます。また、
ただし、タイミングを逃すので、「ゴーストリック・パニック」で表にする場合には、チェーン1に発動するようにしましょう。
また、「その後」の処理で、相手の表側のモンスターを裏側にできますが、少なくともその前の処理でセットした1枚があるため、1体は裏側にできることになります。単に魔法・罠をセットするだけでも枚数を稼げるため、相手モンスターを全て裏側にするのも容易でしょう。また、対象を取らないため、「ゴーストリック・アルカード」と合わせれば強力な除去手段になります。
「ゴーストリックの猫娘」
闇属性・魔法使い族・レベル2・400/900
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、フィールド上にこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する限り、レベル4以上のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、そのモンスターを裏側守備表示にする。
- レベル2の「ゴーストリック」です。
- 自身以外の「ゴーストリック」がいれば、誘発効果で、レベル4以上のモンスターが出ると、そのモンスターを裏側にします。
「ゴーストリックの猫娘」と他の「ゴーストリック」がいるとき、レベル4以上の召喚・特殊召喚に成功した時に発動する強制効果を持っています。自分・相手関係ないので、「ゴーストリック」が相手フィールドにいても条件を満たし、自分がレベル4以上のモンスターを召喚しても効果が発動します。また、リンクモンスターや
割とハマると辛い系のロック効果ではありますが、条件がきつい。まず、「ゴーストリックの猫娘」自身は表でないと効果を発動できませんし、他に「ゴーストリック」モンスターが必要です。もちろん、戦闘で破壊されるリスクはあるので、ステータスが低いのも弱点。レベル1「ゴーストリック」や「ゴーストリック・アルカード」などで補いたいですね。
あと、単純に反転召喚できてしまうので、召喚したターンはともかく、次のターンなどに何か対策を講じておく必要があるでしょう。例えば、「ゴーストリック・アルカード」で破壊したり、「ゴーストリック・ナイト」で反転召喚を封じたり。
先述のように、「ゴーストリックの人形」のような、自分フィールドも含めて全て裏側にしてしまう効果とは相性が悪く、自分のモンスターを表にできるカードと一緒に使う必要があります。逆に、「ゴーストリック・パニック」などがあれば(そして安定してサーチできるならば)、それらとも一緒に使えるでしょう。
「ゴーストリックの魔女」
闇属性・魔法使い族・レベル2・1200/200
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを裏側守備表示にする。
- レベル2の「ゴーストリック」です。
- 起動効果で、相手モンスターを裏側にできます。
シンプルな効果で使いやすいですが、召喚するのに「ゴーストリック」の制約があるので、汎用的とまではいかないでしょう。
能動的に仕掛けていける「ゴーストリック」は少ないし、維持できれば毎ターン、裏側にする効果を使用できます。
相手モンスターを裏側にして「ゴーストリック・アルカード」で破壊するのが理想ですが、こちらはレベルが2で素材にはできない。
「ゴーストリックの雪女」
闇属性・魔法使い族・レベル2・1000/800
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを破壊したモンスターは裏側守備表示になり、表示形式を変更できない。
- レベル2の「ゴーストリック」です。
- 自身を戦闘で倒したモンスターを裏側にし、表示形式を変更できなくします。
戦闘で破壊した相手を氷漬けにする効果を持っています。
一応、相手にわかるようにセットすれば、警戒させることはできますが、他のモンスターで攻撃されると意味がない。
自分から攻撃しても良いですが、1体モンスターを失って相手モンスターを封印しているので、あんまりおいしくない。頑張れ。
「ゴーストリック・サキュバス」
闇属性・魔法使い族・エクシーズ・ランク2・1400/1200
レベル2モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの攻撃力の合計以下の攻撃力を持つ、フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊し、自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する限り、そのモンスターカードゾーンは使用できない。また、自分フィールド上にこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合、相手はこのカードを攻撃対象にできない。
- ランク2の「ゴーストリック」
X モンスターです。 - モンスターの破壊とそのゾーンを使用不可にする起動効果(1ターンに1度、
X 素材1)を持っています。 - また、自身以外の「ゴーストリック」しか攻撃対象にできない永続効果を持っています。
モンスターゾーンの使用不可効果の条件は、自身以外の「ゴーストリック」モンスターがいればいいので、維持は比較的楽です。ただし、1度いなくなると、復活したりはしない。
このカードは、他の「ゴーストリック」
このカードは、「ゴーストリック」にしては珍しく裏側に関する効果ではなく、単純な破壊とモンスターゾーンの封殺なので、他とは違った活躍をします。
例えば、リンクモンスターは裏側守備表示にならないので、裏側にして「ゴーストリック・アルカード」で破壊するなどの戦法をとれませんが、「ゴーストリック」を並べて総攻撃力を上げることで、直接破壊することができます。それだけでなく、
このように、「ゴーストリック」が苦手なリンクモンスターの対策にもなるわけですね。
「ゴーストリック」アンデット族
レベル3ランク3の「ゴーストリック」です。
比較的ステータスが高く、相手にダメージを与えてゲームを終わらせるような役割になると思います。
他にも、アドバンテージをとったり、デッキの勝ち方自体に関わる効果を持ってるやつもおり、バラエティに富んだモンスターがいます。
「ゴーストリック・キョンシー」
闇属性・アンデット族・レベル3・400/1800
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、このカードがリバースした時、自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数以下のレベルを持つ、「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。「ゴーストリック・キョンシー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
- レベル3の「ゴーストリック」です。
- リバース時に、自分フィールドの「ゴーストリック」モンスターの数以下のレベルを持つ「ゴーストリック」モンスターをデッキから手札に加えることができます。
リバース時に、「ゴーストリック」サーチをしますが、自分フィールドの「ゴーストリック」数に依存します。このカード自体も数えるので、(効果処理時に残っていれば)少なくともレベル1は加えることができます。上述のように、このカードが戦闘で破壊されてしまう場合でも「ゴーストリック・スペクター」を加えることで、特殊召喚とドローにつながります。
ただし、タイミングを逃すので、「ゴーストリック・パニック」で表にする場合には、チェーン1に発動するようにしましょう。
自分ターンにリバースする場合は、最後に反転召喚することで、サーチの対象を広げることができますが、フィールドがこのカード1枚のみの場合に手札に「ゴーストリック」を持っていたとしても、先にこのカードを表にしないと召喚できないため、単体だとやはりレベル1の「ゴーストリック」しか加えられません。(新規でこの状況は変わったか!?)
相手ターンにリバースする場合、攻撃でリバースするのであれば、複数体の「ゴーストリック」を用意するのは難しく、レベル1をサーチすることになると思います。罠でリバースするのであれば、「ゴーストリック・パニック」は複数体を表にできるので、サーチの幅を広げることができます。ただし追撃を受けやすい点には注意。
単純に維持できれば、毎ターンサーチができます。お互いのターンにリバースさせることができれば、かなりのサーチができます。ただ、それにも手札を使うのであれば、消費とサーチの枚数が釣り合うので、ちょっと難しい。「ゴーストリック・ロールシフト」であれば、消費なくリバースできるので、良いかも。逆に、効果破壊の危険が高まりますが。
「ゴーストリック・シュタイン」
闇属性・アンデット族・レベル3・1600/0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、デッキから「ゴーストリック」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。「ゴーストリック・シュタイン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
- レベル3の「ゴーストリック」です。
- 自身が戦闘ダメージを与えると、デッキから「ゴーストリック」魔法・罠を手札に加えることができます。
条件は厳しめですが、消費なくサーチを行えます。維持すればアドバンテージを稼ぎ続けられます。ただ、自分ターンにダメージを与えることが基本になるため、爆発的に手札が増えたりはしません。
戦闘ダメージを与える条件ですが、「ゴーストリック」フィールド魔法があれば、相手モンスターを全て裏側にすれば、直接攻撃できるようになります。「ゴーストリックの人形」などで全て裏側にしてしまえば、直接攻撃できるようになります。特に、「ゴーストリックの人形」で3体以上裏にすれば、「ゴーストリック・シュタイン」を特殊召喚した上で、直接攻撃のお膳立てができます。
リンクモンスターなどは、「ゴーストリック・デュラハン」や「ゴーストリック・サキュバス」と並べて突破しましょう。また、新規の「ゴーストリック・フェスティバル」も有効です。
後、結構攻撃力が高い。
「ゴーストリック・マミー」
闇属性・アンデット族・レベル3・1500/0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を召喚できる。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分は闇属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
- レベル3の「ゴーストリック」です。
- 「ゴーストリック」の召喚を、追加でできるようにします。
フィールドにいれば「ゴーストリック」の追加召喚ができます。「ゴーストリック」はモンスターを並べるのが得意ではないため、ありがたい効果ですが、このカード自身を出すのが若干苦労します。直接デッキから特殊召喚してもいいですが、そこまでして手札から横にモンスターを展開する場合は少ないと思います。
闇属性以外の制約は、自身がいる限りなので、
「ゴーストリック・ワーウルフ」
闇属性・アンデット族・レベル3・1400/1500
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、このカードがリバースした時、フィールド上にセットされたカードの数×100ポイントダメージを相手ライフに与える。「ゴーストリック・ワーウルフ」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
- レベル3の「ゴーストリック」です。
- リバース時に、セットカード1枚につき100ダメージを与えます。
リバース時に直接ダメージを与えます。他とは違い、枚数的アドバンテージを得る効果ではなく、ゲームを早く終わらせる効果になります。自身のステータスもあるので、戦闘と合わせてダメージを加速させます。
「ゴーストリック・イエティ」
闇属性・アンデット族・レベル3・300/2000
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。①:自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。②:このカードがリバースした時、フィールドの「ゴーストリック」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターはこのターン戦闘・効果では破壊されない。
- レベル3の「ゴーストリック」です。
- 「ゴーストリック」モンスターを戦闘・効果の破壊から守ります。ただし、自身が戦闘で破壊される場合には、自身を対象にすることはできません。
リバース時に、「ゴーストリック」モンスターを守る効果を適用しますが、絶妙に使いづらい。
「ゴーストリック」
「ゴーストリック・グール」
闇属性・アンデット族・レベル3・1100/1200
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。①:自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示にする(1ターンに1度のみ)。②:自分メインフェイズ1に1度、自分フィールドの「ゴーストリック」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は次の相手ターンの終了時まで、フィールドの「ゴーストリック」モンスターの元々の攻撃力を合計した数値になり、このターン対象のモンスター以外のモンスターは攻撃できない。
- レベル3の「ゴーストリック」です。
- 「ゴーストリック」の元々の攻撃力を1体の「ゴーストリック」モンスターに合計します。対象の1体以外は攻撃できなくなります。
攻撃力を集約する効果ですが、戦闘ダメージでは良くてトントンです。破壊するだけなら「ゴーストリック・サキュバス」でも良いため、使う場面は少ないですが、1ターンのうちに2度破壊したい場面はあるかもしれません。
「ゴーストリック・スケルトン」
闇属性・アンデット族・レベル3・1200/1100
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。また、このカードがリバースした時、自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数まで、相手のデッキの上からカードを裏側表示で除外する。「ゴーストリック・スケルトン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
- レベル3の「ゴーストリック」です。
- リバース時に、自分の「ゴーストリック」モンスターの数まで、相手のデッキの上から裏側で除外します。
このカードは他とは異なり、デッキ破壊を狙います。勝利の仕方自体が変わりデッキ構築が根本から変わるでしょう。
ダメージとは関係のない効果なので、「ゴーストリック・パレード」と相性が良いです。
「ゴーストリック・アルカード」
闇属性・アンデット族・エクシーズ・ランク3・1800/1600
レベル3モンスター×2
相手はこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたモンスター及び裏側守備表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。「ゴーストリック・アルカード」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。また、このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地からこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える事ができる。
- ランク3の「ゴーストリック」です。
- 「ゴーストリック」や他の裏側のモンスターを相手の攻撃対象から外します。
- セットカードを破壊します。(
X 素材1) - 墓地へ送られると墓地から「ゴーストリック」カードを手札に戻します。
「ゴーストリック」
他の「ゴーストリック」を戦闘から守るような効果を持っています。ただ、自身はステータスがそこまで高くないので、このカード自体を守る必要はあるでしょう。
相手のセットカードを破壊できます。魔法・罠も破壊でき、レベル3×2体で出せるため、汎用的に使えます。
「ゴーストリック」では、他の効果でセットした相手モンスターを破壊し、直接アドバンテージを得ます。ただ、「ゴーストリック」だけだとランク3は作りづらさがあるので、工夫する必要はあるでしょう。
③は、ランク1、3の「ゴーストリック」
「ゴーストリック」天使族
数は少ないですが、超強力な効果を持っています。新規よってレベル4の「ゴーストリック」が出てきます。
特に、「ゴーストリック」魔法・罠をサーチする効果を持っており、「ゴーストリック」ではキーカードになるでしょう。
「ゴーストリックの駄天使」
闇属性・天使族・エクシーズ・ランク4・2000/2500
レベル4モンスター×2
このカードは「ゴーストリックの駄天使」以外の自分フィールドの「ゴーストリック」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。また、このカードが持っているX素材の数が10になった時、自分はデュエルに勝利する。①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「ゴーストリック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。手札の「ゴーストリック」カード1枚をこのカードの下に重ねてX素材にする。
- ランク4の「ゴーストリック」です。
- 「ゴーストリック」
X モンスターに重ねて X 召喚できます。 - 勝利条件があります。
- ①は、起動効果で、デッキから「ゴーストリック」魔法・罠を手札に加えることができます。(
X 素材1) - ②は、起動効果で、手札の「ゴーストリック」を
X 素材にできます。
「ゴーストリック」
ランク4のモンスターですが、「ゴーストリック」
他の同様の、
勝利条件と②の効果は合わせて、一つのデッキの方向性を示しています。相手を封殺して
基本は①で、「ゴーストリック」魔法・罠をサーチすることになるでしょう。出しやすい条件でもあり、キーカードになってます。できるだけ維持して、毎ターン効果を使いたいですが、守りづらいのも事実。逆に考えるんだ。破壊させちゃってもいいさ、と…。効果の関係上、蘇生しても効果は使えます。
実は、このカード単体からサーチして使える「ゴーストリック」魔法・罠は少なく、やはり他の「ゴーストリック」と並べて使うことになるでしょう。
「ゴーストリック・ブレイク」なら、「ゴーストリックの駄天使」を破壊されても、立て直すことができるでしょう。特に、「ゴーストリック・デュラハン」「ゴーストリック・アルカード」を蘇生し、残すことができれば、「ゴーストリックの駄天使」をさらに重ねることができます。これで、「ゴーストリック」カードの回収と「ゴーストリック」魔法・罠のサーチを再度することができます。
新規の「ゴーストリック・ショット」とは超絶なコンボをします。詳細は、「ゴーストリック・ショット」にて。
「ゴーストリック」フィールド魔法
まずは、「ゴーストリック」フィールド魔法から。
先述のように、共通で裏側表示モンスターが攻撃対象にならなくなります。お互いに適用されるため、自分のモンスターを守ったり、相手モンスターを全て裏側にして直接攻撃できるようにしたりできます。
「ゴーストリック」フィールド魔法は専用のサポートカード「ゴーストリック・リフォーム」や、「ゴーストリックの駄天使」でサーチできるため扱いやすく、「ゴーストリック」では優先度が高めのカードです。
それぞれ見ていきます。
「ゴーストリック・パレード」
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、相手プレイヤーに直接攻撃できる。また、相手モンスターの直接攻撃宣言時、自分のデッキから「ゴーストリック」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。このカードがフィールド上に存在する限り、相手プレイヤーが受ける全てのダメージは0になる。
- 「ゴーストリック」フィールド魔法です。
- 相手の直接攻撃宣言時に、デッキから「ゴーストリック」カードを手札に加えることができます。
- このカードがフィールドに存在する限り、相手が受ける全てのダメージは0になります。
きつめのデメリットの代わりに、強力なサーチが付いているフィールド魔法です。
サーチ効果は直接攻撃のたびに発動できるため、1ターンに複数枚のサーチも可能です。ただし、
また、相手が全く攻撃してこなくなる可能性があるため、サーチできないこともあります。相手からすればワンショットキルをすればいい場合もあります。
また、直接攻撃宣言時に発動しサーチする都合上、それにチェーンして攻撃を無効にしても良いものの、「ゴーストリック・ランタン」などをサーチしてその攻撃を無効にすることはできないことに注意。次の攻撃を止めましょう。
また、相手のダメージを0にしてしまうデメリット効果があるので、相手の
「ゴーストリック・ハウス」
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、相手プレイヤーに直接攻撃できる。また、このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのプレイヤーが受ける効果ダメージ及び、「ゴーストリック」と名のついたモンスター以外のモンスターがプレイヤーに与える戦闘ダメージは半分になる。
- 「ゴーストリック」フィールド魔法です。
- 効果ダメージと「ゴーストリック」以外の戦闘ダメージを半分にします。
直接フィールドに干渉するのでなく、
常に貼り続けていれば、
自分のモンスターも「ゴーストリック」以外のダメージは半分になってしまうため、純粋な「ゴーストリック」であったとしても、
「ゴーストリック・ミュージアム」
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、「ゴーストリック」と名のついたモンスター以外の自分フィールド上のモンスターは攻撃できず、お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、相手プレイヤーに直接攻撃できる。また、プレイヤーに戦闘ダメージを与えたモンスターは、ダメージステップ終了時に裏側守備表示になる。
- 「ゴーストリック」フィールド魔法です。
- 自分は「ゴーストリック」以外で攻撃できなくなります。
- ダメージを与えたモンスターをダメージステップ終了時に裏側にします。
こちらも割とプレーンなフィールド魔法。
相手モンスターを自動で裏にしてくれる効果ですが、相手も当然警戒するので、下手に攻撃はしてこないでしょう。ともすれば除去される可能性すらあるので、相手に警戒させて
制約として、「ゴーストリック」以外が攻撃できなくなります。他の「ゴーストリック」フィールド魔法と比較して、「ゴーストリック・ハウス」より厳しい制約です。
自分モンスターも裏側にできるため、効果が無効になった「ゴーストリック」や
また、自分から攻撃してもいいため、自爆攻撃で相手モンスターを裏にして、自分の本命の攻撃を通すこともできます。
「ゴーストリック」罠
「ゴーストリック」罠は、「ゴーストリック」モンスターがいることへの依存度が高いですが、強力で、相手の妨害などを行います。共通効果などはありませんが、裏側守表示に関する効果を持っています。
ただ、相手を止めるカードの種類が少ないため、実際のデュエルではどれだけ相手の行動を認めるかも重要になってきます。
「ゴーストリック・パニック」
通常罠
自分フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスターを任意の数だけ選択して発動できる。選択したモンスターを表側守備表示にし、その中の「ゴーストリック」と名のついたモンスターの数まで、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを選んで裏側守備表示にする。
- 自分の裏側守備表示のモンスターを好きなだけ対象にして、それらを全て表守備にし、「ゴーストリック」の数だけ、相手モンスターを裏側にします。
自分モンスターを表にし、相手モンスターを裏にするカードです。
表にする自分モンスターはなんでもいいため、いろいろなリバースデッキに使えます。
「ゴーストリック」を表にすれば、その分だけ相手モンスターを裏にできますが、裏にする相手モンスターは対象を取らないため、強力な妨害になります。ただし、裏にしたモンスターがそのターン中に出たモンスターでなかったりすると、普通に反転召喚できてしまうので、注意が必要です。バトルフェイズに使えると良いでしょう。
「ゴーストリック」では、このカードを常に持っておくことが重要で、相手の妨害の要になります。幸い、サーチや回収は容易なので、積極的に加えておきましょう。ただ、複数枚あってもタイミングをずらせるようになるだけなので、2枚目を手札に加える優先度はそこまで高くありません。
また、リバースしたモンスターが自分の「ゴーストリック」モンスターの数を参照するような効果であれば、一気にリバースした方がいいでしょう。例えば、
- 「ゴーストリック・キョンシー」と複数体の「ゴーストリック」が裏側でいれば、「ゴーストリック・パニック」で全て表にして、いろんな「ゴーストリック」モンスターをサーチできるようになります。
また、相手ターンに能動的に自分モンスターをリバースできるので、「ゴーストリック・キョンシー」や「ゴーストリックの人形」を相手ターンに使うことができます。ただ、その場合は、妨害に使ってしまうと、表になった「ゴーストリック」を守るのにフィールド魔法が効かなくなるため、他の手段が必要です。
また、タイミングを逃すことがあることに注意しましょう。
「ゴーストリック・リフォーム」
通常罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの「ゴーストリック」フィールド魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。その後、手札・デッキからフィールド魔法カード1枚を発動できる。②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「ゴーストリック」Xモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターとカード名が異なる「ゴーストリック」Xモンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
- ①:自場の「ゴーストリック」フィールド魔法を手札に戻し、手札・デッキからフィールド魔法を発動します。
- ②:墓地から除外して、自分の「ゴーストリック」
X モンスターを、カード名の異なる「ゴーストリック」 X モンスターに重ねて X 召喚扱いで特殊召喚します。
フィールド魔法のサーチと、「ゴーストリック」の
持ってくるフィールド魔法はなんでもいいため、汎用的なフィールド魔法サーチとしても使えます。発動するので、「発動時の効果処理として、〜〜」は使えませんが。また、元となる「ゴーストリック」フィールド魔法と合わせて2枚のカードを必要としています。
「ゴーストリック」では、「ゴーストリック」フィールド魔法の張替えに使えるでしょう。例えば、
- 「ゴーストリック・パレード」で相手の直接攻撃宣言時に、サーチしつつ、処理後に「ゴーストリック・ミュージアム」に張替え、そのモンスターを裏にするなど。
他のロック系のフィールド魔法を試しても良いでしょう。「魔鐘洞」は禁止になってしまいましたが。まあ、「ゴーストリック」とあんま相性良くないし。例えばですが、
- 「アンデットワールド」で、種族メタしつつ、アドバンス召喚を封じる。
- 「召喚制限-エクストラネット」で、
EX デッキからの特殊召喚を牽制しつつ、自分ターンでは、手札に戻したフィールド魔法を上書きする。 - 「チキンレース」でダメージ回避。
- 「フューチャー・ヴィジョン」で、召喚を封じる。自分はセットでモンスターを並べる。
という感じ。
②の効果は、誘発即時の
例えば、相手の対象を取る効果からエスケープしたりできます。
カード名の異なる「ゴーストリック」
また、「ゴーストリックの駄天使」のサーチを加速させることも可能で、「ゴーストリック・リフォーム」が墓地にある状態ならば、例えば、
という風にでき、この「ゴーストリックの駄天使」が出るたびに、「ゴーストリック」魔法・罠のサーチができます。
また、「ゴーストリック」単体では出しにくい「ゴーストリック・サキュバス」を出すことも可能で、リンクモンスターへの対策にもなります。
また、バトルフェイズ中に使うことで、追撃できます。
「ゴーストリック・ブレイク」
通常罠
①:自分フィールドの「ゴーストリック」モンスター1体が戦闘または相手の効果で破壊され自分の墓地へ送られた時、破壊されたそのモンスターとカード名が異なる、自分の墓地の「ゴーストリック」モンスター2体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示で特殊召喚する。
- 「ゴーストリック」1体が破壊されると、「ゴーストリック」2体を墓地から裏側で特殊召喚します。
受動的ですが、「ゴーストリック」を並べることができます。枚数的には、破壊された「ゴーストリック」とこのカード自体で釣り合っているのですが、一気に並ぶことが重要です。
「ゴーストリック」フィールド魔法があると裏側のモンスターは攻撃対象にならないので、表で残った「ゴーストリック」の戦闘破壊をトリガーにすることになるでしょう。例えば、「ゴーストリック・パニック」で表になって残った「ゴーストリック」や「ゴーストリック」
また、自分で攻撃しても良いですが、守備表示で蘇生されるため、追撃はできません。
「ゴーストリック・アウト」
通常罠
手札の「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を相手に見せて発動できる。このターン、自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたカード及び裏側守備表示で存在するモンスターはカードの効果の対象にならず、カードの効果では破壊されない。
- 手札の「ゴーストリック」を見せて、自分フィールドの「ゴーストリック」カードと裏側守備表示モンスターが、効果の対象にならず、効果で破壊されなくなります。
「ゴーストリック」カードや裏側守備表示のカードを効果から守ります。
ただ、無効にするわけではなく、ターン中の耐性を与える効果なので、先に発動しておくのが基本になります。特に、効果破壊はともかく、効果の対象に関しては、「ゴーストリック」などを対象に取るその効果にチェーンしても意味がなく、先に発動しておく必要があります。
もしくは、「激流葬」などの一掃破壊に巻き込んでチェーンして自分モンスターを守るなど。まあそれならば「つり天井」でもいいですけどね。一応、表を守れることが違います。
「ゴーストリック・ナイト」
永続罠
フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する限り、相手フィールド上のモンスターは反転召喚できない。また、このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時に発動する。このターン相手は攻撃宣言できない。
- 「ゴーストリック」モンスターがいる限り、相手の反転召喚を封じます。
- 相手によって破壊され墓地へ送られると、そのターンの相手の攻撃宣言を封じます。
相手を封じるカードです。ただし、単体では何もしないため、他のサポートが必要です。
きちんと揃えてやれば、相手がどんどん動けなくなっていきます。ただし、このカード自体に耐性がないため、「ゴーストリック・アウト」などで守る必要はあるでしょう。もちろん、保険の効果としてそのターンの相手の攻撃を封じますが、1度表にできてしまうので、そこから展開した相手のモンスターを再び裏にするのは難しいでしょう。
「ゴーストリックの人形」を使うならば、タイミングに注意する必要があるでしょう。自分ターンに発動すると、自分のモンスターが全て裏の状態で相手にターンを返すことになるため、他に自分のモンスターを表にする手段が必要になります。相手ターンに発動するには、他の効果や戦闘させる必要がありますが、相手エンドフェイズに裏になるのは、次の自分のターンで表の「ゴーストリック」を出せるため、結局あまり問題になりません。よって、「ゴーストリック・パニック」などの相手ターンに表にできるカードと併用するのが基本になるでしょう。
「ゴーストリック・ロールシフト」
永続罠
1ターンに1度、バトルフェイズ中に以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を選択して裏側守備表示にし、相手フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選んで表側攻撃表示にする。
●自分フィールド上に裏側守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、それが「ゴーストリック」と名のついたモンスターだった場合、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選んで裏側守備表示にする。
- バトルフェイズに2つの効果のいずれかを発動できます。
- 「ゴーストリック」を裏側にし、相手の裏側のモンスターを攻撃表示にする。
- 自分の裏側モンスターを攻撃表示にし、「ゴーストリック」ならば、相手の表のモンスターを裏側にする。
「ゴーストリック」の裏表を操る効果ですが、対応する表示形式の相手モンスターも必要でバトルフェイズ限定なので、ちょっと使いづらい。特に前者は、相手バトルフェイズならば、裏になっているモンスターは、そのターンに裏になったモンスターや「ゴーストリック・ナイト」で表にできないモンスターでしょうが、それを表にしてしまうリスクやそもそもいない可能性を考えると難しい。得られるリターンは、「ゴーストリック」フィールド魔法で守ることくらいですしね。自分ターンでも似た感じです。
後者の効果は本命で、単純に相手バトルフェイズに相手モンスターを裏にできます。これで攻撃を封じることができますが、自分モンスターを表側攻撃表示にしてしまうため、他に攻撃できるモンスターがいれば、破壊される可能性が高いです。ダメージも受けます。もちろんフィールド魔法がある状態なら攻撃力でダメージクッションすることもできますが。受ける覚悟で表にする必要がありますね。
自分バトルフェイズならば、そこまでリスクなく相手モンスターを裏にできます。ただ、「ゴーストリック・キョンシー」などのサーチ効果であれば、普通にリバースして使いたいため、1度リバースして裏にして、再びバトルフェイズに「ゴーストリック・ロールシフト」で表にするなどの工夫が必要でしょう。この場合は、サーチはどちらかのタイミングになります。後、タイミングを逃すことに注意しましょう。
また、裏にする「ゴーストリック」や表にする裏側のモンスターは対象に取ります。
新規カードでできること
先に個人的な評価を出しときます。
- 「ゴーストリック・セイレーン」:うまく現代に調整された「ゴーストリック」。
- 「ゴーストリック・ショット」:強すぎ。
- 「ゴーストリック・フェスティバル」:強いけど、早くはない。
- 「ゴーストリック・オア・トリート」:よく調整されてると思います。
まずは、新規カードをおさらいしましょう。
「ゴーストリック・セイレーン」
闇属性・天使族・レベル4・800/1500
自分フィールドに「ゴーストリック」モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
①:このカードが召喚・リバースした場合に発動する。自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。その中に「ゴーストリック」カードがあった場合、さらに以下の効果から1つを選んで適用できる。
●デッキから「ゴーストリック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
●相手フィールドの効果モンスター1体を選んで裏側守備表示する。
②:自分メインフェイズに発動できる。このカードを裏側守備表示する(1ターンに1度のみ)。
- レベル4の天使の「ゴーストリック」です。
- 召喚・リバース時に、デッキの上から2枚を墓地へ送り、その中に「ゴーストリック」カードがあれば、追加効果があります。
- 追加1:デッキから「ゴーストリック」魔法・罠を手札に加える。
- 追加2:相手の効果モンスターを裏側にする。
「ゴーストリック」ですが、現代らしく、召喚とリバース時にタイミングが増えています。これで、先にこのカードを裏側でセットしておくか、他の「ゴーストリック」をセットし表にしてからこのカードを召喚するかという選択ができるようになります。現代らしく、タイミングを逃さない効果です。ただし強制。
発動する効果は、ランダム性はありますが、「ゴーストリック」魔法・罠サーチか相手モンスターを裏側にする効果です。どちらも使いやすく、毎ターンリバースして発動できれば、強力です。
ただ、デッキの上から2枚しか判定しないので、まあ成功するでしょうが、結構失敗もあるような確率になると思います。特に、意識して構築する必要も出てくるでしょう。
このカードの特徴は、1ターンに何度も効果を使えることでしょう。リバースや召喚のたびに効果を使うことができます。特に、召喚したターンでも、召喚し効果を発動した後、自身の効果で裏側にまではできるので、他の効果で、表にすれば、効果を使うことができます。そこからさらに、自身の効果に裏にすることはできるため、表にするカードがあれば、それだけ効果を発動することができます。特に、「ゴーストリック・ショット」とは相性がよく、墓地へ送ったモンスターを蘇生しつつ、「ゴーストリック・セイレーン」を表にすることができるかもしれません。
また、デッキから墓地へ送る事ができるので、「ゴーストリック・デュラハン」などで回収するカードのバリエーションを増やしたり、「ゴーストリック・ブレイク」の蘇生対象を増やしたり、後述の「ゴーストリック・ショット」の対象を増やすなどできますが、サーチしたい魔法・罠が墓地へ送られてしまう可能性もあり、ちょっとリスクがあります。一応墓地へ送られる枚数も少ないので、回収が間に合いそうではありますが。
また、レベル4なので、
「ゴーストリック・フェスティバル」
闇属性・魔法使い族・リンク1・0
リンクモンスター以外の「ゴーストリック」モンスター1体
このカードをリンク召喚する場合、自分フィールドの裏側表示「ゴーストリック」モンスターをリンク素材にできる。このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドゾーンに「ゴーストリック」カードが存在する限り、自分の「ゴーストリック」モンスターは直接攻撃できる。
②:相手モンスターの攻撃宣言時に、このカードをリリースして発動できる。デッキから「ゴーストリック」モンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
- 「ゴーストリック」のリンクモンスターです。
- 裏側の「ゴーストリック」もリンク素材にできます。
- ①:「ゴーストリック」フィールド魔法があれば、「ゴーストリック」が直接攻撃できます。
- ②:相手の攻撃宣言時に、自身をリリースして、デッキから「ゴーストリック」を裏側で特殊召喚します。
「ゴーストリック」1体でリンク召喚でき、裏側の「ゴーストリック」もリンク素材にできるため、「ゴーストリック」の制約があっても、最初のターンでもリンク召喚できます。
①は、「ゴーストリック」が直接攻撃できるようになる効果ですが、「ゴーストリック」フィールド魔法が必要です。一応相手でもOK。「ゴーストリック」フィールド魔法の共通の効果で、相手モンスターが全て裏の場合に直接攻撃できるので、実質相手に表のモンスターが残っている場合でも、直接攻撃できる効果になります。相手フィールドに裏にできなかったモンスターが残ってしまった場合でしょうか。自身は攻撃力が0なので、ダメージは期待できない。
リンクモンスターの性質上、裏側守備表示になりませんが、②の効果があるので、タダでやられることはありません。「ゴーストリック」フィールド魔法があれば、特殊召喚したモンスターが戦闘で倒されることはないでしょう。逆に、裏側守備表示にならないため、「ゴーストリックの人形」などで全てのモンスターが裏側になってしまう場合でもこのカードは表で残ります。
ただ、自身のスタータスが攻撃力0という感じなので、戦闘すれば、真っ先に攻撃対象になりかねません。その場合は、②を使うことになるでしょう。
どのような場合にこのカードをリンク召喚するのが良いのでしょうか。
- 1ターン目:最初の自分ターンに「ゴーストリック・フェスティバル」をリンク召喚する場合、そのターン中に使える効果はありません。つまり、次の相手ターンの攻撃に対し、リクルート効果を使うことになるでしょう。カードの動きだけ見れば、手札の任意の「ゴーストリック」が、デッキの好きな「ゴーストリック」に変わったことになります。「ゴーストリック」フィールド魔法がある場合、特殊召喚した「ゴーストリック」は維持されますが、そのターンにリバースするには別の手段が必要になります。「ゴーストリック・キョンシー」などをリクルートし継続的にアドバンテージを取るか、もしくは、「ゴーストリック」フィールド魔法がなければ、あるいは、あえて発動しなければ、「ゴーストリックの人形」や「ゴーストリックの雪女」をリクルートし、牽制かリバース時の効果などを使うことができます。さらにその次のターンに盤面を返せる手札かどうかあたりが判断基準になりそうです。
- 3ターン目以降:一見、「ゴーストリック・フェスティバル」は表の「ゴーストリック」を確保するためにも出せるモンスターのように見えますが、そんな場面はあんまりないでしょう*2。3ターン目以降の自分ターンであれば、スロースターターの「ゴーストリック」でも、攻撃し始めるタイミングですが、その場合に①目当てに出すのはどうでしょうか。自分の打点がなく、他に攻める効果はないので、ダメージを与えるモンスターや維持してアドバンテージを取りたいモンスターは使いづらいです。リンク素材として使いやすいのは、やはりレベル1の「ゴーストリック」でしょう。ステータスも大してなく、フィールドでの効果もほぼありません。これを見越して、1ターン目や2ターン目で、レベル1の「ゴーストリック」を出せると良いでしょう。ただ、①の効果に頼って相手の表のモンスターを残すと、当然次のターン以降に対処を先送りにしているだけなので、厄介な効果であれば、できるだけ早く処理したいですね。
- 「ゴーストリック・パニック」で奇襲を仕掛ける:②の効果は相手プレイヤーに見えますが、特殊召喚するモンスターは見えない情報です。これと「ゴーストリック・パニック」や「ゴーストリック・ロールシフト」(特に後者)を合わせて奇襲を仕掛けることができるでしょう。例えば、上述の「ゴーストリックの人形」をリクルート、リバースし、エンドフェイズには返せるようにしておく。「ゴーストリックの猫娘」をリクルート、リバースし、相手モンスターを一気に裏にしつつ、状況と整えるなど。逆に、これがわかっている相手であれば、警戒するかもしれません。
- 「ゴーストリック・キョンシー」の範囲を増やす:先述のように、フィールドにセットされた「ゴーストリック・キョンシー」のみの場合、反転召喚できるとしても、サーチ先はレベル1になってしまいます。ですが、「ゴーストリック・フェスティバル」によって、セットしたモンスターを「ゴーストリック・フェスティバル」にすることで、表の「ゴーストリック」を増やすことができます。
リンクモンスターなので、再利用するなら「ゴーストリック・ショット」でしょうか、とはいえ、簡単にリンク召喚できるので、3枚目が尽きてしまった時用ですかね。
「ゴーストリック・ショット」
通常魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の手札・墓地から「ゴーストリック」モンスター1体を選んで特殊召喚する。その後、自分フィールドの裏側表示の「ゴーストリック」モンスター1体を選んで表側攻撃表示にできる。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「ゴーストリック」
X モンスター1体を対象として発動できる。自分の墓地から「ゴーストリック」カード1枚を選び、対象のモンスターの下に重ねて X 素材とする。
- ①:「ゴーストリック」を手札・墓地から特殊召喚できます。
- ①(追加):自分の裏側の「ゴーストリック」を攻撃表示にできます。
- ②:墓地からこのカードを除外し、自分の「ゴーストリック」
X モンスターに、自分の墓地から「ゴーストリック」カードを X 素材にできます。
初の「ゴーストリック」通常魔法です。
使いやすいカードで、単純に蘇生カードとしても使えますし、自分の「ゴーストリック」モンスターを表にするカードとしても見れます。ただ、自分のターンにリバースすることになるため、このターンにセットしたモンスターを表にするような使い方でしょうか。「その後」の効果は任意なので、裏側のモンスターがいなくても発動できます。また、他とは違い、表側で、攻守どちらの形式でも良いように特殊召喚できるため、リンクモンスターの「ゴーストリック・フェスティバル」も蘇生できます。
特に、①は最初のターンに重宝する効果です。最初にセットしたモンスターの効果を利用しつつ、手札からさらに「ゴーストリック」を展開できることになります。例えば、
- 「ゴーストリック・キョンシー」をセットし、「ゴーストリック・ショット」を発動、手札から「ゴーストリック」を特殊召喚し、「ゴーストリック・キョンシー」を表にすることで、リバース時のサーチ効果によって、レベル2以下の「ゴーストリック」をサーチできます。
- 「ゴーストリックの人形」も同様に、セットし、「ゴーストリック・ショット」を発動、手札から「ゴーストリック」を特殊召喚し、「ゴーストリックの人形」を表にすることで、リバース時の効果によって、エンドフェイズにレベル2以下の「ゴーストリック」をリクルートできます。
- 「ゴーストリック・セイレーン」との相性も上述の通り。
また、表にする効果抜きにしても、「ゴーストリック・ショット」で表の「ゴーストリック」を出せることになるため、「ゴーストリック」の召喚条件を満たす事ができます。
また、「ゴーストリックの駄天使」と相性が良いです。
- 「ゴーストリックの駄天使」の効果で、「ゴーストリック・デュラハン」などを墓地へ送り、「ゴーストリック・ショット」をサーチ、発動し、「ゴーストリック・デュラハン」を蘇生し、「ゴーストリックの駄天使」を重ね再び効果を使いサーチ、さらに「FNo.0 未来皇ホープ」まで繋がります。2枚回収2枚サーチしつつ。つええ…。
②の効果は、「ゴーストリック」
「ゴーストリック・オア・トリート」
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:自分フィールドに、「ゴーストリック」フィールド魔法カードまたは「ゴーストリック」リンクモンスターが存在する場合、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。相手は2000
LP を払う事ができる。その場合、このカードの効果は「発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする」となる。払わなかった場合、このターン、その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効され、エンドフェイズに裏側守備表示なる。
- 「ゴーストリック」フィールド魔法か「ゴーストリック」リンクモンスターが存在する場合に、相手モンスター1体を、条件付きで、攻撃と効果を封じ、エンドフェイズに裏側にします。
- 条件は、相手が2000
LP を払う事で、払った場合、このカードはセットされます。
「ゴーストリック」の強力な妨害罠です。相手任意ですが、単純に効果無効できます。攻撃も封じるので、「ゴーストリック」を守ることも考えられています。エンドフェイズに裏側になるので、そのあと、「ゴーストリック・アルカード」などで処理しましょう。
相手が
とは言え、
「ゴーストリック」と相性の良いカード15選
「ゴーストリック」と特別相性の良いカードをまとめておきます。以下の基準に沿ってカードは選びました。
- 裏側守備表示にするカード
X モンスターの素材にするカード X モンスターと相性の良いカード - ダメージを与えるor回復するカード
- 「ゴーストリック」の戦術にあっているカード
具体的には、
- 「生きる偲びのシルキィ」
- 「闇の護封剣」
- 「砂塵のバリア ーダスト・フォースー」「底なし落とし穴」
- 「バージェストマ・カナディア」
- 「ユニゾンビ」
- 「魔界発現世行きデスガイド」
- 「エッジインプ・シザー」
- 「DD」と「ワンチャン!?」
- 「天霆號アーゼウス」
- 「FNo.0 未来皇ホープ」と「FNo.0 未来龍皇ホープ」
- 「つり天井」
- 「儚無みずき」
- 「破壊輪」「豪炎のバリア ーファイヤー・フォースー」
- 「天獄の王」
- 「ガーディアン・スライム」
あたりです。(相変わらず15選だけど、15枚ではない。)
「生きる偲びのシルキィ」
闇属性・天使族・チューナー・レベル2・800/0
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札・墓地に存在する場合、自分及び相手フィールドの表側表示モンスターを1体ずつ対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にし、このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
- レベル2のチューナーです。
- 手札・墓地から、自分と相手のモンスターを1体ずつ裏にし、特殊召喚できます。
まず、相手モンスターを裏にできる効果を持っているので、「ゴーストリック」と相性が良いです。また、自分モンスターも裏にできるので、「ゴーストリック」
また、レベル2で特殊召喚できるモンスターなので、「ゴーストリック・サキュバス」の
「闇の護封剣」
「闇の護封剣」
永続魔法
このカードは発動後、2回目の自分スタンバイフェイズに破壊される。①:このカードの発動時の効果処理として、相手フィールドに表側表示モンスターが存在する場合、そのモンスターを全て裏側守備表示にする。②:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手フィールドのモンスターは表示形式を変更できない。
- 永続魔法です。
- 発動後、2ターン目のスタンバイフェイズに破壊されます。(つまり、相手ターンを2回妨害できる)
- ①:相手モンスターを全て裏側にし、
- ②:相手の表示形式変更を封じます。
相手モンスターを裏側にできる魔法です。
永続魔法なので妨害にはならないものの、「ゴーストリック」が苦手な“すでにできてしまった盤面”に対処するカードになります。
また、表示形式変更不可も、通常の「ゴーストリック」の戦術と相性がよく、「闇の護封剣」発動後、2ターンの間に「ゴーストリック」の効果で裏にしても、反転召喚を封じることができます。ただし、2ターンで破壊されてしまうので、恒久的なロックにはなりません。
「砂塵のバリア ーダスト・フォースー」「底なし落とし穴」
通常罠
①:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て裏側守備表示にする。この効果で裏側守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。
「底なし落とし穴」
通常罠
①:相手がモンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。この効果で裏側守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。
条件付きで相手モンスターを裏側にするカードになります。さらに、裏にしたモンスターの表示形式の変更を封じます。
通常であれば、表示形式変更不可とはいえ、裏側にしてもこちらの攻撃によって表にする必要があるため、破壊してしまった方が良い場合が多いのですが、このデッキに限っては、「ゴーストリック」フィールド魔法の存在から、それらの裏側にしたモンスターを放置することができます。融合やアドバンス召喚主体でもない限り、再利用は難しいので、相手モンスターゾーンを埋めることができるでしょう。
「バージェストマ・カナディア」
通常罠
①:相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。②:罠カードが発動した時、その発動にチェーンしてこの効果を墓地で発動できる。このカードは通常モンスター(水族・水・星2・攻1200/守0)となり、モンスターゾーンに特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。この効果で特殊召喚したこのカードはモンスターの効果を受けず、フィールドから離れた場合に除外される。
- 「バージェストマ」です。
- ①:相手モンスターを裏側にできます。
- ②:罠の発動にチェーンして、モンスターとして墓地から特殊召喚できます。
裏側にする性能としては、上記や「月の書」に劣りますが、「バージェストマ」共通の②の効果があります。
もちろん、上記だけとの違いとして、任意のタイミングで相手モンスターを裏にできる違いはあります。
「生きる偲びのシルキィ」と同様に、ランク2の
「ユニゾンビ」
「ユニゾンビ」
闇属性・アンデット族・チューナー・レベル3・1300/0
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。②:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。
- レベル3のアンデット・チューナーです。
- ①:手札を捨てて、モンスターのレベルを1つあげます。
- ②:デッキからアンデットを墓地へ送り、モンスターのレベルを1つあげます。
強力なアンデット族ですが、そもそもレベル3の「ゴーストリック」がアンデット族であり、シナジーします。特に、同レベルなため、ランク3で「ゴーストリック・アルカード」を出すことができます。さらに、レベル調整によって、他のレベルの「ゴーストリック」を3にして、ランク3に到達することも可能です。
アンデット族を墓地へ送る効果を持っているので、「馬頭鬼」をデッキから墓地へ送ることができます。「馬頭鬼」の効果で、墓地のアンデット族を特殊召喚できるため、レベル3の「ゴーストリック」を蘇生できます。さらに、「ゴーストリック・アルカード」も蘇生できるため、「ゴーストリックの駄天使」を重ねるなどの戦略をとることができます。
また、「ユニゾンビ」はチューナーなので、
「魔界発現世行きデスガイド」
闇属性・悪魔族・レベル3・1000/600
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札・デッキから悪魔族・レベル3モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは効果が無効化され、S素材にできない。
- 召喚時に手札・デッキからレベル3の悪魔を出せます。
「魔界発現世行きデスガイド」は、召喚こそしますが、1枚でランク3を作ることができます。特に同名カードも特殊召喚できるため、デッキ枠の効率がよく、汎用性があります。
「ゴーストリック」では、「ゴーストリック・アルカード」に繋げられるので、「ゴーストリックの駄天使」を重ねて「ゴーストリック」魔法・罠のサーチができます。特に、「ゴーストリック・ショット」の登場で、初ターンから「FNo.0 未来龍皇ホープ」を出せる展開力を持つため、重要度は上がったと言えるでしょう。
ただ、やはり召喚してしまうため、他の手札の「ゴーストリック」を出しづらくなるのはあります。まあ、それも「ゴーストリック・ショット」が解決しそうなのですが。
「エッジインプ・シザー」
闇属性・悪魔族・レベル3・1200/800
「エッジインプ・シザー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが墓地に存在する場合、手札を1枚デッキの一番上に戻して発動できる。このカードを墓地から守備表示で特殊召喚する。
- レベル3のモンスターです。
- 手札をデッキの一番上に戻すことで、墓地から特殊召喚できます。
「魔界発現世行きデスガイド」とも相性がいいのですが、簡単に特殊召喚できるレベル3のモンスターです。
特に、自分のデッキの一番上を確定させることができるので、「ゴーストリック・セイレーン」の条件を確定で満たすことができます。
ただ、手札に引いた時に処理が困るのと、墓地へ送る手段を入れておく必要があります。このカードを入れるのであれば、「魔界発現世行きデスガイド」を入れて墓地へ送れるようにしたいです。
「DD」
「地獄門の契約書」
永続魔法
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。②:自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
「ワンチャン!?」
通常魔法
①:自分フィールドにレベル1モンスターが存在する場合に発動できる。デッキからレベル1モンスター1体を手札に加える。発動後、このターン中に自分がこの効果で手札に加えたモンスターまたはその同名カードの召喚に成功しなかった場合、エンドフェイズに自分は2000ダメージを受ける。
「DD」は、レベル1が使いやすく、特にランク1を立てるのに重宝します。
「DD魔道賢者ケプラー」は召喚時に、デッキから「契約書」を手札に加えることができるので、「地獄門の契約書」を手札に加え、発動することで、「DDラミア」をサーチし、その効果で、「地獄門の契約書」を墓地へ送って「DDラミア」を特殊召喚すれば、レベル1を2体並べることができます。これによって、「ゴーストリック・デュラハン」を出すことができ、「ゴーストリックの駄天使」まで繋がります。
また、上記は、「DD魔道賢者ケプラー」からスタートし召喚権を使いましたが、「地獄門の契約書」から始めれば、そのターンだけでも「DDラミア」レベル1を特殊召喚でき、ターンを待てば、2体揃えることもできます。
また、ランク1は、特に後述の「天霆號アーゼウス」との相性が良いでしょう。(「LLーアセンブリー・ナイチンゲール」「ダウナード・マジシャン」を参照。)
特に、どのモンスターもレベル1なので、「ワンチャン!?」で手札に加えることができます。
もちろん、両者のデメリットにもシナジーします。
どちらも特定のタイミングで、自分が効果ダメージを受けますが、これは「ゴーストリック・ハウス」で軽減でき、「ゴーストリック・マリー」のトリガーになります。まあ、タイミングは若干悪いのですが。*3
また、「DDラミア」はチューナーなので、
「天霆號アーゼウス」
「天霆號アーゼウス」
光属性・機械族・エクシーズ・ランク12・3000/3000
レベル12モンスター×2
「天霆號アーゼウス」は、Xモンスターが戦闘を行ったターンに1度、自分フィールドのXモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。①:このカードのX素材を2つ取り除いて発動できる。このカード以外のフィールドのカードを全て墓地へ送る。この効果は相手ターンでも発動できる。②:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。手札・デッキ・EXデッキからカード1枚を選び、このカードの下に重ねてX素材とする。
X モンスターに重ねてだす X モンスターです。 - 素材2つで、自身以外のカードを墓地へ送ることができます。
- 自分のカードが破壊されると、
X 素材を補充できます。
相性もクソもないような
「ゴーストリックの駄天使」は、同名以外の「ゴーストリック」
次に、「ゴーストリック」は自分のカードを多く出すので、その戦略に合わないようですが、序盤に関しては逆で、「ゴーストリック」が苦手な“すでにできてしまった盤面”を返す役割を持てます。また、終盤に関しても、最大限の力は発揮せずとも、②の効果で自分のカードを擬似的に守ることができ、もし破壊されたとしても、
「FNo.0 未来皇ホープ」と「FNo.0 未来龍皇ホープ」
光属性・戦士族・エクシーズ・ランク0・0/0
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×2
ルール上、このカードのランクは1として扱う。①:このカードは戦闘では破壊されず、このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。②:このカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時に発動できる。その相手モンスターのコントロールをバトルフェイズ終了時まで得る。③:フィールドのこのカードが効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
光属性・戦士族・エクシーズ・ランク0・3000/2000
「No.」モンスター以外の同じランクのXモンスター×3
ルール上、このカードのランクは1として扱い、このカード名は「未来皇ホープ」カードとしても扱う。このカードは自分フィールドの「FNo.0 未来皇ホープ」の上に重ねてX召喚する事もできる。①:このカードは戦闘・効果では破壊されない。②:1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にする。この効果でフィールドのモンスターの効果の発動を無効にした場合、さらにそのコントロールを得る。
「FNo.0 未来龍皇ホープ」は「FNo.0 未来皇ホープ」の上に重ねて
上述の通り、「ゴーストリックの駄天使」から「ゴーストリック・ショット」をサーチし、さらに「ゴーストリックの駄天使」を並べることで、素材を揃えることができます。
この動きは、レベル1〜3のモンスター2体でできるため、非常に手軽で、汎用的です。
通常の「ゴーストリック」でも、動きの延長線上にあり、
「つり天井」
「つり天井」
通常罠
フィールド上にモンスターが4体以上存在する場合に発動する事ができる。フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
表のモンスターを全て破壊する効果です。
「ゴーストリック」は基本裏側のため、表で残った相手モンスターを破壊することになります。発動条件さえ満たしていれば、いつでも使えるため、召喚時や攻撃時などの状況に左右されない利点があります。
ただし、「ゴーストリック」
「儚無みずき」
「儚無みずき」
水属性・アンデット族・チューナー・レベル3・0/1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。①:このカードを手札から捨てて発動できる。このターン、以下の効果を適用する。●相手がメインフェイズ及びバトルフェイズに効果モンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はそのモンスターの攻撃力分だけLPを回復する。この効果で自分のLPが回復しなかった場合、エンドフェイズに自分のLPは半分になる。
- 手札から捨てて発動:このターン中の相手のメインフェイズとバトルフェイズでの効果モンスターの特殊召喚のたびにその攻撃力分の
LP を回復します。
「破壊輪」「豪炎のバリア ーファイヤー・フォースー」
「破壊輪」
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つ相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターを破壊し、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。
通常罠
①:相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊し、自分はこの効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分のダメージを受ける。その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。
他の直接ダメージを与えるバーン系カードとの違いは、相手モンスターを除去できる点にあります。
特に、「ゴーストリック」が苦手なリンクモンスターに対処できるのは大きいでしょう。
ただし、どちらも、お互いにダメージを受ける効果なので、ダメージレースが優位になるというよりかは、相手の
上記の「儚無みずき」と相性が良い。
「天獄の王」
「天獄の王」
闇属性・岩石族・レベル10・3000/3000
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:自分メインフェイズに発動できる。手札のこのカードを相手ターン終了時まで公開する。この効果で公開し続けている間、フィールドにセットされたカードは効果では破壊されない。②:セットされた魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。手札で公開されている状態でこの効果を発動した場合、さらにデッキから魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。そのカードは次のターンのエンドフェイズに除外される。
大まかに言うと、自分のターンに自身を公開し、相手ターンにセットされた魔法・罠を発動して、手札から特殊召喚、デッキから任意の魔法・罠をセットする、と言う感じです。
これも汎用的ですが、「ゴーストリック」では、特に、セットした罠の利用機会が多くサーチもでき、また、「闇の護封剣」などの強力なサポートカードを持ってこれる点が優秀です。
また、単純に①の効果のみを使い続け、自分のセットされたカード*4を効果から守り続けることもできます。
また、ステータスが高いのも「ゴーストリック」ではありがたく、「ゴーストリック」フィールド魔法があっても自分の
「ガーディアン・スライム」
水属性・水族・レベル10・0/0
このカード名の①②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。②:このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。このカードの守備力はそのダメージ計算時のみ、その相手モンスターの攻撃力分アップする。③:このカードが手札・フィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ラーの翼神竜」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
- レベル10の水属性・水族です。
- ①:自分がダメージを受けると手札から特殊召喚できます。
- ②:相手モンスターと戦闘するダメージ計算時に、守備力をその相手モンスターの攻撃力分アップします。
「ゴーストリック」フィールド魔法によって、相手からの直接攻撃を受けやすいので、特殊召喚しやすく、さらに、
また、「神・スライム」にすることで、自分の「ゴーストリック」を守ることができます。
「ゴーストリック」デッキ
デッキの最小パーツ(出張として)
癖は強めですが、「ゴーストリック」を汎用的なデッキパーツとしてみることができます。いくつか切り口を紹介します。
- 「ゴーストリック・リフォーム」によるフィールド魔法のサポート
- 「ゴーストリック・パニック」などによるリバースのサポート
- 「ゴーストリック・ショット」を利用した「未来皇」へのルート
1は、「ゴーストリック・リフォーム」が任意のフィールド魔法をデッキから発動できることに注目したパーツです。メインデッキに必要なのは、「ゴーストリック」フィールド魔法と「ゴーストリック・リフォーム」くらいですが、2枚必要なので、手札に加える算段が必要です。サーチは「ゴーストリックの駄天使」が簡単ですが、1ターンで2枚揃えるのは難しいのと、
また、フィールド魔法は、発動時の効果を使えないため、それによらないフィールド魔法の活用に限定されます。
2は、「ゴーストリック・パニック」が表にする、自分の裏側のモンスターの制限がないことを利用したパーツです。例えば、「霊使い」を相手ターンにリバースすることができます。
こちらも「ゴーストリック・パニック」がサーチ・回収が容易で、必要なのも1枚で準備がしやすさが利点です。
3は、「ゴーストリック・ショット」によって、「ゴーストリック」
スタート方法が、レベル1〜3のモンスター2体と揃えやすく、デッキの消費枠が「ゴーストリック・ショット」だけなので、かなり強いパーツでしょう。
ただ、
純粋な「ゴーストリック」
では「ゴーストリック」デッキとして考えた時、どうなるでしょうか。
勝ち方としては3タイプあり、
- ビートダウン
- デッキ破壊(「ゴーストリック・スケルトン」)
- 特殊勝利(「ゴーストリックの駄天使」)
になるでしょう。
さらに、それに至る流れとしても、
- 「ゴーストリックの猫娘」や「ゴーストリック・ナイト」を使うかどうか
- 「ゴーストリック・パレード」を使うかどうか
など選択肢が多いと思います。
また、
こんな感じでしょうか。
では、今回は以上です。
多彩なお化けたちをぜひ使ってみてください。
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