こんにちは。みらいです。
2か月くらいの間、
1日1枚感謝のカード考察をしていきます。
カード名はすべて公式データベースへのリンクになっています。
「ピリ・レイスの地図」は記事内リンクになっています。
また、画面右下のボタンで、カードの確認ができます。
CONTENTS:
今回のカード
カード情報
「ピリ・レイスの地図」
通常魔法
①:自分メインフェイズ1開始時に発動できる。
デッキから攻撃力0のモンスター1体を手札に加え、自分のLPを半分にする。
このカードの発動後、次のターン終了時まで、自分はこの効果で手札に加えたモンスターまたはその同名カードの召喚に成功しない限り、そのモンスター及びその同名カードの効果を発動できない。
収録カード公開‼️
— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) 2021年6月2日
【6/12(土)発売 ANIMATION CHRONICLE (アニメーション クロニクル) 2021】✨『ピリ・レイスの地図』✨収録❗️商品HPはこちら👉https://t.co/Vx9AD2HVnv pic.twitter.com/UnltrLAC06
効果の概要
初動を増やして安定させよう。
- ①:デッキから攻撃力0のモンスターをサーチ。
- デメリット:ライフ半分。召喚しないと、効果を使用できない。M1最初にしか使えない。
細かく見ていきます。
効果の詳細
まず、大雑把にこのカードの使い方をいうと、初動に使います。
1ターン目に、このカードを発動し、攻撃力0のモンスターをサーチして、そのモンスターがデッキを動かしてくれる“初動”を行う。
これが理想です。
その上で、デメリットを確認していくと、
まず、「メインフェイズ1開始時」しか使えません。
これが意味するところは、「成金ゴブリン」等、ドローカードを使ってこのカードを引き込んでも、このカードを使うことはできないということです。
特に、「強欲で金満な壺」とは、発動タイミングがかぶってしまうため、併用は難しいでしょう。
次に、「LPを半分」にしてしまいます。
単純なデメリットですが、その分良く効きます。特に、初動に使いたいカードにこの制約がついているということは、LP4000で戦う場合を想定しなくてはならないため、大きなデメリットになっています。
最後に、サーチしたモンスターに“効果の制限が”かかります。ただし、これは、召喚するだけで制限はなくなるので、サーチするカードが実質制限されます。
例えば、「エフェクト・ヴェーラー」をサーチしても、次の相手ターンには効果を発動することはできないので、実質的にサーチ対象と考えることはできなくなります。
また、初動に使えるカードですが、このカード自体をサーチするカードはありません。
つまり、「七精の解門」のように、デッキのギミックとして使われることはないということです。
まとめると、完全な初動カードで、重いデメリットを持つということです。
では、なんのデッキに使えるのか、どんなカードをサーチできるかを考えていきましょう。
考察の方針
今回も愚直にサーチできるものすべてから、ピックアップしてもよいのですが、これもいい機会なので、もうちょっとクレバーにやってみましょう。
とりあえず、カードを探すのに利用するのは、公式データベースの検索を使いましょう。
単純にサーチできるカードは、攻撃力を上限0下限0に設定して検索できます。また、融合・シンクロ・エクシーズ・リンクモンスターを外すといいかも。あと、儀式・特殊召喚モンスターも使わないですね。
これで、「ピリ・レイスの地図」の発売前の時点で、433種類サーチ先があることが分かります。
このカードは前述のように、召喚してデメリットを解除する必要があります。
もしくは、召喚せず、デメリットありで使うかですね。ただし、その場合、「クリッター」というライバルがいます。
召喚して効果を使う場合、いくつかのパターンに分けられます。
- 「召喚に成功した」際の誘発効果を使う
- フィールドにいるときの効果を使う
- 「フィールドから墓地へ送られた」際の効果を使う
- 墓地にいるときの効果を使う
これらの条件を意識して検索することで、効率よくサーチ先を探すことができます。
また、初動で召喚して使うことから、レベル4以下か、あるいはレベル5以上で特殊な通常召喚条件を持つカードに絞ることができます。
例えば、検索ワードとして、
レベル4以下に絞って、
- 「召喚に成功した」を追加すると、80種類
- 「1ターンに」を入れると、188種類
- 「墓地へ送られた」を入れると、69種類
- 「フィールドから」を入れると、29種類
- 「墓地に存在」を入れると、43種類
- 「リリースして」を入れると、19種類
- 「墓地へ送って」を入れると、18種類
- 「除外して」を入れると、24種類
レベル5以上で、
- 「召喚できる」を入れると、15種類
という風にだいぶ絞ることができます。かぶっているものもあるため、見なくてよいカードはだいぶ落とせていると思います。
遊戯王ニューロンでも同様のことができるほか、デッキレシピを作る機能で、カードリストを作ると見返す用のまとめを作ることができます。
こういった検索ワードの見つけ方は、サーチできるカードからいくつかサンプルをとって、そのカードのテキストの書かれ方から読み取ることができます。
もしくは、考察されているサイト様の情報を参考にして、検索ワードを探すとかですね。
カードを見つけたら具体的な使い方を考えていきましょう。
ちょっと、リストがおかしいとこもありますが…。
考察(サーチ先)
考察1(召喚に成功した)
どれもなんか強そうですね~。
- 「青き眼の賢士」
- 「暗黒の招来神」
- 「機皇枢インフィニティ・コア」
- 「珠玉獣-アルゴザウルス」
- 「速炎星-タイヒョウ」
- 「DD魔導賢者ケプラー」
- 「DD魔導賢者コペルニクス」
- 「番犬-ウォッチドッグ」
- 「F.A.カーナビゲーター」
- 「鰤っ子姫」
- 「雪天気シエル」
注目するポイントを絞っておきましょう。
- どのくらい重要な初動か
- サーチ元として他の選択肢はないか
- サーチ先として他の選択肢はないか
- デメリットの影響
「青き眼の賢士」
1.どのくらい重要な初動か
いきなり初動というわけでもないカードですね。
召喚すると光属性・レベル1チューナーを手札に加えます。
重要なカードではありますが、「ピリ・レイスの地図」でサーチする場合は、②の効果を使えないので、使い勝手はあまりよくないですね。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
他のカードで「青き眼の賢士」をサーチすることはないので、どうしてもサーチしたいが場合は、入れるのもありかも?
「ワンチャン!?」でワンチャンサーチできるので、そこの比較が重要そう?
3.サーチ先として他の選択肢はないか
とはいえ、後述の「青き眼の乙女」との使い分けができるので、そこそこ使えるかもしれない。
4.デメリットの影響
「青き眼の賢士」を使ってきちんとシンクロなどを展開できればいいですが、「青き眼の賢士」1枚からは到達できないので、厳しいか。
「暗黒の招来神」
1.どのくらい重要な初動か
1枚で「ライトロード・ドミニオン キュリオス」までつながる展開力があるので、十分に強いですね。
できるだけ初手で欲しいカードなので、かなり重要でしょう。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「七精の解門」が相互にサーチできるカードで必須カードです。
ギミックとして、アドバンテージを得る機構にもなっているので、「七精の解門」「暗黒の招来神」はフル投入が基本ですので、7枚目以降のカードになるでしょう。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
「三幻魔」関係には、攻撃力・守備力が0のモンスターが多いので、選択肢はかなり広いです。
サーチできるどのモンスターも主に召喚して使うので、相性はかなりよいです。
特に、「暗黒の招来神」が召喚補助してくれるのもグッド。
4.デメリットの影響
当然きついですが、デカい耐性を持つモンスターを並べるテーマなので、気になりづらそう?
特に、「覚醒の三幻魔」でLPを回収できるのは良い。
「機皇枢インフィニティ・コア」
1.どのくらい重要な初動か
サーチできる「機皇」魔法・罠には動きに重要なカードもあり、このカード自体も破壊されることで展開を行う効果を持っていて、重要です。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「機皇創出」とは、相互にサーチできるので、7枚目以降のサーチカードになるでしょう。
他には「ワン・フォー・ワン」があるので、優先順位はさらに低そう。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
「ピリ・レイスの地図」でサーチできる攻撃力0のモンスターは他にもいますが、どれも特殊召喚モンスターなので、使いづらいという点を注意しておきましょう。
4.デメリットの影響
「機皇帝グランエル∞」の攻撃力に影響がでますが、こいつ使うのか?まったく分からん。
見た感じ、ライフゲインや制圧する感じでもないので、きついデメリットに思えます。
「珠玉獣-アルゴザウルス」
1.どのくらい重要な初動か
いろんな使い方がなされると思いますが、一番プレーンなのは、「究極進化薬」を加えて「究極伝導恐獣」につなげることでしょうか。
他にも幅の広いサーチとして使えそうです。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
大きなライバルとして「化石調査」が立ちはだかります。
「ワン・フォー・ワン」「幻創のミセラサウルス」他もあるので、優先度は低め。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
いるにはいますが、難しいカードです。
4.デメリットの影響
展開力はあるので、制圧はでき、ライフのデメリットは気にならなそう?
「速炎星-タイヒョウ」
1.どのくらい重要な初動か
「炎舞」になれます。
上述の「炎舞-「天キ」」も持ってこれますが、召喚してしまうのがネック。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
相互サーチとして「炎舞-「天キ」」。
「炎舞」が欲しいなら、「暗炎星-ユウシ」がいます。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
いるけど、リバース。
4.デメリットの影響
制圧系でもなく、ライフも得づらいので、きつめ。
「DD魔導賢者ケプラー」「DD魔導賢者コペルニクス」
1.どのくらい重要な初動か
「契約書」をサーチできるモンスターと「DD」を墓地肥やしできるモンスター。
「地獄門の契約書」があるため、任意の「DD」にアクセスできることになります。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「地獄門の契約書」が相互サーチ。
他にも、「ワン・フォー・ワン」などがあります。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
これら2枚を使い分けできるのは強力。
他にもサーチ先がいるので、その使い分けも検討できます。
4.デメリットの影響
「契約書」のダメージと相性が良くないです。
ただ、一方で、ライフゲインもそこそこあるので、うまくやればLPは保てるでしょう。
デッキ自体も制圧系なので、LPが気にならないことも多いでしょう。
「番犬-ウォッチドッグ」
1.どのくらい重要な初動か
タイミングや条件が非常にシビアですが、任意の永続魔法にアクセスできます。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
条件とかみ合うサーチは「ピリ・レイスの地図」くらいしかないんではないでしょうか。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
なし。
4.デメリットの影響
基本的に、「番犬-ウォッチドッグ」が棒立ちで残ることになるため、相当に厳しい。
「F.A.カーナビゲーター」
1.どのくらい重要な初動か
「F.A.」サーチできる「U.A.ハイパー・スタジアム」につながるため、重要。
ただ、召喚で出すのは弱そう?
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「U.A.ハイパー・スタジアム」と相互サーチで、「ワンチャン!?」「ワン・フォー・ワン」が控えています。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
「F.A.」はすべて攻撃力が0なので、サーチ先は多いです。
4.デメリットの影響
LPを払う効果があるので、きつそう。特に、制圧系でもないため、難しい?
「鰤っ子姫」
1.どのくらい重要な初動か
レベル4以下の魚になります。
「カッター・シャーク」や「揺海魚デッドリーフ」をリクルートでき、「バハムート・シャーク」やランク2につながります。
できれば、これでスタートしたいカードになります。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
そもそも、リクルート先を引ければ良かったり、「ワン・フォー・ワン」などがあります。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
魚族には、とくにはいない。
4.デメリットの影響
罠多めに寄せればよさそうですが、「神の警告」とは相性が悪い。
「雪天気シエル」
1.どのくらい重要な初動か
1枚で「天気」の動きだしができます。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「雪の天気模様」でもサーチできますが、「天気」モンスターが必要です。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
特になし。
4.デメリットの影響
長期戦するテーマなので、かなり影響がでそう。
考察2(フィールドの効果)
- 「青き眼の乙女」
- 「超量妖精アルファン」
- 「ファントム・オブ・カオス」
- 「時戒巫女」
- 「Sin パラドクスギア」
- 「ミキサーロイド」
「青き眼の乙女」
1.どのくらい重要な初動か
これだけで動き出せるカードではないですが、重要なカードになりうるカードです。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「青き眼の賢士」「ワンチャン!?」「ワン・フォー・ワン」があります。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
上述の通り、「青き眼の賢士」。
4.デメリットの影響
「青き眼の乙女」を出す場合は、攻撃を1回止められますが、それでもきついもんはきつい。
「超量妖精アルファン」
1.どのくらい重要な初動か
「超量」の重要なスタートパーツです。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「宣告者の神巫」で持ってこれたり、「ワン・フォー・ワン」や、「超量士ブルーレイヤー」が「緊急テレポート」に対応してたりと、色々あります。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
なし。
4.デメリットの影響
展開力はあると思いますが、ライフが要らなくなるほど制圧は出来なさそう。
「ファントム・オブ・カオス」
全く初動ではないですが、アクセスする手段が少ないので、サーチできるとありがたい。
基本的に、他にサーチ先がある場合に、サブの選択肢として入れておくことができると思います。
「時戒巫女」
1.どのくらい重要な初動か
後述もしますが、「時戒神」のサーチ役です。
サーチした場合、自身の特殊召喚はできないので、④に頼ることになると思います。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
3.サーチ先として他の選択肢はないか
「時戒神」を直接サーチしてもよい。
4.デメリットの影響
「時戒神」は除去さえ気を付けていれば、大丈夫と言いたいですが、そんなに甘くはない。
「Sin パラドクスギア」
1.どのくらい重要な初動か
フィールド魔法があれば、「Sin パラドクス・ドラゴン」シンクロ召喚できます。
また、単純な「Sin」モンスターサーチとして使ってもよいでしょう。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
サーチできるカードは多いですが、どれも癖があるので、プレーンなサーチは貴重。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
実質なし。
4.デメリットの影響
「Sin」モンスターは攻撃力が高いので、打点負けはしなさそうですが、除去などで、詰められるともろいので、そこをケアする必要があるでしょう。
「ミキサーロイド」
1.どのくらい重要な初動か
「ロイド」のリクルーターです。良い効果ですが、1枚で動けるカードではないでしょう。
4.デメリットの影響
ライフ1/4になっちゃう。
考察3(フィールドから離れた)
- 「ドットスケ―パ―」
- 「フォーマッド・スキッパー」
これらは、デッキ単位というより、カード単位でみています。
なので、1と2の基準だけ考えます。
「ドットスケ―パ―」
1.どのくらい重要な初動か
1体でリンク4,5までいきます。
「リンクリボー」「スプラッシュ・メイジ」「トランスコード・トーカー」。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「サイバネット・マイニング」などがあります。
また、そもそも「マスマティシャン」や「クロック・ワイバーン」でも同様のことができます。
「フォーマッド・スキッパー」
1.どのくらい重要な初動か
かなりいろんな使い方のできるカードです。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「サイバネット・マイニング」などいろいろありますが、準備なしで使いやすいのは、「ピリ・レイスの地図」の利点。
考察4(レベル5以上)
最初の1枚はおいておいて、「時戒神」を考えましょう。
「ピリ・レイスの地図」で約一名の「時戒神」以外は手札に加えられるので、サーチ先に困ることはないでしょう。
ただし、召喚するのは基本的に1枚になるので、サーチの意味がなくなることがあることに注意しましょう。
考察5(他)
起動効果をうまく絞って検索したんですが、抜けが出てきましたね。
1ターンに何度も使える「王立魔法図書館」。
1.どのくらい重要な初動か
「エクゾディア」など、いっぱいドローするデッキに使われます。
2.サーチ元として他の選択肢はないか
「召喚僧サモンプリースト」などで持ってこれましたが、召喚せずに使えるのが良いですね。
3.サーチ先として他の選択肢はないか
分からない。
4.デメリットの影響
むしろプラスに働くでしょう。
LP差を参照する「活路への希望」には、ありがたいデメリットになります。
比較1(ドロー系と比較)
最初に書いた通り、「ピリ・レイスの地図」は、「成金ゴブリン」「強欲で金満な壺」などのドローなどをするカードと競合します。
特に、「金満で謙虚な壺」「強欲で謙虚な壺」は、それなりに見る枚数も多いため、初動に欲しいカードを持ってくることもあります。
これらのカードと直接「ピリ・レイスの地図」を比較することも重要になるでしょう。
もちろん、コストや発動条件を満たしやすいことも重要ですが、上述のように、サーチ先の種類や、初動の重要性などもポイントになります。
両者のできることとできないことを比較し、うまくカードの選択を行うようにしましょう。
ちょっと最後の方、雑になってしまいましたが、
以上です。
この記事を観てくださった皆様がより良い