こんにちは。みらいです。
今回は、ストラクチャーデッキ「サイバー流の後継者」
に先駆けて、既存の「表サイバー流」について解説をしていきます!
(発売されているカードに関してはカード名が公式データベースへのリンクになっています。)
Contents:
- まえがき
- カード解説(メインデッキのモンスター)
- カード解説(EXデッキのモンスター)
- カード解説(魔法・罠)
- 考察
- まとめ
まえがき
「サイバー流」とは
まずは、「サイバー流」を軽くおさらい!
「サイバー流」は遊戯王GXで登場したカードの流派で、使用者は丸藤兄弟と鮫島校長*1です。
雪山に決闘道場があったり、異世界に支部があったりします。遊戯王ではいつものこと。得意技は積み込み*2です。
基本的に、機械族が中心のカード群になっており、大体名前に「サイバー」とついています*3。
「サイバー流」といえば、一般には次の3つの系統を指し、俗称ですが、
- 「表サイバー流」
- 「裏サイバー流」
- 「サイバー・オーガ」*4
と呼ばれています。
今回はそんな中で「表サイバー流」について解説します!
「表サイバー流」の心
まずは、「表サイバー流」の心、つまり、デッキの特徴について書きます。
それは、
リスペクトデュエル
ではなく、超攻撃的であるということです。
そう、ただ攻撃的なだけではないのです。
超攻撃的なデッキなのです。
基本的に、「表サイバー流」といわれる「サイバー・ドラゴン」デッキは、1ターンで相手のライフを消し炭にします。
その代表格ともいえるカードを紹介しましょう*5。
「パワー・ボンド」
通常魔法
①:自分の手札・フィールドから、機械族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力は、その元々の攻撃力分アップする。このカードを発動したターンのエンドフェイズに自分はこの効果でアップした数値分のダメージを受ける。
効果を要約すると、「機械族の融合を攻撃力2倍で出せるよ」ってことです。
そして、このカードで、「サイバー・ツイン・ドラゴン」を融合召喚すると……
攻撃力5600の2回攻撃=11200の火力
が可能になります。遊戯王ってライフ8000だよね?
具体的な動きも分かる動画:
この記事では、「サイバー・ドラゴン」モンスターと機械族・光属性の「サイバー」を中心に扱います。
新規カードはこっち:
今回考察したカードはこちら:
カード解説(メインデッキのモンスター)
「サイバー・ドラゴン」
光属性・機械族・レベル5・2100/1600
①:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
大まかに
最もプレーンな「サイバー・ドラゴン」。
細かく見ていきます。
①について
相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に、手札から特殊召喚できる召喚ルール効果を持っています。
つまり、
相手フィールドにモンスターが存在し、かつ、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に、チェーンブロックを作らず、手札から特殊召喚できます。
後攻であれば、基本的に条件を満たしているでしょう。
ステータスや名称から扱いやすい素材として活躍します。
また、「サイバー流」の中心であるこのカードは、「サイバー流」の戦略の基本である、"後攻戦略”を体現しています。
ルール上の注意は、「神の宣告」等で特殊召喚を無効に出来るという点でしょうか。
あとは、あんまりしないかもですが、一応通常召喚もできます。
ステータスについて
まずは、単純な攻撃力ですが、下級モンスターの基本最高ラインの2000を超えており、一方的に殴り倒すことができます。
特殊召喚しやすい点と合わせて、登場当初は純粋なアタッカーとして利用されていたようです。
また、光属性・レベル5なので、「セイクリッド・プレアデス」の素材になれる他、機械族・レベル5なので、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の素材になれます*6。
特殊召喚しやすいレベル5なので、シンクロ素材としても重宝されました。
名称について
このカードの重要な点として、名称が「サイバー・ドラゴン」である点が挙げられます。
「サイバー・ドラゴン」は、「サイバー流」の中心であり、名称サポートを受け続けてきたカードです。
特に、後述のように、「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターが数多く登場し
、「サイバー・ドラゴン」モンスターというカテゴリもできています*7。
この項目では、特に、「サイバー・ドラゴン」を指定するカード*8を挙げていきます。
- 「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」*9
- 「サイバー・ドラゴン・フィーア」
- 「アーマード・サイバーン」
- 「エヴォリューション・バースト」
- 「サイバー・リペア・プラント」
- 「サイバー・レヴシステム」
- 「フォトン・ジェネレーター・ユニット」
- 「サイバー・ネットワーク」
- 「サイバネティック・オーバーフロー」
- 「サイバネティック・ヒドゥン・テクノロジー」
- 「サイバネティック・レボリューション」*10
- 「アタック・リフレクター・ユニット」
- 「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」
- 「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」
- 「サイバー・ツイン・ドラゴン」
- 「サイバー・エタニティ・ドラゴン」*11
- 「サイバー・エンド・ドラゴン」
- 「キメラテック・オーバー・ドラゴン」
- 「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」
これらが重要なのは、「サイバー・ドラゴン」モンスターを指定するカードと「サイバー・ドラゴン」を指定するカードで、使い方が異なるからです。
例えば、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」は、「サイバー・ドラゴン」モンスターですが、「サイバー・ドラゴン」ではないので、上記のサポートは受けられません。
また、「サイバー・ドラゴン」として扱う効果は、基本的に“分類されない効果”に当たるので、「エフェクト・ヴェーラー」等によって効果が無効になると、「サイバー・ドラゴン」モンスターになってしまい、上記のサポートを受けられません。
例えば、「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」は「サイバー・ドラゴン」を指定するので、「サイバー・ドラゴン」として扱う効果が無効になった「サイバー・ドラゴン」モンスターは、「サイバー・ドラゴン」として融合素材にすることはできず、機械族としてのみ融合素材にできます。
一方で、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」は「サイバー・ドラゴン」モンスターを指定するので、「サイバー・ドラゴン」として扱う効果が無効になった「サイバー・ドラゴン」モンスターも、「サイバー・ドラゴン」モンスターとして、融合素材にできます。
また、「サイバー・ドラゴン」として扱う効果は、デッキでは適用されていないので、上述の「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」や「機械複製術」や「地獄の暴走召喚」などで、デッキの「サイバー・ドラゴン」を参照する場合には、「サイバー・ドラゴン」がデッキにいる必要があります。
比較
特に、「サイバー流」において重要視される機械族であり、特殊召喚できるレベル5という点で比較をしてみましょう。
- 「機巧嘴-八咫御先」
- 「銀河戦士」
- 「クイック・シンクロン」
- 「音響戦士マイクス」
- 「太陽風帆船」
- 「ダイナミスト・ブラキオン」
- 「トゥーン・サイバー・ドラゴン」
- 「重装機甲 パンツァードラゴン」「メカ・ザウルス」
1.使い勝手は違うのですが、似た動きができます。
特に、棒立ちになりがちな「サイバー・ドラゴン・コア」を墓地に送りながら、レベル5の機械族にでき、序盤で「サイバー・リペア・プラント」の条件を満たすことができます。
また、光属性・機械族なので、「サイバー流」においては、「サイバー・リペア・プラント」でサーチできます。
2.コストは必要ですが、そのリターンもすぐにとることができ、いつでも特殊召喚できる光属性・機械族という点で優秀です。
さらに、その分のコストは必要ですが、単体で完結している効果なので、単純に扱いやすいです。
「機巧嘴-八咫御先」と同様の利点があり、また、「ギャラクシーサーペント」を入れて、シンクロギミックを混ぜることができます。
3.基本的には、「銀河戦士」に劣るのですが、送るモンスターが自由なのと、チューナーである点が差別化できます。
特に、「シンクロン」であることを活かすと面白いかもしれない。
4.「音響戦士ギータス」が「音響戦士マイクス」をデッキから特殊召喚できます。
デッキから特殊召喚する性質上、使用回数の制限や素引きがつらいなどのマイナスもありますが、追加召喚というおまけがついてきます。
また、「音響戦士ギータス」はシンクロとも所縁があるので、その辺もまた面白いかも。
5.機械族・光属性である利点は他と同様ですが、「太陽風帆船」は特に、先攻1ターン目で使うことができます。
6.「ダイナミスト・ブラキオン」は水属性ですが、デュエル中盤以降でも特殊召喚しやすいのが利点です。
7.「トゥーン・サイバー・ドラゴン」は特に、「サイバー・ドラゴン」モンスターであり、「トゥーン」であることがメリットです。「トゥーンのもくじ」でサーチできます。
8.「簡易融合」に対応した融合モンスターです。後者は特に、「簡素融合」にも対応しています。
魔法カードから呼び出せるので、かなり扱いやすい素材ですが、EXデッキを圧迫します。
個人的には、扱いやすい機械族の素材として、「サイバー・ドラゴン」の他に上記のようなモンスターを1種類でも入れるのがベターかなと思います。
特に、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」はこれらのカードを用いず、「サイバー・ドラゴン」だけで出そうとすると、結構大変なので、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」を重視する場合は、入れておきたいカード達です。
総合して
まとめると、最もプレーンな「サイバー・ドラゴン」といえるでしょう。
「サイバー流」の中では癖がなく、扱いやすいモンスターといったところです。
「サイバー・ドラゴン・コア」
光属性・機械族・レベル2・400/1500
このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。②:このカードが召喚に成功した場合に発動する。デッキから「サイバー」魔法・罠カードまたは「サイバネティック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。③:相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスター1体を特殊召喚する。
大まかに
「サイバー流」の中心になるキーカード。
- 「サイバー・ドラゴン」として扱うが自身は特殊召喚できない。
- ステータスは低め*12
- ②:「サイバー」と「サイバネティック」魔法・罠をサーチできる
- ③:「サイバー・ドラゴン」モンスターをリクルートできる
細かく見ていきます。
①について
「サイバー・ドラゴン」として扱う効果を持っています。
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズで扱います。
②について
召喚時に、「サイバー」魔法・罠または「サイバネティック」魔法・罠といった魔法・罠のキーカードをサーチできます。なお、強制効果です。
これらのリストについては、下記の魔法・罠の項目も参照。
また、③とはどちらか1ターンに1度しか使えません。なので、②からの展開を「激流葬」等で一掃された場合でも、③での再展開はできず、次のターン以降に展開することになります。
この項目では、特に「サイバー・ドラゴン・コア」とよく一緒に使われる重要なものを挙げていきます。
1.単純に「サイバー・ドラゴン・コア」を召喚し、「エマージェンシー・サイバー」で、「サイバー・ドラゴン」モンスター等をサーチすれば、1枚分の得になります。
「サイバー・ドラゴン・コア」→「エマージェンシー・サイバー」→「サイバー・ドラゴン・コア」→…のように、ループさせることもできるので、毎ターンただで「サイバー・ドラゴン」を出せることになります*13。単純に、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」の素材を出すことができるので、重要な意味があります。ただし、ループを行うターンには②を使う必要があるので、③を使うことはできません。
また、他に「サイバー・ドラゴン」モンスターをサーチし展開する場合は、ここで召喚をしてしまっているので、サーチしたモンスターを利用するには何かしら特殊召喚する算段が必要になります。
2.「サイバー・リペア・プラント」は墓地に「サイバー・ドラゴン」が必要ですが、召喚した「サイバー・ドラゴン・コア」を墓地に送ることができれば、条件を達成できます。
上述の「機巧嘴-八咫御先」でも可能ですが、EXデッキを使うのであれば、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」や「転生炎獣アルミラージ」を利用すれば、条件を満たすことができます*14。
また、「転生炎獣アルミラージ」も「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」の素材になり、攻撃力を高めることができます*15。
3.上記と同様に、召喚した「サイバー・ドラゴン・コア」を墓地から特殊召喚することができ、「サイバー・ドラゴン」を並べることができます。特殊召喚を行えるので、「地獄の暴走召喚」を行えます。
「サイバー・ドラゴン・コア」がサーチできるカードは他にもありますが、単純に「サイバー・ドラゴン」がでつつ、サーチを行えるので、上記のように、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」の素材として使えるのが利点です。
③について
相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に、デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスターを特殊召喚できます。
リクルートできるのは、「サイバー・ドラゴン」モンスターなので、幅は広いです。
「サイバー・ドラゴン・コア」もリクルートできるので、毎ターンのループ機構として使うこともできます。
また、②とはどちらか1ターンに1度しか使えません。
リクルートする「サイバー・ドラゴン」モンスターとして特筆すべきは以下の2枚です。
どちらも特殊召喚時に効果を利用できます。
1.攻撃力2100の機械族を蘇生できるので、場の再建をしやすく、重要な手筋です。主な蘇生対象は「サイバー・ドラゴン・ネクステア」の項も参照ですが、この手順の後は、機械族しか特殊召喚できなくなるので、注意が必要です。
2.レベル5の「サイバー・ドラゴン」として、フィールドにだすことができます。ただし、1と同様の制約も付きます。
これだけだと、単純に「サイバー・ドラゴン」を出した方が強そうですが、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」には③の効果があります。「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」の②と③もどちらか一方しか使えませんが、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」にはX素材という道があります。
例えば、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」のX素材にした後、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」に「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」を重ねて、相手のターンに「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」の③の無効効果を発動し、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」をX素材から取り除くと、相手のターンに「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」の③の効果を使うことができ、結果的に「②と③のいずれか一方しか使えない」制約を超えることができます。
総合して
「サイバー・ドラゴン」において、アドバンテージを獲得する中核であり、「サイバー流」の中心です。
このカードでしっかりと枚数を稼ぐことがプレイングにおいても重要になってきます。
「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」
光属性・機械族・レベル1・100/100
このカード名の②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。②:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードのレベルをターン終了時まで5にする。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。自分のデッキ・墓地からこのカード以外の「サイバー・ドラゴン」1体を選んで手札に加える。
大まかに
「サイバー流」便利コスト。
- 「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズ
- ステータスは低め*16
- ②(特殊召喚でレベルを5にできる):「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の素材として有用
- ③(「サイバー・ドラゴン」のサーチか回収):アドバンテージを取りやすい。
細かく見ていきます。
①について
「サイバー・ドラゴン」として扱う効果を持っています。
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズで扱います。
②について
特殊召喚時に、自身のレベルを5に変更でき、その後、機械族しか特殊召喚できなくなります。
この効果を使う場合、基本的に、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の素材として利用します。③の効果と合わせて有用です。
また、このカードを特殊召喚できる主なカードは上述の「サイバー・ドラゴン・コア」に加えて、
- 「サイバー・レヴシステム」
- 「地獄の暴走召喚」*17
- 「サイバー・ネットワーク」
- 「ワン・フォー・ワン」
- 「アタッチメント・サイバーン」
です。
「アタッチメント・サイバーン」は新規です。
1.「サイバー・レヴシステム」は、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を墓地から特殊召喚できます*18。
すでに、コストなどで墓地へ送った「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」が墓地にいれば、うまく活用できます(この場合は2ターン目以降では行うことになりますね。)。
2.「地獄の暴走召喚」の場合は、すでに「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズを何か特殊召喚できているはずなので、おまけ程度の効果ですかね。
3.「サイバー・ネットワーク」で特殊召喚できますが、特殊召喚したモンスターは効果を発動できないため、レベル5にすることはできません。リンク召喚などに使いましょう。
4.「ワン・フォー・ワン」は、下記の「サイバー・ドラゴン・ネクステア」と使い分けが効くので、かなり有用です。
ちなみに、③とはどちらかターン1です。
③について
どこからでもよいので、墓地に送られると、「サイバー・ドラゴン」をデッキ・墓地から手札に加えることができます。
墓地に他の「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズがいない場合には、デッキから「サイバー・ドラゴン」をサーチすることになります。
墓地に他の「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズがいる場合には、その「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズを回収することができます。
他の「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」も回収できるため、2枚の「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」をコストとしてループさせることができます。
単純に、墓地の「サイバー・ドラゴン・コア」や「サイバー・ドラゴン・ネクステア」を回収したりでき、アドバンテージを稼ぐこともできます。
プレイングとして、回収目的で、「おろかな埋葬」で直接墓地へ送ったり、召喚し「転生炎獣アルミラージ」に変換するなどが考えられます。
また、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」と相性が良く、他の「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズと一緒に墓地に送れば、疑似サーチができます。
「サイバー流」では、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」や「銀河戦士」など、手札コストを必要とするカードがありますが、そこまで手札が増えるカテゴリでもないので、アドバンテージを回収できる「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」は優秀です。
また、上述のように、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」のX素材に有用です。「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」に「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」を重ねて、相手のターンに「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」の③の無効効果を発動し、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」をX素材から取り除くと、相手のターンに「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」の③の効果を使うことができ、結果的に「②と③のいずれか一方しか使えない」制約を超えることができます。
ちなみに、②とはどちらかターン1です。
総合して
コストとして優秀な「サイバー・ドラゴン」です。
「サイバー流」は手札の消費があらい部分もあるので、その分手札を回収できる点が有用です。
「サイバー・ドラゴン・ネクステア」
光属性・機械族・レベル1・200/200
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。②:手札からこのカード以外のモンスター1体を捨てて発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。③:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、攻撃力または守備力が2100の、自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。
大まかに
「サイバー流」展開術。
- 「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズ
- ②(手札を捨てて特殊召喚):コストはかさむが、いつでも特殊召喚できる「サイバー・ドラゴン」として、優秀
- ③(2100の機械を蘇生):特殊召喚効果と合わせて、展開しやすい効果
細かく見ていきます。
①について
「サイバー・ドラゴン」として扱う効果を持っています。
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズで扱います。
②について
手札を1枚捨てて、手札から特殊召喚する効果を持っています。
特殊召喚しやすい「サイバー・ドラゴン」として扱いやすいですが、手札コストが必要です。
この手札コストも、③で特殊召喚する対象を送ることができたりするので、重要でもあります。
③について
召喚・特殊召喚時に、墓地の攻撃力か守備力が2100の機械族を特殊召喚できます。その後、機械族しか出せなくなります。
蘇生対象は独特ですが、強力な蘇生です。
②で特殊召喚しても使えますが、普通に召喚しても③を使えます。
上述のように、「サイバー・ドラゴン・コア」でリクルートしたり、「ワン・フォー・ワン」で出してもよいでしょう。
主な蘇生対象を検討しておきましょう。多い
- 「サイバー・ドラゴン」
- 「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」
- 「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」
- 「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」
- 「サイバー・ツイン・ドラゴン」
- 「キメラテック・ランページ・ドラゴン」
- 「サイバー・ファロス」
- 「トゥーン・サイバー・ドラゴン」
- 「幻獣機アウローラドン」
- 「アクセル・シンクロン」
- 「驀進装甲ライノセイバー」
- 「召喚獣メルカバ―」
- 「セイクリッド・エスカ」
- 「宵星の機神ディンギルス」
- 「無限起動」
- 「アークジェット・ライトクラフター」
- 「サイバー・ダーク・キメラ」
1~9,17は主に「サイバー流」で使われるであろうカードです。
「サイバー・ダーク・キメラ」は新規です。
10,11はシンクロ関係。
12は融合関係。
13~16はX特化になるでしょう。
1.「サイバー・ドラゴン」は当然使えるカードです。
「サイバー・ドラゴン・ネクステア」の②のコストで、「サイバー・ドラゴン」を送って、そのまま、対象にとって蘇生することができます。
これで、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」をつくることができ、攻撃力4200の展開をできます。
8.「トゥーン・サイバー・ドラゴン」も同様です。
2.,3.は同様で、主に「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」を利用する目的になります。
単純に、「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」を蘇生した場合でも、その②で吸収効果を発動できれば、③の無効も使えるようになっています。
また、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」は②の攻撃力アップ効果をX素材を使わずに使用でき、だした「サイバー・ドラゴン・ネクステア」は「サイバー・ドラゴン」であり、除外のコストにできるので、こちらも攻撃力4200の展開を行えます。
ここら辺の攻撃力か妨害を取るかは、プレイングで重要な要素になります。
4.「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」を特殊召喚し、単純に戦闘で利用してよいですが、リンク2のモンスターであるので、リンク3の機械族につなげることができます。
特に、後述の「幻獣機アウローラドン」につなげることができ、シンクロなど他の展開をする際に有効です。
5.、6.は、「サイバー・ドラゴン」の融合モンスターです。
どちらも融合素材は正規である必要がありますが、特殊召喚法は自由です。一度、正規で特殊召喚していれば、蘇生することができます。
いずれも強力な融合モンスターなので、攻撃を防がれた場合などに、再度、攻撃の展開をする際に有効な選択肢になります。
また、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」は、一度正規召喚して、墓地肥やしを行った後、蘇生し、さらに墓地肥やしを行うことができます。
7.「サイバー・ファロス」は融合を行えるモンスターです。
新規「サイバー」の強化でサーチしやすくなり、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」の蘇生も狙いやすくなりました。
が、「サイバー・ダーク・キメラ」という強力な対抗馬が出てきています。
新規については:
9.「幻獣機アウローラドン」は、前述のように、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」と「サイバー・ドラゴン・ネクステア」でリンク召喚でき、さらに、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」の効果で蘇生できます。
「幻獣機」リクルートを活用してもよいですが、単純に、対象を取らない破壊として利用するだけでも有効です。
また、蘇生した時点で、「揚陸群艦アンブロエール」の素材がそろうので、入れると楽しいかもしれない。
10.「アクセル・シンクロン」は、レベル5のシンクロチューナーです。
「アクセル・シンクロン」を出すにはシンクロギミックが必要です。
単純にそのまま、ランク5の素材としてもよいですし、さらなるシンクロをしてもよいです。
「アクセル・シンクロン」は、1ターンに1度しかS召喚できませんが、墓地からの特殊召喚であれば、別にできるので、S召喚したターンでも、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」で蘇生させることができます。
また、「シンクロン」モンスターを墓地へ送ることができるので、手札コストで墓地から蘇生できる機械族チューナー「ジェット・シンクロン」や、条件付きだが蘇生のしやすい光属性・機械族「スターダスト・シンクロン」を墓地へ送ることができます。
ただし、後者の場合は、さらにシンクロに特化させる必要がありますが…*19。
11.「驀進装甲ライノセイバー」は、見慣れないカードですが、効果を簡単に説明すると、「①:手札を好きなだけ捨てて×700の攻撃力アップ、②:戦闘したバトルフェイズ終了時に、墓地へ送って、墓地からレベルの合計が7になるように、効果無効で特殊召喚できる」という効果です。
まず、「驀進装甲ライノセイバー」をシンクロ召喚できるギミックが必要で、1度出す必要はありますが、「驀進装甲ライノセイバー」に特化させて、「驀進装甲ライノセイバー」で蘇生させて意味のあるカードでデッキを組んでいれば、2度目以降の「驀進装甲ライノセイバー」の効果を利用する際に、墓地から特殊召喚できれば、強いなあ~と考えました。うーん、限定的すぎる。
12.「召喚獣メルカバ―」は“もしも「サイバー流」に「召喚獣」が入っていたら”という感じです。
機械族の制約をうまく超える必要がありますね。
13.「セイクリッド・エスカ」は、「セイクリッド」のサーチができるので、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」で使いまわす動きが、つよそう。
特に、同名もサーチできるので、手札コストにも利用できるかもしれません。「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」の方が使いやすい。
14~16は機械族Xに特化する形になります。
特に、大型の機械族Xにランクアップしていく戦術を主にしたデッキも組めるかもしれません。
総合して
出しやすく、展開の補助をしてくれる「サイバー・ドラゴン」です。
コストはかさむので、注意が必要です。
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズ
「サイバー・ドラゴン」として扱う効果を持ったモンスター達です。
- 「サイバー・ドラゴン・コア」
- 「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」
- 「サイバー・ドラゴン・ネクステア」
- 「サイバー・ドラゴン・フィーア」
- 「サイバー・ドラゴン・ドライ」
- 「プロト・サイバー・ドラゴン」
- 「サイバー・ドラゴン・ツヴァイ」
- 「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」
6.、7.以外は、共通で、
- 「このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。」
効果を持っています。いわゆるルール効果というやつで、無効になったりはしますが、墓地でも効果を発揮しています。
6.「プロト・サイバー・ドラゴン」は、フィールドで「サイバー・ドラゴン」として扱う永続効果で、
7.「サイバー・ドラゴン・ツヴァイ」は、起動効果で「サイバー・ドラゴン」となる効果と、墓地で「サイバー・ドラゴン」として扱うルール効果を持っています。
基本的に、他の「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターに使い勝手が劣るので、優先度は低いです。
また、8.はちょっと特殊です。
よって、比較すべきは、1.~5.です。
共通項
比較する前に、まずは、これらに共通することを考えていきます。
フィールド・墓地で「サイバー・ドラゴン」として扱います。
「サイバー・ドラゴン」を融合素材に指定するモンスターの融合素材に使う場合は、一度フィールドに出すか、墓地に送って墓地融合として素材にする必要があります。
つまり、手札から直接融合素材にはできないということです。
ただし、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」などは、「サイバー・ドラゴン」モンスターを指定しているので、あんまり関係ないですが…。
また、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」のリンク素材や「サイバー・ネットワーク」などのフィールドの「サイバー・ドラゴン」を参照する場合にも、当然ですが、フィールドにだす必要があります。
他にも、「サイバーロード・フュージョン」では、注意が必要で、その融合素材として、除外されたモンスターを利用する場合、除外されている「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズは、「サイバー・ドラゴン」ではないので、融合できるモンスターが限られます。
一方で、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」や「サイバー・リペア・プラント」など、墓地の「サイバー・ドラゴン」を参照する場合には、手札コストにして墓地へ送ったり、「おろかな埋葬」で直接墓地へ送ってもよいでしょう。
特に、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」や「サイバー・レヴシステム」で、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」を蘇生する動きは、知っておきたいですね。
あとは、同名カードをいっぱい参照するカードと相性がよいです。
前者は、デッキから「サイバー・ドラゴン」が2体特殊召喚でき、
後者は、墓地からも「サイバー・ドラゴン」を特殊召喚できるので、「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズも特殊召喚できるほか、可能な限り特殊召喚するので、3体以上出すこともできます。
ただし、適用できる攻撃力や適用するための条件が異なるので、使い勝手は異なります。
詳しくは、相性のいいカードの項目で、検討します。
しかし、「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」の存在から、フィールドに残しておくことがリスクになります。相手のEXデッキのあまり具合の把握をしましょう。
比較
1.~3.は上述のように、デッキを動かしたり、展開を行う際に重要なので、優先度は高いですが、他方の4.、5.はどのような性能でしょうか。
光属性・機械族・レベル4・1100/1600
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。②:自分が「サイバー・ドラゴン」の召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。③:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの全ての「サイバー・ドラゴン」の攻撃力・守備力は500アップする。
光属性・機械族・レベル4・1800/800
①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。②:このカードが召喚に成功した時に発動できる。自分フィールドの全ての「サイバー・ドラゴン」のレベルを5にする。この効果を発動するターン、自分は機械族モンスターしか特殊召喚できない。③:このカードが除外された場合、自分フィールドの「サイバー・ドラゴン」1体を対象として発動できる。このターン、そのモンスターは戦闘・効果では破壊されない。
どちらもピーキーな性能をしています。
まずは、前者の「サイバー・ドラゴン・フィーア」ですが、「サイバー・ドラゴン」と連れ立って出せる効果を持っているので、フィールドに出しやすく、「サイバー・ドラゴン」のバフをします。
使いやすいですが、これだけしかしないので、他のモンスターに比べると、重要度は劣ります。
特に、このカード自身はレベル4なので、基本的に、融合素材かリンク素材に使うことになります。レベルが5になれれば…。「サイバー・ドラゴン・ドライ」<「レベル5にしてあげようか?」
次は、後者の「サイバー・ドラゴン・ドライ」ですが、召喚時に「サイバー・ドラゴン」のレベルを5に統一する効果を持っています。
「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」に使いやすい効果ですが、若干きつめの制約がかかります。
一番の問題は、こいつを召喚しなければならないことで、「サイバー・ドラゴン・コア」と競合してしまいます。一緒のストラクだったのに…、なぜだ…。
結局、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」を作りたいのであれば、他の「銀河戦士」などの方が使い勝手が良く、見劣りしがちです。
ただし、「サイバー・ネットワーク」を使う場合は、入れておいた方がいいカードになります。
実は、上記2つを一緒に使うとシナジーがあります。
また、共通として「サイバネティック・オーバーフロー」のレベル4「サイバー・ドラゴン」としての役割があります。
まとめると、「これら2枚を入れてもいいが、他のカードの方がよく見える」といった感じです。
「トゥーン・サイバー・ドラゴン」
光属性・機械族・レベル5・2100/1600
①:相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:このカードは召喚・反転召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。③:自分フィールドに「トゥーン・ワールド」が存在し、相手フィールドにトゥーンモンスターが存在しない場合、このカードは直接攻撃できる。
本流とは離れますが、「サイバー・ドラゴン」モンスターです。
「トゥーンのもくじ」でデッキ圧縮し、「サイバー・ドラゴン」モンスターに落ち着けます。
「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」の融合素材になるので、単純に、「トゥーンのもくじ」3枚と「トゥーン・サイバー・ドラゴン」セットにして、それだけで入れる選択もあります。
基本的な運用は、「サイバー・ドラゴン」として扱わない、「サイバー・ドラゴン」モンスターで、ステータスが「サイバー・ドラゴン」なモンスターです。
「サイバー・ドラゴン」進化系
光属性・機械族・レベル7・2400/1800
このカードは通常召喚できない。このカードは「フォトン・ジェネレーター・ユニット」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。このカードの攻撃力以上の攻撃力か守備力を持つモンスター1体を破壊する事ができる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
光属性・機械族・レベル6・800/2800
このカードは通常召喚できない。このカードは「アタック・リフレクター・ユニット」の効果でのみ特殊召喚する事ができる。このカードが攻撃表示の場合、1ターンに1度だけ相手モンスター1体の攻撃を無効にする。
生まれた意味を問われた「サイバー・ドラゴン」。「サイバー・ドラゴン」ではない。
どう比較しても強い点を見つけられないので、どうしようもないです。
他の「サイバー」
とりあえず、以下を扱います。
- 「サイバー・エルタニン」
- 「サイバー・ラヴァ」
- 「サイバー・ジラフ」
- 「サイバー・ダイナソー」
- 「サイバー・ヴァリー」
- 「Sin サイバー・エンド・ドラゴン」
1.~5.は光属性・機械族の「サイバー」です。新規によって、カテゴリ化したことにより考察する必要があります。もともと「サイバー・リペア・プラント」でもサーチできましたが…。
6.は「サイバー流」とあんまり関係ないですが、一応挙げています。ワンチャン、除外した「サイバー・エンド・ドラゴン」を墓地に戻せると、強いかもしれない。
1.「サイバー・エルタニン」は、もともと「エマージェンシー・サイバー」でサーチできました。
かなり高いリセット能力を持っているので、1枚入れておくと、後攻での返しがしやすくなると思います。
ただし、墓地の機械族・光属性をすべて除外してしまうので、リソースを大きく失います。
逆に、墓地の「サイバー・ドラゴン」モンスターを除外できるので、「サイバーロード・フュージョン」と相性が良いです。
2.「サイバー・ラヴァ」は正直、どう使うか分からない。墓地の光属性・機械族を増やすくらいですかね…。
3.「サイバー・ジラフ」は使い方が割とはっきりしていて、起動効果で効果ダメージを0にできるので、「パワー・ボンド」のリスクを回避できます。「力あるカードには、リスクが伴う。」
起動効果なので、効果ダメージメタとしては使えないと思います。
4.「サイバー・ダイナソー」もどう使うか分からん……。
5.「サイバー・ヴァリー」は、この中だと結構使い勝手がいい気がしますね。
いろんな効果がついていますが、第一に除外を行えるので、「サイバーロード・フュージョン」の素材をためつつ、アドバンテージを稼ぐなどの準備ができます。
有望なのは後半2つで、「2ドロー」は、モンスターを並べられればリターンが大きく、「墓地からのカード回収」はドローカードと相性が良いです。
一番のネックは、こいつに召喚権を使わなければならないことで、その重さをどう評価するかが最大の問題です。
何気に、誘発効果と起動効果が一体となってる珍しい効果。
カード解説(EXデッキのモンスター)
「サイバー・ツイン・ドラゴン」(融合モンスター)
光属性・機械族・融合・レベル8・2800/2100
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。①:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
大まかに
「パワー・ボンド」で出すと超強力。
- (2回攻撃できる「サイバー」融合モンスター):つよい。
細かく見ていきます。
召喚条件
融合召喚は、「サイバー・ドラゴン」*2でしかできませんが、融合召喚以外でも特殊召喚できます。
早見表:
- ○:「融合」で、「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
- ○:「サイバネティック・フュージョン・サポート」適用後、「融合」で、「サイバー・ドラゴン」+「フィールドか墓地の「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズ」
- ○:「サイバネティック・レボリューション」の効果
- ○:「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の効果
- ○:正規召喚したこいつが墓地にいった後、「再融合」で墓地から特殊召喚*20
- ○:「融合呪印生物-光」の効果
- ×:「融合」で、「融合素材代用モンスター」+「サイバー・ドラゴン」
- ×:「融合」で、「サイバー・ドラゴン」+「手札の「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズ」
実は結構ガバい。
「サイバー・ドラゴン」を素材に指定するので、「融合派兵」や「E・HERO プリズマー」などの参照にすることができます。
手札融合するには、「サイバー・ドラゴン」を2体そろえる必要があります。
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズを召喚しておけば、他に「サイバー・ドラゴン」が1体いれば、融合素材はそろいます。
「サイバー・ドラゴン・ネクステア」などを利用して「サイバー・ドラゴン」を並べても融合素材をそろえることができます。
「サイバネティック・フュージョン・サポート」で墓地の「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズを利用してもよいでしょう。
また、「サイバー・ダーク・キメラ」も有用です。
新規についてはこちら:
①について
2回攻撃ができます。
「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」や「パワー・ボンド」や「リミッター解除」や「オネスト」や「決闘融合-バトル・フュージョン」などの攻撃力を上げるカードと相性が良いです。
比較
後者の「キメラテック・ランページ・ドラゴン」がライバルです。
「キメラテック・ランページ・ドラゴン」に関して、攻撃力は「サイバー・ツイン・ドラゴン」に劣りますが、攻撃回数は「キメラテック・ランページ・ドラゴン」が1回多くなることができます。
通常の総火力は、
- 「サイバー・ツイン・ドラゴン」:2800の2回攻撃=5600
- 「キメラテック・ランページ・ドラゴン」:2100の3回攻撃=6300
「パワー・ボンド」ありの総火力は、
- 「サイバー・ツイン・ドラゴン」:2800*2の2回攻撃=11200
- 「キメラテック・ランページ・ドラゴン」:2100*2の3回攻撃=12600
で、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」の方が若干高いですが、前述の攻撃力アップは「キメラテック・ランページ・ドラゴン」の方が効果が高いです。
また、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」の方が融合素材が緩く、魔法・罠破壊効果がついていて、墓地肥やしも可能など、扱いやすさもあります。
差別化としては、「サイバー・ツイン・ドラゴン」が光属性であり、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」が闇属性であることでしょうか。
前者は「オネスト」が使え、後者は「オーバーロード・フュージョン」が使えます。
また、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」は起動効果で攻撃回数を増やすため、「超融合」などで、バトルフェイズ中に融合する戦術が入っている場合は、「サイバー・ツイン・ドラゴン」の方が良いです。
基本的には、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」に劣りがちです。
ただし、「サイバー・ドラゴン」を指定するカードはこちらなので、その優位性はあります。
初ターンから、「E・HERO プリズマー」で「サイバー・ツイン・ドラゴン」をみせ、デッキから「サイバー・ドラゴン」を送り、「E・HERO プリズマー」を「サイバー・ドラゴン」に変えて、「オーバーロード・フュージョン」を発動できれば、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」を融合召喚できます。
なお、どちらも「サイバー・ドラゴン・ネクステア」に対応しています。
総合して
「パワー・ボンド」「サイバー・ツイン・ドラゴン」は、結構有名だと思いますが、基本的には「キメラテック・ランページ・ドラゴン」を使うことになるでしょう。
時代には勝てなかったよ……。
「サイバー・エンド・ドラゴン」(融合モンスター)
光属性・機械族・融合・レベル10・4000/2800
「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」+「サイバー・ドラゴン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。①:このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
大まかに
「サイバー流」に受け継がれる一撃必殺のカード。
- (攻撃力の高い貫通効果):つよそう
細かく見ていきます。
召喚条件
基本的な注意は、「サイバー・ツイン・ドラゴン」と同様です。
①について
貫通効果です。
高い攻撃力があり、強そうですが、実はそこまででもない…。
実際、「サイバー・ツイン・ドラゴン」で直接攻撃など決められる状況なら、そちらの方がダメージがでます。
比較
比較対象は「サイバー・ツイン・ドラゴン」と「サイバー・エタニティ・ドラゴン」ですかね。
前者は、「サイバー・エンド・ドラゴン」の方が総合火力が劣っており、召喚条件も重いので、利用できるタイミングも少ないでしょう。
ただし、「エターナル・エヴォリューション・バースト」が活きるのは、「サイバー・エンド・ドラゴン」の方です。
後者は、「サイバー・エンド・ドラゴン」と同様の召喚条件で、少し緩く、耐性を持っていますが、攻撃力は比較的低めです。耐性の有無が大きなポイントです。
また、共通して、融合以外で出すモンスターとしては、単純な攻撃力が高いこちらが優先されるでしょう。
総合して
なかなか活躍できる場面は少ないですが、融合以外で出したり、高い攻撃力を活かして、活躍させましょう。
「サイバー・エタニティ・ドラゴン」(融合モンスター)
光属性・機械族・融合・レベル10・2800/4000
「サイバー・ドラゴン」モンスター+機械族モンスター×2
①:自分の墓地に機械族の融合モンスターが存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。②:融合召喚したこのカードが相手によって墓地へ送られた場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「サイバー・ドラゴン」1体を選んで特殊召喚する。③:墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、自分フィールドの融合モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
大まかに
防御型「サイバー」融合モンスター。
- 緩めの融合素材
- 守備よりのステータス
- ①(条件付きの対象・破壊耐性):そこそこの耐性
- ②(除去られた際に、後続が出る):一応の保険
- ③(墓地から除外して耐性を与える):使い勝手が良く強い。
細かく見ていきます。
召喚条件
「サイバー・ドラゴン」モンスターと機械族2体です。
融合以外でも好きに出すことができます。
素材の条件は緩く、消費はえぐいですが、手札融合もしやすいです。
特に、「サイバーロード・フュージョン」で出しやすいです。
「サイバネティック・フュージョン・サポート」も利用できます。
また、「サイバー・ダーク・キメラ」も有用です。
新規についてはこちら:
①について
墓地に機械族の融合がいれば、相手の効果の対象にならず、相手の効果で破壊されません。
守備よりのステータスであり、ガードが堅い置物としておけます。安心はできませんが…。
また、普通に耐性付き2800で攻めることもできます。
条件がありますが、達成は比較的容易です。
「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」や「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」は簡単に特殊召喚できる融合モンスターです。ただし、これらを「サイバー・エタニティ・ドラゴン」の融合素材に使うことはできません。
「簡易融合」や「簡素融合」で一度融合召喚してしまったり、「サイバネティック・レボリューション」で一度特殊召喚してしまうなど考えられます。
また、「サイバネティック・ホライゾン」で直接墓地へ送ってしまうのも手です。この場合は、「サイバー・エタニティ・ドラゴン」を墓地へ送って③を利用することも考えられます。
新規についてはこちら:
②について
融合召喚したこのカードが相手によって墓地に送られると、「サイバー・ドラゴン」を、手札・デッキ・墓地から特殊召喚できます。
出てくるモンスターについては、「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズを参照ですが、墓地の「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」も出せるので、侮れません。
墓地送りにしか対応しないので、使えるかは相手次第です。特に、①の耐性がある場合、保険としてみるのが適当でしょう。
③について
墓地から除外して、ターン限定で、フィールドの融合に対象と破壊の耐性を与えます。
起動効果なので、融合モンスターでの攻めを通すために使うことになると思います。
自分のすべての融合に適用され、あとから出したモンスターにも適用されるため、先出で発動するのも手です。
前述のように、「サイバネティック・ホライゾン」で直接墓地へ送ってもよいでしょう。
新規についてはこちら:
「サイバー・ダーク・クロー」で、直接墓地へ送って、「サイバー・ダーク」融合にモンスターに耐性をあたえたりもできます。
「裏サイバー流」についてはこちら:まだ
すべての融合に適用されるので、「ドラグマ」入りの融合デッキ(「アルバスの落胤」など)に入れるのもワンチャン。
総合して
ステータスが防御よりで、耐性をもち、後続の保険や、次以降の展開の安全にするなど、後につなげるカードになっています。
新世代では、直接墓地へ送って、融合モンスターに耐性を与えて攻めを通しやすくする運用が主になるでしょう。
「キメラテック・ランページ・ドラゴン」(融合モンスター)
闇属性・機械族・融合・レベル5・2100/1600
「サイバー・ドラゴン」モンスター×2体以上
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。①:このカードが融合召喚に成功した時、このカードの融合素材としたモンスターの数までフィールドの魔法・罠カードを対象として発動できる。そのカードを破壊する。②:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。デッキから機械族・光属性モンスターを2体まで墓地へ送る。このターン、このカードは通常の攻撃に加えて、この効果で墓地へ送ったモンスターの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
大まかに
新型「サイバー流」攻撃術。
- 召喚条件(「サイバー・ドラゴン」モンスター2体以上):緩い。
- ①(魔法・罠破壊効果):攻撃を通すのに強力
- ②(墓地肥やしと複数回攻撃):めっちゃつよい。
細かく見ていきます。
召喚条件
「サイバー・ドラゴン」モンスター×2体以上のみで融合召喚できます。
基本的な注意は、「サイバー・ツイン・ドラゴン」と同様ですが、「サイバー・ドラゴン」モンスターでよいので、緩いです。
一応、「簡易融合」することはできません。
最低2体で、融合素材の数だけ①にかかわります。攻撃力が上がるわけではないです。
2体程度であれば、手札で融合してもよく、「パワー・ボンド」で出すのも強力です。
- 2100*2の3回攻撃=12600の火力
闇属性・機械族なので、「オーバーロード・フュージョン」で出してもよいでしょう。
「サイバネティック・フュージョン・サポート」も使えます。
また、「サイバー・ダーク・キメラ」も有用です。
新規についてはこちら:
①について
融合素材の数だけ、魔法・罠を破壊できます。
攻撃を通しやすくなるので、有用な効果です。
また、単純にアドバンテージを得ることができるので、融合に使った枚数を少し回収できます。
破壊の枚数は「まで」なので、フィールドの魔法・罠が1枚以下だったり、自分の場にも魔法・罠があっても、損はしません。「ハーピィの狩場」とは違う。
また、自分の魔法・罠も破壊できるので、「サイバー・ネットワーク」を破壊し、展開することもできます。攻撃できないけど。
また、「サイバネティック・オーバーフロー」を破壊し、「サイバー」「サイバネティック」魔法・罠サーチにつなげられます。
また、装備状態の「アタッチメント・サイバーン」を破壊することもできます。
新規カードについてはこちら:
②について
起動効果で、デッキから光・機械を2体まで墓地へ送り、その数+1回まで攻撃できるようになります。
単純に、墓地肥やしとして利用できます。先攻のメインフェイズ1やメインフェイズ2にも使うことができます*21。
複数回攻撃は直接攻撃もできるため、できるだけ3回攻撃できるようにしたいです。
通常の火力は、
- 2100の3回攻撃=6300
になります。これに、「パワー・ボンド」や「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」が乗ったりします。
墓地に送るカードとして、使えそうなのは、
- 「サイバー・ドラゴン・コア」
- 「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」
- 「機巧鳥-常世宇受賣長鳴」
- 「スターダスト・シンクロン」
- 「超電磁タートル」
とかですかね。
1.単純に、「サイバー・ドラゴン・コア」を墓地へ送って、次以降の準備を進めることができます。
2.「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を墓地へ送ると、「サイバー・ドラゴン」をサーチできる他、「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズと一緒に墓地へ送ることで疑似サーチができます。
3.「機巧鳥-常世宇受賣長鳴」は、墓地効果を持っています。使い方が独特なので、相性のいいカードで扱います。
4.「スターダスト・シンクロン」も、墓地効果を持っています。墓地から復活する効果ですね。シンクロに特化させる必要はあります。相性のいいカードでも扱います。
5.「超電磁タートル」は、保険的な使い方になります。
②のターン制限は、カード毎の制限なので、一度墓地に送って蘇生すると再び効果を使えます。
例えば、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」に対応しています。
例えば、まず、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」と「サイバー・ドラゴン・ネクステア」を墓地へ送り、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」を回収し、一度「キメラテック・ランページ・ドラゴン」を素材にした後、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」を特殊召喚し、蘇生して再び墓地肥やしを利用することができます。
基本的に、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」の攻撃性能が高いので、できるだけ攻めに行けるように運用を行いたいですね。
総合して
融合召喚ゆえの消費はありますが、条件は緩く、強力なので、融合を使うのであれば、ぜひ召喚していきたいモンスターになります。
「キメラテック・オーバー・ドラゴン」(融合モンスター)
闇属性・機械族・融合・レベル9・?/?
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードが融合召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールド上のカードを全て墓地へ送る。このカードの元々の攻撃力・守備力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×800ポイントになる。このカードは融合素材としたモンスターの数だけ相手モンスターを攻撃できる。
大まかに
「サイバー流」グォレンダァ!
- 召喚条件:何かがおかしい
- (融合召喚時に他のカードをすべて墓地へ):リスクが大きい
- (素材×800):強い。
- (素材だけ攻撃):グォレンダァ!
細かく見ていきます。
召喚条件
融合素材は、「サイバー・ドラゴン」と機械族1体以上です。
好きなだけ融合素材を増やせます。
通常の手札・フィールドの融合だと大した攻撃力にならないと思われるので、基本的に、墓地や除外融合がメインになるでしょう。
- 「オーバーロード・フュージョン」
- 「サイバネティック・フュージョン・サポート」
- 「サイバーロード・フュージョン」
- 「サイバー・ダーク・キメラ」
新規についてはこちら:
また、「未来融合-フューチャー・フュージョン」の参照として、大量に機械族を墓地に送りこむことができます。ただし、「未来融合-フューチャー・フュージョン」で出すと、「キメラテック・オーバー・ドラゴン」で「未来融合-フューチャー・フュージョン」が墓地へ送られ、「未来融合-フューチャー・フュージョン」の関係で「キメラテック・オーバー・ドラゴン」が破壊されてしまい、自分の場が空になってしまいます。
単に、「サイバー・ドラゴン」が入っている機械族デッキで利用することもできます。
素材の数が攻撃力に直結するため、できるだけ融合素材を増やして一撃で決めるようにしたいですね。
①について
融合召喚時に、自分の場の他のカードをすべて墓地へ送る効果です。
このため、「キメラテック・オーバー・ドラゴン」にはリスクがともなうので、できるだけ、そのターンに決めたいカードです。
②について
素材の数だけ元々の攻撃力・守備力が800になります。
素材が緩いので攻撃力が上がりやすく、10体を超えれば、直接攻撃での一撃圏内になります。
ただし、永続効果でステータスが決定されるので、一度効果が無効になると0になってしまいます。
③について
素材の数だけ、モンスターに攻撃できます。
複数回攻撃は、モンスターにしか攻撃できないので、直接攻撃とは別になっています。
- モンスターに攻撃する→モンスターに複数回攻撃できる
- 直接攻撃する→モンスターに攻撃できない
総合して
一撃で終わらせられる火力を持った、諸刃の剣です。
「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」(融合モンスター)
闇属性・機械族・融合・レベル10・0/0
「サイバー・ドラゴン」モンスター+EXモンスターゾーンのモンスター1体以上
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。このカードは融合素材にできない。①:このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1200になる。
大まかに
新型「サイバー流」合体術。
- 召喚条件(自分・相手のEXモンスターと「サイバー・ドラゴン」を合体できる):めっちゃ強い。
- ①(素材×1200):最大3600にいきたい
細かく見ていきます。
召喚条件
フィールドの「サイバー・ドラゴン」モンスターとEXモンスターゾーンのモンスターを墓地へ送って、EXデッキから特殊召喚できます。
ですが、墓地へ送ったモンスターを融合素材にしています*22。
一度正規召喚すれば、墓地から蘇生できます。攻撃力0だけど。
墓地へ送らなければならないので、ペンデュラムモンスターは融合素材にできません。
なお、自分の裏側守備のモンスターは、素材にできますが、相手の裏側守備のモンスターは融合素材にできません。
装備状態の「サイバー・ドラゴン」を融合素材にはできません。
召喚条件なので、トークンかペンデュラムモンスターか融合素材に利用できないモンスター、および裏側守備のモンスターまたは「マクロコスモス」適用下以外は、耐性も関係なく融合素材にできます。
ただし、モンスターを新たに特殊召喚する優先権を得る必要はあります。
「サイバー・ドラゴン」モンスターを持っていれば、相手のEXモンスターゾーンのモンスターと合体して、特殊召喚できます。(攻撃力2400)
相手がエクストラリンクでもしている場合は、2体を素材にできます。
自分のEXモンスターゾーンのモンスターも素材にできるので、攻撃力を上げるのに役だちます。
例えば、自分の「転生炎獣アルミラージ」を素材にし、攻撃力を上げたりできます。
他にも出しやすいリンクモンスターなどでもよいでしょう。
相手が「サイバー・ドラゴン」モンスターを残している場合も、そいつを利用することができます。
例えば、相手が「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」とEXモンスターゾーンのモンスターを出していれば、相手モンスターだけで、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」を出すことができます。
また、単に「サイバー・ドラゴン」だけをメインデッキに入れて除去にしてもいいですし、「トゥーンのもくじ」3枚と「トゥーン・サイバー・ドラゴン」セットにして、それだけで入れる選択もあります。
逆に、こちらが「サイバー・ドラゴン」モンスターを利用している場合には、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」に注意する必要があります。
効果外
このカードは融合素材にできません。
つまり、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」を素材にして、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」や「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」を出すことはできません。
また、忘れがちですが、「オーバーロード・フュージョン」などの墓地素材にできない点は覚えておきましょう。
①について
元々の攻撃力を決定する効果です。
素材の関係上、2400か3600になります。
2400は少し心もとないですが、3600まで行くと悪くないでしょう。
永続効果で、元々の攻撃力を決定しているので、1度無効になると0になってしまいます。
総合して
除去を行える汎用性の高いモンスターです。
「サイバー・ドラゴン」にとっては、存在そのものが急所になるので、注意しておきましょう。
「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」(融合モンスター)
闇属性・機械族・融合・レベル8・0/0
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。このカードは融合素材にできない。①:このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×1000になる。
大まかに
元祖吸収合体。
- 召喚条件(自分・相手の「サイバー・ドラゴン」と機械族を合体):局所的にめっちゃ強い。
- ①(素材×1000):3000以上いきたい。
細かく見ていきます。
召喚条件
フィールドの「サイバー・ドラゴン」と機械族1体以上を墓地へ送って、EXデッキから特殊召喚できます。
ですが、墓地へ送ったモンスターを融合素材にしています*23。
一度正規召喚すれば、墓地から蘇生できます。攻撃力0だけど。
墓地へ送らなければならないので、ペンデュラムモンスターは融合素材にできません。
なお、自分の裏側守備のモンスターは、素材にできますが、相手の裏側守備のモンスターは融合素材にできません。
ただし、セットされた「サイバー・ドラゴン」は「サイバー・ドラゴン」として融合素材にできますが、セットされた「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズは「サイバー・ドラゴン」として融合素材にすることはできません*24。
召喚条件なので、ペンデュラムモンスターか融合素材に利用できないモンスター、および裏側守備のモンスター以外は、耐性も関係なく融合素材にできます。
ただし、モンスターを新たに特殊召喚する優先権を得る必要はあります。
「サイバー・ドラゴン」を持っていれば、相手の機械族をすべて巻き込んで、出せます。
自分の機械族も素材にすることができ、攻撃力を上げることができます。
装備状態の「サイバー・ドラゴン」も融合素材にできます。装備状態の機械族は融合素材にできません。
したがって、「ユニオン・キャリアー」を出せれば、相手の機械族を除去することができます。「ユニオン・キャリアー」自体も融合素材にできます。
相手が「サイバー・ドラゴン」を残している場合にも、融合素材にすることができます。
また、「DNA改造手術」でフィールドのモンスターを機械族にしてしまえば、すべて融合素材にできます。
逆にこちらが「サイバー・ドラゴン」を利用している場合には注意が必要です。
効果外
このカードは融合素材にできません。
つまり、「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」を素材にして、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」や「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」を出すことはできません。
また、忘れがちですが、「オーバーロード・フュージョン」などの墓地素材にできない点は覚えておきましょう。
①について
攻撃力は1体につき1000なので、そこまであがりません。
攻撃に使いたい場合は、3,4体の素材が良いでしょう。
永続効果で、元々の攻撃力を決定しているので、1度無効になると0になってしまいます。
総合して
機械族に対して除去を行えるモンスターです。
「サイバー流」にとっては、存在そのものが急所になるので、注意しておきましょう。
「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」(Xモンスター)
光属性・機械族・エクシーズ・ランク5・2100/1600
機械族レベル5モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の「サイバー・ドラゴン」1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。②:1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「サイバー・ドラゴン」1体を除外して発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで2100アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。③:このカードが相手の効果で墓地へ送られた場合に発動できる。EXデッキから機械族の融合モンスター1体を特殊召喚する。
大まかに
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」の土台。
と言われがちだが、こいつ自体も結構強い。
- 「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」の土台。
- 「サイバー・ドラゴン」モンスター
- 召喚条件(機械族レベル5*2体):緩めだが「サイバー・ドラゴン」だけでは…。
- 攻撃力(2100):低めだが、メリット、上がる
- ①(「サイバー・ドラゴン」蘇生):おまけを展開できる。
- ②(「サイバー・ドラゴン」をコストに2100アップ):強化幅がそこそこで、強め
- ③(倒されると、機械融合を特殊召喚):保険として有用。
細かく見ていきます。
召喚条件
機械族レベル5×2体でX召喚できます。
「サイバー・ドラゴン」でこのカードのX召喚をサポートしているのは、
くらいです。
「サイバー・ドラゴン」関連だけだと出しにくいですが、上述の「銀河戦士」などの特殊召喚しやすいレベル5の機械族を利用すると出しやすいです。
リストだけ再記します。
- 「機巧嘴-八咫御先」
- 「銀河戦士」
- 「クイック・シンクロン」
- 「音響戦士マイクス」
- 「太陽風帆船」
- 「ダイナミスト・ブラキオン」
- 「トゥーン・サイバー・ドラゴン」
- 「重装機甲 パンツァードラゴン」「メカ・ザウルス」
また、「サイバー・リペア・プラント」を絡めると、それらの中でもサーチできるものがあるので、実際簡単にでます。
また、「機械複製術」や「地獄の暴走召喚」などで、「サイバー・ドラゴン」を並べるとX召喚しやすいです。
効果は「サイバー・ドラゴン」に関する効果ですが、後述の通り、「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」の土台としての役割があり、条件も緩いため、「サイバー流」でなくても使われます。
①について
X素材を1つ取り除き、墓地から「サイバー・ドラゴン」を特殊召喚します。
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズを特殊召喚できますが、基本的に、攻撃性能は低く②のコストがメインになるでしょう。
「サイバー・ドラゴン・ネクステア」を特殊召喚し、展開することもできます。
一方で、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」は、蘇生できるモンスターの中でも攻撃する上で相性が良く、攻撃力を6300まで引き上げることができます。
②について
手札・フィールドの表の「サイバー・ドラゴン」を除外して、このカードの攻撃力を2100上げます。
①でコストを確保でき、攻撃力を4200として運用できます。
「サイバー・ドラゴン」の攻撃後に発動すれば、火力を実質4200だけ上げることができます。
相手ターンの攻撃でも使用できるので、③と合わせて、相手からすれば、結構怖いモンスターにみえるでしょう。
また、ダメージステップでも使用できるので、「サイバー・ドラゴン」を相手の攻撃からエスケープさせることができます。
③について
相手によって、効果で墓地に送られるとEXデッキから機械族の融合を特殊召喚できます。
効果限定なので、「壊獣」や「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」や「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」などでは使えません。
攻撃に反応する「聖なるバリア -ミラーフォース-」などに対する保険でもあり、攻撃を通しやすくなっています。
また、「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」の土台として、除去されても大丈夫な保険となっています。
それ以外にも、どこから墓地に送られてもいいので、「教導の大神祇官」へのメタにもなります。
「サイバー・ドラゴン」であれば、出すモンスターには困らないでしょうが、「召喚獣メルカバ―」なども面白いでしょう。
総合して
基本的に「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」の土台ですが、攻める効果も持っているので、覚えておきたいですね。
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」(Xモンスター)
光属性・機械族・エクシーズ・ランク6・2100/1600
機械族・光属性レベル6モンスター×3
「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は1ターンに1度、自分フィールドの「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の上に重ねてX召喚する事もできる。①:このカードの攻撃力は、このカードのX素材の数×200アップする。②:1ターンに1度、フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。③:1ターンに1度、カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。
大まかに
「サイバー流」の異端児。9期が生み出した負の遺産。瞬間は永遠となった。
- 召喚条件(「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」に重ねて):実質出しやすい
- 「サイバー・ドラゴン」モンスター
- 攻撃力(2100):低めだがメリット。
- ①(素材*200アップ):地味だが重要
- ②(X素材に吸収):強い。
- ③(無効):強い。
細かく見ていきます。
召喚条件
機械族・レベル6×3体でも出せます。普通この方法では出しません。
「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」を素材にして、X召喚できます。
実質、機械族・レベル5×2体で出せるので、出しやすいと思います。「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の出し方については、上記を参照。
「サイバー・ドラゴン」でないデッキであっても、使う価値があり、機械族・レベル5が並ぶデッキであれば、利用を狙えるでしょう。
ただし、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」に重ねてX召喚する方法は、1ターンに1回です*26。
ターンをまたいで召喚はできるけどね。
また、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」で簡単に蘇生できます。
①について
X素材の数だけ、攻撃力が200上がります。
単純に、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」から「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」を直で出した場合、素材の数は3体で2700、②で吸収した場合、4体で2900になります。
この状態で、③を使うと、3体になり、2700になります。
③の効果があるので、攻撃力があることは重要で、高い攻撃力を維持することは結構大事です。
②について
攻撃表示モンスターを1体、X素材にします。
破壊耐性や、破壊時効果を無力化し、フィールドから離れた際の効果も無視できます。
また、「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」が生き残る限り、吸収したモンスターの墓地利用も封じます。
X素材が増えることも重要で、最初に出したときに攻撃力を高めておけるのももちろん、蘇生した後に、③で使うコストを確保できます。
また、自分の「サイバー・ドラゴン・コア」を吸収してしまい、「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」の素材にさせないこともできます。リスク回避。
また、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」の墓地効果を相手ターンに活用できる数少ないカードです。
③について
X素材を1つ取り除き、発動する効果を無効にし破壊します。
1ターンに1度ですが、万能な無効です。永続効果には弱いけど。
最近だと、単体で制圧するのは難しいですが、他のモンスターと合わせて並べると、かなり強固になります。
また、自分の攻撃を安全に通すには十分な性能で、相手の伏せカードを無効にするために出し、さらに②で吸収して、モンスターを除去することができます。震えるほど強い。
弱点
一見最強なこのカードにも弱点があります。
まずは、単純な攻撃力不足。
攻撃力を超えられて、上から殴られるとどうしようもないです。うまく展開を止められればいいですが、1回の無効でとまるかは相手次第。
この点は、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」と一緒に並べられると、解決できます。
次に、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」や「壊獣」など。
特に、前者は、リンク1を出されるだけで除去が確定するので、対処が難しいです。
ぶっちゃけどうしようもないので、入っていないことを願うしかないです。
最後に、相手に再利用されやすいこと。
1度倒されると蘇生が簡単なのは、相手も同様であり、②と③があるので、単体で機能します。
特に、「照耀の光霊使いライナ」で簡単にパクられるので、注意しておきましょう。
総合して
弱点はありますが、妨害は強烈で、攻撃を通したい場合にも、大いに役立ってくれるでしょう。
「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」(リンクモンスター)
光属性・機械族・リンク2・2100
「サイバー・ドラゴン」を含む機械族モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「サイバー・ドラゴン」として扱う。②:このカードが攻撃宣言をしていない自分・相手のバトルフェイズに、自分フィールドの攻撃力2100以上の機械族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで2100アップする。この効果の発動後、ターン終了時までこのカードの戦闘によるお互いの戦闘ダメージは0になる。
大まかに
「サイバー流」パンプアップ。「俺は勝利をリスペクトする!」
- 召喚条件(「サイバー・ドラゴン」を含む機械族2体):かなり出しやすい。
- 攻撃力(2100):低めだが、メリット
- ①(「サイバー・ドラゴン」として扱う):EXデッキから出る「サイバー・ドラゴン」。
- ②(攻撃力2100アップ):他のモンスターにバフを巻けて、強い。
細かく見ていきます。
召喚条件
リンク素材に「サイバー・ドラゴン」が必要で、機械族2体です。
したがって、「E・HERO プリズマー」等は利用できません。
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズを利用しましょう。
自身も「サイバー・ドラゴン」として扱うので、自身を素材にして、他の機械族とともに「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」をリンク召喚できます。やらない。
また、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」で簡単に蘇生できます。
①について
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターです。
「サイバー・ドラゴン」として扱うメリットは上記を参照ですが、特に、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」や「サイバー・レヴシステム」で蘇生できる点はこのカードの大きな利点です。
EXデッキから「サイバー・ドラゴン」が出てきますが、素材に「サイバー・ドラゴン」を使うので、実質墓地に「サイバー・ドラゴン」が1枚増えることになります。
「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」や「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」に対しては、すべての融合素材になります。
②について
攻撃力2100以上の機械族に攻撃力2100アップを付けられます。
条件等は複雑ですが、2100というかなりの火力を得ることができます。
例えば、上記の「キメラテック・ランページ・ドラゴン」や「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」などとは相性がよく、火力を一気に上げることができます。
- 前者は、4200の3回攻撃を可能にし、
- 後者は、攻撃力6300にできます。
条件を整理するとまず、
- お互いのバトルフェイズに使える
- このカードが攻撃していないターン
- 発動後、このカードによるお互いへの戦闘ダメージは0になる
となっており、
- このカードに2100アップを使用した場合、戦闘ダメージは0だが、攻撃力4200で攻撃でき、
- 他の機械族に2100アップを使用した場合、そのモンスターのダメージは有効で、このカードでも相手モンスターを戦闘で破壊するだけなどできます。
相手ターンにも使えるので、4200の置物として見られます。
なお、相手ターンに使用した場合もこのカードによるお互いへの戦闘ダメージは0になるので、
- 自身に使用して、4200のダメージ0としておく
- 他のモンスターを強化し、このカードでの戦闘ダメージを0にする
など、することができます。
総合して
ステータスや名前から扱いがしやすく、効果も攻撃的で扱いやすいので、うまく利用して勝負を決めにいきたいですね。
カード解説(魔法・罠)
「エマージェンシー・サイバー」(通常魔法)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスターまたは通常召喚できない機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。②:相手によってこのカードの発動が無効になり、墓地へ送られた場合、手札を1枚捨てて発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。
大まかに
- ①(「サイバー・ドラゴン」サーチ):初動として便利
- ②(無効メタ):保険として便利そうだが…
細かく見ていきます。
①について
デッキから「サイバー・ドラゴン」モンスターか通常召喚できない光・機械を手札に加えられます。
上述のような「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズや「サイバー・エルタニン」を手札に加えられます。
「サイバー・ドラゴン」モンスターには、サーチを行える「サイバー・ドラゴン・コア」や、展開を行える「サイバー・ドラゴン・ネクステア」など欲しいカードが多くあり、サーチ先には困らないでしょう。
例えば、「エマージェンシー・サイバー」→「サイバー・ドラゴン・コア」→「エマージェンシー・サイバー」→…とつなげることで、毎ターン「サイバー・ドラゴン」を出しつつ、墓地に「サイバー・ドラゴン・コア」をためることができます。*27
また、「サイバー・ドラゴン・コア」のサーチを切り替えることで他の「サイバー」「サイバネティック」魔法・罠に変えることができます。
例えば、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」をサーチし、墓地の攻撃力か守備力が2100の機械を蘇生しに行くことができます。
例えば、他に「サイバー・ドラゴン・ネクステア」が手札にある状態では、「サイバー・ドラゴン」を手札に加え、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」のコストで「サイバー・ドラゴン」を捨て、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」で蘇生するモンスターを墓地に置きつつ特殊召喚できます。
例えば、「サイバー・ドラゴン・ドライ」をサーチし、「サイバー・ドラゴン」など特殊召喚できるレベル5の機械族と合わせて、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」をX召喚できます。
例えば、「サイバー・エルタニン」をサーチして、フィールドを一掃するなどできます。
②について
カードの発動が無効になった場合に、手札1枚をコストに、このカードを墓地から手札に戻します。
カードの発動には制限がありますが、②を使う場合は、発動が無効になっている、つまり、「発動していない」ことになるので、回収したターンにそのまま発動できます。
発動無効を無力化する能力をもったサーチカードとして、優秀な初動になりそうですが……。
しかしながら、「灰流うらら」や「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は効果のみを無効にする効果なので、②を発動することができません。やっぱりパクられるとつらい。
しかも結局、万能な無効であれば、サーチしたモンスターに対して発動すればいいので、このカード自体を無効にしなくてもいいということもあります。
比較
比較対象としては、
- 「サイバー・リペア・プラント」
- 「サイバネティック・ホライゾン」
ですね。
「サイバネティック・ホライゾン」は新規です。
いずれもサーチカードとして扱うことができ、ざっくりしたサーチ範囲は「表サイバー流」であれば、
- 「エマージェンシー・サイバー」<「サイバネティック・ホライゾン」<「サイバー・リペア・プラント」
また、「サイバネティック・ホライゾン」と「サイバー・リペア・プラント」には、発動条件とおまけ効果があります。
「エマージェンシー・サイバー」の優位性は発動条件がないことで、デュエルの最初に使う1枚として利用できます。
また、「エマージェンシー・サイバー」は「サイバー・ドラゴン・コア」をサーチでき、「サイバー・ドラゴン・コア」は「サイバネティック・ホライゾン」と「サイバー・リペア・プラント」をサーチできるので、一方的な互換性があります*28。
総合して
条件がなく初動として使うことのできるサーチカードです。
「サイバー・リペア・プラント」(通常魔法)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が存在する場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。このカードの発動時に自分の墓地に「サイバー・ドラゴン」が3体以上存在する場合、両方を選択できる。
●デッキから機械族・光属性モンスター1体を手札に加える。
●自分の墓地の機械族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。その機械族・光属性モンスターをデッキに戻す。
大まかに
条件付きだが、幅の広いサーチカード。
細かく見ていきます。
発動条件について
墓地に「サイバー・ドラゴン」がいる場合に発動することができます。
「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズもいるので、簡単そうに見えますが、初手で使用するには、「サイバー・ドラゴン」と一緒に「サイバー・リペア・プラント」を引いていないといけないので、初動としては微妙に扱いづらいです。
①について
デッキから機械族・光属性を手札に加えるか、墓地の機械族・光属性をデッキに戻します。墓地に「サイバー・ドラゴン」が3体以上いれば、どちらも使えます。
基本的に、「サイバー・ドラゴン」モンスターは全てサーチでき、「サイバー・ドラゴン」モンスターのサーチ先には困りません。
また、「サイバー」機械族もサーチできます。
「サイバー・ドラゴン」モンスターをサーチする場合は、「エマージェンシー・サイバー」と同様の使い方になると思います。
また、サーチの範囲が広く、様々なカードにつながります。
- 「機巧鳥-常世宇受賣長鳴」
- 「壊星壊獣ジズキエル」
- 「銀河戦士」
- 「スターダスト・シンクロン」など
です。
1.は扱いが特殊なので、相性いいカードで扱います。
2.「壊星壊獣ジズキエル」はサーチできる「壊獣」です。
除去として効力が高く、相手フィールドでも「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」の融合素材なので、攻撃力が高い「壊獣」でも問題になりません。
コストさえあれば、基本的に1枚で「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」までつなげられ、他に機械族レベル5がいれば、温存しながら展開もできます。
4.「スターダスト・シンクロン」では、シンクロ特化させる必要がありますが、それだけのリターンはあると思います。
また、おまけの回収効果も地味に優秀で、使いきってしまった上記の「壊星壊獣ジズキエル」や「銀河戦士」や、EXデッキの光・機械などを回収できます。
比較
比較対象としては、
- 「エマージェンシー・サイバー」
- 「サイバネティック・ホライゾン」
ですね。
「サイバネティック・ホライゾン」は新規です。
いずれもサーチカードとして扱うことができ、ざっくりしたサーチ範囲は「表サイバー流」であれば、
- 「エマージェンシー・サイバー」<「サイバネティック・ホライゾン」<「サイバー・リペア・プラント」
また、「サイバネティック・ホライゾン」と「サイバー・リペア・プラント」には、発動条件とおまけ効果があります。
「サイバー・リペア・プラント」の優位性は、上記のような「サイバー」と関係のない光・機械もサーチできる点です。
総合して
「エマージェンシー・サイバー」より範囲は広いですが、条件は厳しいので、優先順位は劣りますが、「サイバー・ドラゴン・コア」でサーチできるので、1枚入れておきたいですね。
「サイバネティック・ホライゾン」が登場後はさらに、優先度が変わる可能性もありますが、「壊星壊獣ジズキエル」などのサーチはこのカード固有なものなので、唯一性を持っています。
「サイバー・レヴシステム」(通常魔法)
通常魔法
①:自分の手札・墓地から「サイバー・ドラゴン」1体を選んで特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは効果では破壊されない。
大まかに
「サイバー・ドラゴン」展開。蘇生カードとしても優秀。
細かく見ていきます。
①について
手札・墓地から「サイバー・ドラゴン」を特殊召喚し、特殊召喚した「サイバー・ドラゴン」は効果で破壊されなくなります。
手札から「サイバー・ドラゴン」を出す場合は、「サイバー・ドラゴン」を直接出す必要があります。
「サイバー・ドラゴン」自体は特殊召喚できる効果を持っていますが、「サイバー・レヴシステム」では、自分の場にモンスターがいる状態でも特殊召喚できる強みがあります。
「サイバー・ドラゴン」を蘇生する場合は、「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズも蘇生できるので、幅が広く、「サイバー・ドラゴン」では有用な蘇生カードになります。
例えば、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」や「サイバー・ドラゴン」を蘇生し、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」のX召喚の素材にできます。
例えば、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」を蘇生し、2100の機械をさらに蘇生できます。
例えば、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」を蘇生し、リンクを伸ばしたり、火力アップしたりできます。
特に、「サイバー・ドラゴン・コア」からこのカードをサーチし、「サイバー・ドラゴン・コア」を素材にして「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」をリンクで経由しつつ、さらに、リンクを伸ばし、「幻獣機アウローラドン」などを出した後、「サイバー・レヴシステム」で「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」を蘇生するなどして、一気にモンスターを並べたりできます。
また、単純に、「サイバー・ドラゴン・コア」からこのカードをサーチし、「サイバー・ドラゴン・コア」で「転生炎獣アルミラージ」をリンク召喚、このカードで、「サイバー・ドラゴン・コア」を蘇生して、相手のEXモンスターゾーンのモンスターと一緒に合体することで、3600の「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」を作ることができます。
また、おまけの耐性も優秀で、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」などに耐性を付けられれば、強力です。
しかし、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」などの素材になってしまうことに注意しましょう。
比較
他の蘇生カードと比較すると、限定的でありますが、サーチが効くので好きなタイミングで持ってくることができ、おまけがつきます。
総合して
限定的なカードですが、サーチができ、総合的に扱いやすいカードにまとまっています。
1枚程度入れておき、必要な時に持ってきましょう。
「サイバーロード・フュージョン」(速攻魔法)
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールド及び除外されている自分のモンスターの中から、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。このターン、この効果で特殊召喚したモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できない。
大まかに
除外から回収できる融合カード。速攻魔法なのもよい。
- ①(除外で融合):純粋に強い。
細かく見ていきます。
①について
自分フィールドと除外されているモンスターから、「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材にする融合モンスターの融合素材を、デッキに戻し、その融合モンスターを融合召喚します。
その後、出したモンスター以外に攻撃制限がかかります。
このカードで融合召喚できるモンスターは、
です。
フィールドのモンスターも融合素材にできるため、バトルフェイズ中に、追撃として「サイバーロード・フュージョン」を使うのもよいでしょう。
その場合、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」の複数回攻撃は起動効果で得られる効果なので、「サイバー・ツイン・ドラゴン」を使いましょう。ただし、「サイバー・ドラゴン」を素材にする必要がありますが…。
発動後、攻撃制限がかかるので、1度すべてで攻撃した後に、融合することになるでしょう。この場合、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」でバフを狙うのは難しいでしょう。融合素材にはできるけど。
除外されている「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズは、「サイバー・ドラゴン」ではなく、単に「サイバー・ドラゴン」モンスターなので、除外されているモンスターを融合素材にする場合は注意が必要です。
「サイバー・ドラゴン」モンスターであっても融合素材にできるのは、
の2体です。
相手のターンに発動し、「サイバー・エタニティ・ドラゴン」で防御するのもよいでしょう。
利用上の注意
このカードを利用する上で大事なのは、除外の融合素材をどのように確保するかです。
フィールドのモンスターを素材にしてもよいですが、それだけなら通常の融合でよく、消費は変わりません。
フィールドと除外をチャンポンして、「サイバー・ドラゴン」を融合素材にするのであれば、「サイバー・ドラゴン」を除外しておく必要がありますが、「表サイバー流」で「サイバー・ドラゴン」を除外できるのは少なく、
魔法・罠であれば、後述の「サイバネティック・オーバーフロー」や「サイバー・ネットワーク」や「オーバーロード・フュージョン」や「サイバネティック・フュージョン・サポート」くらいで、後者2つは、融合モンスターをすでに出します。前者2つも罠なのでラグがあります。
モンスターであれば、「サイバー・ヴァリー」や「サイバー・エルタニン」です。「サイバー・ヴァリー」は召喚権を必要とし*29、「サイバー・エルタニン」は自分の墓地リソースをすべて消費してしまいます。後者の場合は、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」で墓地を増やすようにしましょう*30。
一方で、「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材にする融合であれば、「サイバー・ドラゴン・コア」は自身の効果で除外できるので、よさそうですが、同様に速攻性に欠けます。
総合的に、速攻魔法ですが、速攻性に欠け、狙わない限り利用できるのは4ターン目以降です。
持久戦するのであれば採用してもよいですが、後攻1ターンで決める戦術の邪魔でないようにしたいです。*31
比較
他の融合カードと比較すると準備が必要ですが、融合によってデッキリソースを回復できるのが大きいです。
また、速攻魔法である点も利点です。
攻撃制限に注意しましょう。
総合して
どちらかというと持久戦むきのカードで、追撃で融合できる点をどこまで評価するかがポイントになるでしょう。
「サイバネティック・フュージョン・サポート」(速攻魔法)
速攻魔法
ライフポイントを半分払って発動できる。このターン、自分が機械族の融合モンスターを融合召喚する場合に1度だけ、その融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを自分の手札・フィールド上・墓地から選んでゲームから除外し、これらを融合素材にできる。「サイバネティック・フュージョン・サポート」は1ターンに1枚しか発動できない。
大まかに
高範囲融合補助。
- ①(手札・フィールド・墓地で融合できるようになる):悪くないが……。
細かく見ていきます。
①について
ライフを半分支払って、そのターンの融合を1度だけ手札・フィールド・墓地のモンスターを除外して融合素材にできます。
このカード単体では融合できず、他に「融合するカード」が必要になります。「プロキシー・F・マジシャン」なども活用したいですね。
まさに、融合を支援するカードで、通常の融合であっても、墓地のモンスターも融合素材にできます。
融合召喚できるモンスターは機械族と広く、「サイバー流」でなくても使えるでしょう。
注意点は、墓地リソースを失ってしまうことですね。
「サイバー流」において
「サイバー・ドラゴン」系統で利用する場合は、「融合するカード」をどうするかが問題です。
「パワー・ボンド」や「融合」が入っているのであれば、引いたときに一緒に使えますが、サーチが難点です。
「パワー・ボンド」は「サイバー流」において、サーチできるカードがあり、特に「サイバー・ダーク・キメラ」は扱いやすいですが、それを利用する場合、こちらを利用する必要はありません。
新規についてはこちら:
一方で、「融合」は「サイバー流」において、サーチしづらいカードです。
他には、「プロキシー・F・マジシャン」などを利用することもできますが、機械族制限の前に出したいです。
割とあり得るのは、「サイバーロード・フュージョン」ですかね。
処理としては、「サイバーロード・フュージョン」での融合素材は全く無視して、「サイバネティック・フュージョン・サポート」で融合素材をそろえることになります。
両者ともサーチが効くので扱いやすく、速攻魔法なので追撃もできます。
使い分けも悪くなく、「サイバネティック・フュージョン・サポート」で除外したモンスターを「サイバーロード・フュージョン」で利用することもできます*32。
懸念点は、ライフコストです。
比較
「オーバーロード・フュージョン」と比較しておく必要があるでしょう。
出てくる融合モンスターによって差別化もできますが、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」や「キメラテック・オーバー・ドラゴン」を出すと仮定しましょう。
単体での性能はほとんど「オーバーロード・フュージョン」の方がよく、1枚で融合することができます。
一方で、「サイバネティック・フュージョン・サポート」は、「サイバー・ドラゴン・コア」利点があります。
ただし、「サイバー・ドラゴン・コア」でサーチしたいカードは優先度が高いものが多く、競合しがちです。
総合して
悪くない融合サポートですが、他に「融合するカード」が必要なため扱いづらく、手札事故の回避が問題になるでしょう。
「サイバネティック・オーバーフロー」(通常罠)
通常罠
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分の手札・墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、「サイバー・ドラゴン」を任意の数だけ選んで除外する(同じレベルは1体まで)。その後、除外した数だけ相手フィールドのカードを選んで破壊する。②:フィールドのこのカードが効果で破壊された場合に発動できる。デッキから「サイバー」魔法・罠カードまたは「サイバネティック」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
大まかに
コストは重いが、なかなかの除去。
- ①(「サイバー・ドラゴン」を除外し、カード破壊):対象とらないし、強い。
- ②(破壊されると、「サイバー」「サイバネティック」魔法・罠サーチ):条件きつそうだけど、結構強い。
細かく見ていきます。
①について
手札・墓地・自分の表のモンスターからレベルの異なる「サイバー・ドラゴン」を選んで除外し、除外した数だけ対象を取らずに相手のカードを破壊します。
「サイバー・ドラゴン」の除外は、コストではないので、無効に強いです。
できる限り墓地から除外したいですが、それでも墓地リソースを失います。
ただの「サイバー・ドラゴン」はレベル5なので、1枚しか破壊できませんが、「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズを利用しましょう。
- 「サイバー・ドラゴン・ネクステア」「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」
- 「サイバー・ドラゴン・コア」
- 「プロト・サイバー・ドラゴン」
- 「サイバー・ドラゴン・フィーア」「サイバー・ドラゴン・ドライ」「サイバー・ドラゴン・ツヴァイ」
- 「サイバー・ドラゴン」「サイバー・ドラゴン・ドライ」*33「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」*34
利用しやすいのは、1と5であり合計2枚程度で、レベル2の「サイバー・ドラゴン・コア」も利用すれば3枚破壊できます。
このカードのために、「 サイバー・ドラゴン・フィーア」や「サイバー・ドラゴン・ドライ」を入れてもいいでしょう。
また、レベルを参照するため、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」は除外できません。
ただし、普通墓地にいくものも墓地にいかず、除外してしまうので、リソースは減りがちです。
また、除外を作ることができるので、「サイバーロード・フュージョン」の素材を確保でき、「サイバー・ネットワーク」で一気に展開することもできます。
②について
効果で破壊された場合に、デッキから「サイバー」か「サイバネティック」魔法・罠を手札に加えることができます。
単純に、①を発動した場合に、相手が「無効にし、破壊」してきた場合にも、使うことができ、相手からすれば無効にしづらいカードとも言えます。
また、「サイクロン」などの相手の破壊効果にチェーンして①を使っても、さらに、②を使うことができ、「サイバー流」に対してのメタ的な魔法・罠防御効果とも言えます。
また、自分の効果で破壊してもよいため、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」で破壊し、サーチカードとしても利用できます。
このことから、後攻1ターン目でも使える可能性があります。
また、「サイバー・ネットワーク」の破壊に巻き込んでもよいでしょう。
この場合、かなり利用が遅くなります。
また、ワンチャン①を「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」で無効にしてもいいでしょう。
罠であること
利用できるターンは遅くなることに注意です。
後攻で①を使おうとする場合、3ターン目以降にしか使えないので、デュエルへの貢献は遅めです。
ただし、②の効果を無理やり使うことで早めに、活用することができます。
総合して
除去としての性能は高く、使い勝手も悪くないですが、罠であることに注意しておきましょう。
「サイバネティック・レボリューション」(通常罠)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分フィールドの「サイバー・ドラゴン」1体をリリースして発動できる。「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材とする融合モンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、直接攻撃できず、次のターンのエンドフェイズに破壊される。
大まかに
「サイバー流」インチキ召喚術。
細かく見ていきます。
①について
自分フィールドの「サイバー・ドラゴン」をリリースし、「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材にする融合モンスターをEXデッキから特殊召喚できます。
特殊召喚したモンスターは、直接攻撃できず、次のターンのエンドフェイズに破壊されます。
単純に、「サイバー・ドラゴン・コア」からこのカードをサーチし、次のターン以降、その「サイバー・ドラゴン・コア」をリリースして、このカードを発動できます。
このカードで特殊召喚できるのは、
です。
「キメラテック・ランページ・ドラゴン」は、融合召喚ではないので、①は使えず、「サイバー・ツイン・ドラゴン」と合わせて、複数回攻撃で直接攻撃できません。
したがって、このカードで出したいカードは、「サイバー・エンド・ドラゴン」や「サイバー・エタニティ・ドラゴン」です。
また、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」を墓地肥やしに使ってもよいでしょう。
ただし、これらも次のターンのエンドフェイズで破壊されてしまうので、儚い命です。「サイバー・エタニティ・ドラゴン」も、自分の効果には無力です。
ただし、「サイバー・エタニティ・ドラゴン」であれば、後続に耐性を付けられます。
1ターンの攻撃はできるので、どうせ破壊されるし「リミッター解除」してもよいでしょう。
比較
このカードで直接特殊召喚するのに対し、単純に融合するのを比較してみましょう。
使用枚数は、このカードは、「サイバー・ドラゴン」とこのカードの計2枚。
一方で、単純な融合であれば、3枚を超えるため、普通に出すよりはコスパは良いですが、持続はしません。
また、直接攻撃できないのも痛く、総合的な火力は劣りがちになるでしょう。
また、「サイバー流」では、墓地融合などの手段が豊富なため、融合の消費も少なめです。
新規でも墓地融合できます。
総合して
「オーバーロード・フュージョン」などで、融合した方がよいと思います。
使うのであれば、特化させることになるでしょう。
「サイバー・ネットワーク」(永続罠)
永続罠
このカードは発動後、3回目の自分スタンバイフェイズに破壊される。①:1ターンに1度、フィールドに「サイバー・ドラゴン」が存在する場合に発動できる。デッキから機械族・光属性モンスター1体を除外する。②:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動する。除外されている自分の機械族・光属性モンスターを可能な限り特殊召喚し、自分フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。この効果で特殊召喚したモンスターは効果を発動できない。この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
大まかに
「サイバー流」一気に展開。
- 効果外(3ターンで破壊):自己完結するのに重要
- ①(「サイバー・ドラゴン」がいる場合に、デッキから光・機械を除外):うまくやれば、毎ターン除外できる
- ②(墓地へ送られると、除外されているモンスターを一気に帰還):効果は強力だが……。
細かく見ていきます。
①について
1ターンに1度、「サイバー・ドラゴン」がいる場合、デッキから機械族・光属性を除外できます。
除外して効果を使えるのは、「サイバー・ドラゴン・ドライ」くらいで、そのターン、「サイバー・ドラゴン」1体を戦闘・効果の破壊から守ります。
「サイバー・ネットワーク」の①の条件として、「サイバー・ドラゴン」がいるはずなので、その「サイバー・ドラゴン」のうち1体を守ることになります。
ただし、チェーン処理上、相手の破壊効果にチェーンしても意味がなく、先に適用しておく必要があります。
戦闘破壊に対しては有効です。
基本的に、②につなげることになるでしょう。
②について
このカードが、フィールドから墓地に送られた場合、強制で、除外されている光・機械を可能な限り特殊召喚し、自分の魔法・罠をすべて破壊します。
特殊召喚したモンスターは効果を発動できず、発動するターンにバトルフェイズに入ることはできません。
光・機械を帰還できるため、①で除外したモンスターはもちろん
- 自身の効果で除外した「サイバー・ドラゴン・コア」や、
- 「オーバーロード・フュージョン」
- 「サイバネティック・フュージョン・サポート」
- 「サイバネティック・オーバーフロー」
- 「サイバー・ヴァリー」や
- 「サイバー・エルタニン」
で除外したモンスターを特殊召喚できます。
「オーバーロード・フュージョン」で融合した「キメラテック・ランページ・ドラゴン」や「キメラテック・オーバー・ドラゴン」で、このカードを墓地へ送ってもよいでしょう。
また、効果外テキストがあるため、発動後、3ターン目の自分スタンバイフェイズがリミットになります。
そのタイミングで、②の効果が自動的に発動することになり、一気に帰還させることができます。
「サイバー・ドラゴン」を常に維持できる場合、①の効果によって、特殊召喚できる最大枚数程度は確保できるため、このタイミングで利用する場合は、帰還するモンスターには困らないでしょう。
特殊召喚したモンスターは効果を発動できないため、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」や「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」の特殊召喚時の効果は発動できませんが、永続効果やルール効果は発動を伴わないため、「サイバー・ドラゴン」として扱う効果は適用されます。
したがって、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」のリンク素材にしてもよいでしょう。
また、特殊召喚と同時に、自分の魔法・罠をすべて破壊するため、状況によっては、大きくアドバンテージを失います。
相手によって破壊されても、強制発動してしまうため、自分の魔法・罠が一気に吹き飛ばされてしまう可能性もあります。
逆にこれを利用し、「サイバネティック・オーバーフロー」の②を狙ってもよいでしょう。
また、重要な点として、②を発動するターンはバトルフェイズができません。
つまり、効果外テキストで3ターン目に破壊し、②で展開する場合には、バトルできず、攻めることができません。
また、相手によって破壊された場合でも、強制発動してしまうため、バトルを封じられることにもなります。*35
モンスターを並べて、エクシーズやシンクロで制圧する手も考えられますが、除外をためるのが難しいです。
したがって、利用する上で最も有効なのは、相手のエンドフェイズに自分のカードで破壊してしまうことで、これにより、帰還させ攻撃もできます。(効果は発動できない。)
比較
「次元誘爆」と比較しておきましょう。
「次元誘爆」は融合モンスターをEXデッキに戻し、除外されているモンスターをお互いに2体まで特殊召喚します。
「サイバー流」では、融合モンスターを用意するのが容易で、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」などは簡単にだすことができます。
ただし、相手も除外から特殊召喚する必要があるので、相手の除外も必要です。
相手の除外は、相手依存なところもありますが、比較的除外することも多く、条件は満たしやすいと思います。
特に、後攻を取る「サイバー流」では利用しやすいでしょう。
速攻魔法なのもよく、総合して、後攻でそれなりに使うやすい帰還として使えるでしょう。
一方で、「サイバー・ネットワーク」は罠なので、後攻1ターン目に利用するのは難しいですが、自分で除外を用意できます。
しかし、自壊から展開しようとするとどうしても遅く、自分で破壊するには他のカードを必要とします。
個人的には、後攻で帰還カードを使いたいのであれば、「次元誘爆」ですが、後攻でそこまで帰還させたいモンスターがいないかも。
総合して
全体的に遅く、通常の「サイバー流」とは異なるデッキで利用することになるでしょう。
「サイバネティック・ヒドゥン・テクノロジー」(永続罠)
永続罠
相手モンスターが攻撃宣言を行う度に、自分フィールド上の「サイバー・ドラゴン」または融合素材として「サイバー・ドラゴン」が記されている融合モンスター1体を墓地へ送って発動できる。その攻撃モンスター1体を選択して破壊する。
大まかに
永続罠による、攻撃モンスター破壊。多分使わない。
- ①(「サイバー・ドラゴン」とその融合モンスターを墓地に送り、攻撃モンスターを破壊):相手の攻撃を抑えることができる
細かく見ていきます。
①について
相手が攻撃する時に、自分フィールドの「サイバー・ドラゴン」、または「サイバー・ドラゴン」を融合素材にするモンスターを墓地に送って、攻撃モンスターを破壊します。
墓地に送れるのは、
- 「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズ
- 「サイバー・ツイン・ドラゴン」
- 「サイバー・エンド・ドラゴン」
- 「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」
- 「キメラテック・オーバー・ドラゴン」
です。
永続罠なので、相手の攻撃を抑制できますが、相手のモンスターを破壊したい場合は、最初にセットしたこのカードを発動した時だけで、それ以降は、相手も警戒し、攻撃してこないので、破壊はしづらくなります。
サーチした場合も同様で、相手にバレてしまうと相手は警戒します。
よって基本的には、攻撃の抑制するカードとして使うカードになります。
比較
攻撃から「サイバー・ドラゴン」を守りたい場合、「サイバー・ネットワーク」と比較できます。
「サイバー・ネットワーク」で「サイバー・ドラゴン・ドライ」を除外すると、「サイバー・ドラゴン」1体を戦闘から守ることができ、効果でも破壊されなくなります。
「サイバー・ドラゴン」を素材とする融合モンスターもコストにできる点や、戦闘自体を不発にできる点で差別化していきましょう。
総合して
多分使わない。
他「表サイバー流」に関係のある魔法・罠
1.「エヴォリューション・バースト」は、「サイバー・ドラゴン」がいる場合に、相手のカードを1枚破壊することができます。
発動するターンに、「サイバー・ドラゴン」は攻撃できません。
効果は使いやすいですが、サーチが効かないのと、制約が重いので、デメリットが目立ちますね。
2.「エターナル・エヴォリューション・バースト」は、機械族融合に装備できます。
まず、①:バトルフェイズに相手が効果を発動できなくなります。
次に、②:装備モンスターが攻撃した後、墓地から「サイバー・ドラゴン」を除外し、続けて相手モンスターに攻撃する効果です。この効果を発動するターンは、他のモンスターは攻撃できません。
装備するモンスターは緩いですが、②のコストに「サイバー・ドラゴン」が必要です。
①は攻撃を通しやすくなり、ゲームを決めに行けます。
②は複数回攻撃ですが、モンスターにしか攻撃できず、他のモンスターも攻撃できなくなるため、決めるには、高攻撃力や貫通を活かすことになります。
総合して、「サイバー・エンド・ドラゴン」と相性が良く、「サイバネティック・レボリューション」とも相性が良いです。
そのほか「サイバー」「サイバネティック」
- 「サイバネティック・ゾーン」
- 「サイバー・シャドー・ガードナー」
- 「サイバー・サモン・ブラスター」
- 「サイバーダーク」魔法・罠
- 他関係ない「サイバー」
基本的に、シナジーが薄く使われることはないでしょう。
新規「サイバー」「サイバネティック」
- 「サイバネティック・ホライゾン」
- 「エターナル・サイバー」
新規についてはこちら:
考察
カードの重要度
メインデッキのモンスター編
- A*36:「サイバー・ドラゴン・コア」「サイバー・ドラゴン・ネクステア」「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」
- B*37:「サイバー・ドラゴン」 「サイバー・ドラゴン・フィーア」「サイバー・ダーク・キメラ」
- C*38:「サイバー・ドラゴン・ドライ」「トゥーン・サイバー・ドラゴン」
- D*39:「サイバー・エルタニン」「サイバー・ヴァリー」
- E*40:「プロト・サイバー・ドラゴン」「サイバー・ドラゴン・ツヴァイ」「サイバー・ジラフ」「アタッチメント・サイバーン」
- F*41:「サイバー・ラヴァ」「サイバー・ダイナソー」「サイバー・レーザー・ドラゴン」「サイバー・バリア・ドラゴン」
個人的な評価なので、別な意見があればコメントください。
新規カードの評価も追加してます。
EXデッキのモンスター編
- A*42:「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」「キメラテック・ランページ・ドラゴン」「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」
- B*43: 「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」「サイバー・エタニティ・ドラゴン」
- C*44:「サイバー・ツイン・ドラゴン」「キメラテック・オーバー・ドラゴン」
- D*45:「サイバー・エンド・ドラゴン」「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」
- E*46:
- F*47:
個人的な評価なので、別な意見があればコメントください。
新規カードの評価も追加してます。
魔法編
- A*48:「エマージェンシー・サイバー」「サイバネティック・ホライゾン」「サイバーダーク・ワールド」
- B*49:「サイバー・リペア・プラント」「パワー・ボンド」
- C*50:「サイバー・レヴシステム」「サイバーロード・フュージョン」「エターナル・サイバー」
- D*51:「エターナル・エヴォリューション・バースト」「サイバネティック・フュージョン・サポート」
- E*52:「エヴォリューション・バースト」
- F*53:「サイバネティック・ゾーン」
個人的な評価なので、別な意見があればコメントください。
新規カードの評価も追加してます。
「サイバーダーク・ワールド」は、召喚権を使わずに、「サイバー・ダーク・キメラ」を場に出すことができ、「パワー・ボンド」までつなげられるので、重要にしています。
罠編
他とはちょっと評価法が違います。
- A*54:
- B*55:「サイバネティック・オーバーフロー」「サイバネティック・レボリューション」
- C*56:「サイバー・ネットワーク」
- D*57:
- E*58:「サイバネティック・ヒドゥン・テクノロジー」
- F*59:
個人的な評価なので、別な意見があればコメントください。
新規カードの評価も追加してます。
重要度の意味
「サイバー・ドラゴン」モンスターをサーチしようとした場合、「エマージェンシー・サイバー」「サイバネティック・ホライゾン」「サイバー・リペア・プラント」と、いくつかあり、また、「サイバー・ドラゴン・コア」は「サイバー・ドラゴン」モンスターをリクルートできます。
つまり、「サイバー・ドラゴン」モンスターにはアクセスしやすいのです。
一方で、「サイバー」「サイバネティック」魔法・罠をサーチしようとした場合、「サイバー・ドラゴン・コア」を使うしかなく、高々ターンに1回のサーチです。
たとえ、多種類の「サイバー」「サイバネティック」魔法・罠を入れて対応力や持久力を上げようとしても、デュエル中にサーチできる範囲には限りがあり、逆に事故率が上がる結果になりかねません。
したがって、「サイバー」「サイバネティック」魔法・罠の選別は重要で、慎重に選ぶ必要があります。
自分のデッキを見極め、それにそったカードを選べるようにしましょう。
今回の重要度の基準では、サーチカードを中心に評価を高くし、次いで展開や融合系であり、最後に保険やそのほかのようになっています。
相性のいいカード15選
以下のカードについて扱います。一般的な「表サイバー流」で扱いやすいものです。
- 「機械複製術」「地獄の暴走召喚」
- 「オーバーロード・フュージョン」「パワー・ボンド」
- 「銀河戦士」
- 「壊星壊獣ジズキエル」
- 「リミッター解除」
- 「転生炎獣アルミラージ」
- 「簡素融合」「簡易融合」
- 「天霆號アーゼウス」
- 「クリフォート・ゲニウス」
- 「DNA改造手術」
- 「おろかな埋葬」
- 「ライトニング・ストーム」「サンダー・ボルト」「ブラック・ホール」「ハーピィの羽根帚」
- 「禁じられた一滴」
- 「機巧鳥-常世宇受賣長鳴」
- 「スターダスト・シンクロン」
「機械複製術」
「機械複製術」は、自分フィールドの攻撃力500以下の機械族の同名モンスターをデッキから特殊召喚できる通常魔法です。
「地獄の暴走召喚」は、攻撃力1500以下のモンスターが自分フィールドに特殊召喚された時に、同名モンスターを可能な限り手札・デッキ・墓地から特殊召喚できる速攻魔法です。相手フィールドのモンスターも増えます。
どちらも「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズと相性がよく、「サイバー・ドラゴン」を並べられます。
特に、後者は、墓地からも特殊召喚できるため、墓地の「サイバー・ドラゴン」として扱うモンスターズも特殊召喚できます。
一方で、後者は特殊召喚する必要があり、使えるカードと状況が限られています。
単体で効果の条件を満たせるのは、
「機械複製術」であれば、
であり、
「地獄の暴走召喚」であれば、
です。「サイバー・レヴシステム」で特殊召喚してもいいでしょう。
いずれにしても墓地からの特殊召喚を活かさないのであれば、「機械複製術」の方がよい感じがしますね。
総合して、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」につなげたいのであれば、最も優先されるであろうカードの一つで、入れるなら3枚入れます。
「オーバーロード・フュージョン」
「オーバーロード・フュージョン」は、闇・機械の融合を、フィールドと墓地のモンスターで除外して行えます。
「パワー・ボンド」は、機械の融合を、手札・フィールドのモンスターで行えます。融合したモンスターは元々の攻撃力分攻撃力が上がります。
つまり、これらは「融合」できるカードです。
相性のいいカード、というよりは、必須カードだと思います。
これらの重要性は、融合モンスターに関係していて、「表サイバー流」において融合モンスターは、メイン火力です。
特に、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」の重要度は上述の通りで、1枚で、
- 攻撃を通すための地ならし(魔法・罠破壊)
- 展開のための墓地肥やし
- 複数攻撃による火力
をこなすことができ、キーカードです。
「オーバーロード・フュージョン」は、墓地融合でこいつをだすことができ、「パワー・ボンド」も「サイバー・ダーク・キメラ」の登場でこいつにつなげやすくなりました。
「銀河戦士」
「銀河戦士」は、手札の光属性を墓地に送って手札から特殊召喚できるレベル5の光・機械で、特殊召喚時に、デッキから「ギャラクシー」モンスターを手札に加えることができます。
光・機械なので、「サイバー・リペア・プラント」でサーチすることができます。
このカードが「表サイバー流」に貢献できる3つのポイントは、
という点です。
まず、手札の「サイバー・ドラゴン」モンスターを墓地に送れるので、前述の「オーバーロード・フュージョン」の融合素材を素早く確保することができます。
次に、特殊召喚しやすいレベル5の機械族であるため、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の素材になり、また、機械族として「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」の素材にもなります。
最後に、「ギャラクシー」サーチが可能なので、同名カードをサーチし、特殊召喚することで、「銀河戦士」だけから「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」につなげることもできる他、単純に次のターン用として取っておくこともできます。
また、「ギャラクシーサーペント」をサーチできるので、シンクロギミックを入れることができます。
総合して、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」につなげたいのであれば、最も優先されるであろうカードの一つで、入れるなら3枚入れます。
ただし、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」とはコストを食い合うので、慎重に調整すべきかと思います。
「壊星壊獣ジズキエル」
「壊星壊獣ジズキエル」は、光・機械の「壊獣」です。
つまり、相手フィールドのモンスターをリリースして、相手フィールドに特殊召喚できるモンスターです。
光・機械なので、「サイバー・リペア・プラント」でサーチすることができます。
除去としての性能は最上級で、攻撃力がそこそこありますが、 「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」の素材にできるので、問題ではありません。
自分の展開の補助やデッキを動かす効果はないので、入れるなら1枚で十分ですが、入れておいた方がいいカードだと思います。
「リミッター解除」
「リミッター解除」は、機械族の攻撃力を倍にできる速攻魔法です。
このカードで、高い攻撃性能を活かすことができ、ワンターンキル御用達のカードです。
ぜひ入れたいですが、自分の攻めが決まっている場合にワンキルを後押しするカードなので、メインデッキの安定性と展開をどれだけ通せるか次第でしょうか。
ここまでしなくてもいい、という感もあるので、採用はしっかり検討した方がいいと思います。
「転生炎獣アルミラージ」
「転生炎獣アルミラージ」は、通常召喚した攻撃力1000以下のモンスター1体でリンク召喚できるリンク1です。
また、自身をリリースして、そのターン自分のモンスター1体を相手の効果破壊から守れます。
基本的に、通常召喚した「サイバー・ドラゴン・コア」のリスク回避と「サイバー・ドラゴン・コア」を墓地に送る用です。
「サイバー・リペア・プラント」の発動条件を満たすことができます。
他には、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を素材にし、「サイバー・ドラゴン」を回収したり、「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」の素材を増やしたりできます。
単純に攻撃を通しやすくするカードとしても使えるでしょう。
EXデッキに1枚はいれておきたいカードです。
「簡素融合」
「簡素融合」は、1000のLPで、効果を持たないレベル6以下の融合モンスターを融合扱いで特殊召喚できる通常魔法です。攻撃できず、エンドフェイズに破壊されます。
「簡易融合」は、1000のLPで、レベル5以下の融合モンスターを融合扱いで特殊召喚できる通常魔法です。攻撃できず、エンドフェイズに破壊されます。
どちらも「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」や「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」の素材の確保に使うことができます。
他のカードと違い、条件はLPとターン1の発動条件だけなので、簡単に発動できます。EXデッキは使いますが…。
ライバルは「銀河戦士」で、実質的な消費は変わりませんが、こちらはサーチできないのが痛く、デッキ全体の調整次第といったところでしょうか。
より、「サイバー・ドラゴン・ノヴァ」の出しやすさに特化するなら両方を入れるのもありだと思います。
さあ、「メカ・ザウルス」を買ってきましょう。
「天霆號アーゼウス」
「天霆號アーゼウス」は、Xモンスターで攻撃を行ったメインフェイズ2に、自分のXモンスターの上に重ねてX召喚できるXモンスターです。①:誘発即時効果で、1ターンに何度でも、X素材を2つ取り除くことで、このカード以外のフィールドのカードをすべて墓地に送ることができます。また、②:1ターンに1度、自分の他のカードが戦闘か相手の効果で破壊されると、手札・デッキ・EXデッキから1枚を、このカードのX素材にできます。長ェ。
まず、こいつは、光・機械なので、機械族以外の特殊召喚ができない場合でも特殊召喚できます。
基本的に、最初の攻撃に参加することはありませんが、最初の攻撃をしのがれた場合に、Xモンスターに重ねてX召喚できます。
普通、「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」は、1ターンで1体しかでないので、決めきれずターンを返す場合に、「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」+αの保険としておいておくことになります。
「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」なんかとも一緒に並ぶとめんどくさいんじゃないでしょうか。
複数並べて置き、②を活用して墓地リソースを増やしつつ、次につなぐこともできます。
一番の懸念は、「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」です。
「クリフォート・ゲニウス」
「クリフォート・ゲニウス」は、機械族2体でリンク召喚できるリンク2で、①:リンク召喚していたら、魔法・罠の効果を受けず、自身以外のリンクモンスターが発動した効果を受けず、②:1ターンに1度、自身以外の自分と相手の表のカードを1枚ずつ対象にして、それらの効果を無効にでき、③:リンク先に2体同時にモンスターが特殊召喚された時に、デッキからレベル5以上の機械を手札に加えることができます。多い。
「表サイバー流」では出しやすいリンク2で、魔法・罠の妨害を受けずに、相手の表のカードを無効にしにいけます。「魔鍾洞」を超えられます。「スキルドレイン」は無理。やっぱどっちも無理。プレイヤーへの制約だったわ。
また、「機械複製術」で条件を達成することができ、サーチができます。
「サイバー・ドラゴン」「銀河戦士」「壊星壊獣ジズキエル」をサーチでき、狙う価値もあります。
基本的に、「サイバー・ドラゴン・ズィーガー」との使い分けで入れておいていいカードだと思います。
「DNA改造手術」
「DNA改造手術」は、フィールドのモンスターを宣言した種族に変える永続罠です。短ェ。
相手モンスターをすべて「キメラテック・フォートレス・ドラゴン」の融合素材に変えることができます。
デッキに、「サイバー・ドラゴン」さえあれば、「 ユニオン・キャリアー」で同様のことができます。
ただし、罠なので、デッキタイプは選びます。
後攻で決めたいタイプであれば、入れないカードだと思います。
「おろかな埋葬」
「おろかな埋葬」は、デッキからモンスター1体を墓地に送る通常魔法です。
相性の悪いデッキの方が少ないですが、「表サイバー流」では、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」や「サイバー・ドラゴン・コア」と関係が深いです。
「サイバー・ドラゴン・コア」を墓地に送りリクルート効果を利用してもいいですし、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を墓地へ送って効果を使ったり、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」で回収する「サイバー・ドラゴン」を墓地に送ってもよいでしょう。
「ライトニング・ストーム」
「ライトニング・ストーム」は、自分のフィールドに表のカードがない場合に、相手の攻撃表示モンスターをすべて破壊するか、相手の魔法・罠をすべて破壊する通常魔法です。
「サンダー・ボルト」は、相手のモンスターをすべて破壊する通常魔法です。
「ブラック・ホール」は、フィールドのモンスターをすべて破壊する通常魔法です。
「ハーピィの羽根帚」は、相手の魔法・罠をすべて破壊する通常魔法です。
相性もくそもない汎用カードですが、これらは、先攻では使えないカードです。
つまり、後攻で真価を発揮します。
「表サイバー流」では、後攻を取るため、これらのような相手が先攻1ターン目で展開したカードを、無に帰すようなカードとの相性が良くなります。
他にもいっぱいあるので、いくつか入れてみるのもいいと思います。
「禁じられた一滴」
「禁じられた一滴」は、自分の手札・フィールドの他のカードを墓地に送って、その数だけ相手のモンスターを対象を取らずに、攻撃力を半分にし、効果を無効にする速攻魔法です。さらに、墓地に送ったカードの種類(モンスター・魔法・罠)を相手はチェーンできません。
枚数消費は多いですが、後攻で使える「返し札」としては、超高性能です。
手札の「サイバー・ドラゴン・コア」や「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を墓地に送ったり、「オーバーロード・フュージョン」の融合素材を用意したりできます。
相手のモンスターの攻撃力を下げることができるため、ワンキルを通しやすくするカードでもあります。
使い方的には、「ライトニング・ストーム」系統と同様ですが、こちらは相手ターンの妨害でも使えます。
枚数消費も合わせて検討しましょう。
「機巧鳥-常世宇受賣長鳴」
光属性・機械族・レベル2・950/950
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:自分フィールドの攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体をリリースして発動できる。攻撃力と守備力の数値が同じで、リリースしたモンスターより低いレベルを持つ機械族モンスター1体をデッキから特殊召喚する。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。裏側表示で除外されている自分のカードの中から、攻撃力と守備力の数値が同じ機械族モンスター1体を選んで手札に加える。
ここからだいぶ怪しい領域です。
だいぶめんどくさい効果ですが、「表サイバー流」では、
光・機械であるので、「サイバー・リペア・プラント」でサーチすることができます。
①は、自身をリリースでき、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」か「サイバー・ドラゴン・ネクステア」をリクルートできます。
どちらも特殊召喚時の効果を利用できますが、単体では、このカード自体を召喚する必要があるため、他と合わせて考える必要があります。
②は、裏側で除外されている「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」か「サイバー・ドラゴン・ネクステア」を手札に戻すことができます。
これらが「強欲で貪欲な壺」や「機巧蛇-村雲遠呂智」のコストになった場合に回収できるほか、「タイムカプセル」で疑似サーチができます。
このカードを墓地に送る必要はありますが、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」で容易に落とせます。
普通の「サイバー流」からはだいぶ離れますが、「機巧」と合わせて組んでみるのも面白いかもしれない。もうやってましたが…。
「スターダスト・シンクロン」
光属性・機械族・チューナー・レベル4・1500/1000
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが手札・墓地に存在する場合、自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。②:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「スターダスト・ドラゴン」のカード名が記された魔法・罠カード1枚を手札に加える。
墓地から特殊召喚できる効果を持っており、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」で簡単に墓地に送ったり、「サイバー・リペア・プラント」でサーチできます。
①で特殊召喚した後は、Sモンスターしか出せないので、シンクロに特化させる必要はありますが、「光来する奇跡」など使い方しだいでは強力なカードもあるので、やってもいいかもしれない。
その場合は、「幻獣機アウローラドン」とか「アクセル・シンクロン」が、「サイバー・ドラゴン・ネクステア」で特殊召喚できるので、入れたほうがいいかもしれない。
まとめ
長ェよ!!!
おわり。
この記事を観てくださった皆様がより良い
*1:デュエルアカデミア校長
*2:と見紛うような鮮やかなタクティクス
*3:明確な定義は難しい
*4:師範代のマスター鮫島が使うオリジナルかも?
*5:正確には「サイバー・ドラゴン」専用のカードではありませんが
*6:この辺の素材としての比較は該当する項目も参照。
*7:また、新しく「サイバー」機械族・ドラゴン族というカテゴリもできました。
*9:③のサーチを利用するには、「サイバー・ドラゴン」をデッキに入れる必要があり、元から「サイバー・ドラゴン」である利点がある。
*10:特殊召喚する融合モンスターは「サイバー・ドラゴン」モンスターを融合素材にする融合モンスター。リリースするのは「サイバー・ドラゴン」。
*11:融合素材は「サイバー・ドラゴン」モンスター指定。②の効果は「サイバー・ドラゴン」を指定する。
*13:上述の「サイバー・ドラゴン」と相性の良いカードも参照。
*14:前者はEXモンスターゾーンにモンスターが必要。
*15:単純に戦闘ダメージのケアもできます。
*17:墓地から
*18:というか、墓地で「サイバー・ドラゴン」として扱う「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を蘇生します
*19:その分のリターンも大きい
*20:次の方法など正規の召喚法でない場合不可
*21:主となる効果は墓地肥やしまでのため
*24:効果が適用されていないため。機械族として融合素材にはできる
*26:②と③はそれぞれの「サイバー・ドラゴン・インフィニティ」に対し、1ターンに1度なので、複数並べることに意味はあります。
*27:「キメラテック・メガフリート・ドラゴン」の存在から、これには重要な意味があります。
*28:条件が整えば、互換します
*29:このカードをサーチする場合は、「サイバー・ドラゴン・コア」を召喚する必要があります
*30:ただ、攻撃制限の関係で、6300の火力しかでず、ワンキルは難しい
*31:例えば、後攻1ターン目でこのカードが全く使えなかった場合、次の自分のターンまでこのカードを利用することはできないため、実質3ターンの間、マイナス1アドになる
*32:これをする場合は他に「融合できるカード」があったほうが良いですが……。
*33:効果適用後
*34:効果適用後
*35:ちなみに、バトル中やメイン2では、②は発動しません。
*36:最重要。基本3枚入れる。
*37:方向性によって重要度が変わる。
*38:入れるとして1枚で十分。
*39:要るかどうか分からないけど、入れてみたい。そう思わせるものがここにある。
*40:別にいらない
*41:生まれた意味を問われた
*42:最重要。基本入れる。複数枚も検討。
*43:方向性によって重要度が変わる。
*44:入るかな?
*45:要るかどうか分からないけど、入れてみたい。そう思わせるものがここにある。
*46:別にいらない
*47:生まれた意味を問われた
*48:最重要。基本3枚入れる。
*49:方向性によって重要度が変わる。1,2枚入れる。
*50:入れるとして1枚で十分。
*51:要るかどうか分からないけど、入れてみたい。そう思わせるものがここにある。
*52:別にいらない
*53:生まれた意味を問われた
*54:最重要。基本3枚入れる。
*55:方向性によっては、1,2枚入れる
*56:入れるとして1枚で十分
*57:要るかどうか分からないけど、入れてみたい。そう思わせるものがここにある。
*58:別にいらない
*59:生まれた意味を問われた