机上の空論

遊戯王をちょっと面白くする(カモ?な)記事を書いていきます。

「天獄の王」【#カード考察日記】

こんにちは。みらいです。

 

 

2か月くらいの間、

1日1枚感謝のカード考察をしていきます。

 

 

カード名はすべて公式データベースへのリンクになっています。

また、画面右下のボタンで、カードの確認ができます。

www.db.yugioh-card.com

 

CONTENTS:

 

今回のカード

カード情報

天獄の王」

闇属性・岩石族・レベル10・3000/3000

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

①:自分メインフェイズに発動できる。手札のこのカードを相手ターン終了時まで公開する。この効果で公開し続けている間、フィールドにセットされたカードは効果で破壊されない。

②:セットされた魔法・罠カードが発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。手札で公開されている状態でこの効果を発動した場合、さらにデッキから魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。そのカードは次のターンのエンドフェイズに除外される。

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効果の概要

バカな……。強すぎる………。

  • ターンにつき、①②はどっちか1回
  • ①:起動効果(手札)相手ターン終了時まで自身を公開する。
  • ①:(追加)(この効果で公開し続けている間)セットカードが効果で破壊されない。
  • ②:誘発効果(手札)(セットされた魔法・罠が発動した場合)自身を手札から特殊召喚
  • ②:(追加)(公開されている状態でこの効果を発動した場合)デッキから魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットできる。
  • ②:そのカードは次のターンのエンドフェイズに除外。

細かく見ていきます。

 

効果の詳細

初見での感想:「え?任意の魔法・罠サーチできるって書いてない?やばくない?」

 

 まず、「天獄の王」は岩石族です。

したがって、「御影志士」からサーチできます。

他にも岩石族のサポートを受けられますね。「岩帯の美技-ゼノギタム」で墓地から回収したり。

ただ、レベルの都合上、「ブロックドラゴン」からはサーチできないです。

 

他にも闇属性のため、「悪王アフリマ」をうまく使うと「天獄の王」をサーチできます。

 

また、「神使」モンスターなので、「機巧牙-御神尊真神」でサーチできます。

 

①の効果は、発動条件が何もないため、適当に発動することができます。

公開している間は、セットされたカードが効果で破壊されなくなるので、魔法・罠を守ることができる他、セットモンスターも破壊されないので、「霊使い」や「ゴーストリック」などでも活用できるでしょう。

 

②前半は、セットされた魔法・罠が発動されると、手札から特殊召喚できる効果です。

速攻魔法以外であれば、魔法をセットしそのまま発動することで、条件を満たすことができます。攻撃力が3000あるので、そこそこ戦闘もこなせるでしょう。

また、相手がセットしたカードを発動した場合でも発動できます。

 

②後半は、公開された状態で、特殊召喚効果を発動すると、さらに、デッキから魔法・罠カード1枚をセットできます。ただし、そのカードは次のターンのエンドフェイズに除外されます。

任意の魔法・罠にアクセスできます。ただし、除外されてしまうので、永続罠を持ってきてアドバンテージを取りまくるようなことは簡単にはできないようです。

公開されるのは、どの効果でもよいため、「クリア―・ワールド」の効果で「天獄の王」を公開すれていれば、魔法・罠を持ってくることができます。当然、「クリア―・ワールド」をセットし、発動することで、「天獄の王」の特殊召喚条件を満たすことができるので、自分の場に光属性がいれば、そのまま特殊召喚し、任意の魔法・罠を持ってくることができます。

①の効果とは、どちらかターンに1回なので、①を発動し、そのターン中に②を発動して、魔法・罠サーチにつなげることはできず、1度ターンをまたぐ必要があります。セットされた魔法・罠の発動は、相手ターンでもできるので、自分ターンに①を発動しておき魔法・罠をセット、セットした魔法・罠は破壊から守られ発動すれば相手ターンに②で特殊召喚し魔法・罠を持ってくることができます。

 

 

天獄の王」は、デッキのあらゆる魔法・罠にアクセスできるため、ほぼすべてのカテゴリのサーチカードになりえます。

しかも単純にサーチカードを増やす役割だけでなく、この「天獄の王」はステータスのあるモンスターです。戦闘もそこそここなすことができ、相手モンスターへの対処にもなるでしょう。

ただし、「天獄の王」をメインギミックにするには、デッキに罠や速攻魔法のようなカードを入れて、常に発動できるようなデッキでなければなりません。例えば、モンスター中心のデッキでは「天獄の王」は合わないでしょう。

それ以外にも、ターンをまたぐ必要があるため、速効性に欠けます。より素早く展開したいならこのカードに頼ることはできません。

ただし、それ以外であれば、「天獄の王」は万能の活躍をみせます。

例えば、発動条件が厳しいようなカードでも、発動条件が整えば「御影志士」「天獄の王」から持ってきて、整っていない状況で引いてしまったら、デッキを動かすカードを持ってくることができます。

他にも、サーチの難しい代えの効かないキーカードもサーチできるカードです。これはデッキを動かすカードでもいいですが、例えば、メタカードでもよいでしょう。

他にも、制限カードを持ってくることができます。

 

考察

考察1(持ってきたい魔法・罠)

天獄の王」で任意の魔法・罠を持ってこれるようになったので、持ってきたいカードを検討しましょう。

基本的に、他の手段で持ってこれる場合は、「天獄の王」で持ってくるギミックにする必要はないので、考えません。

もちろん、メインのサーチギミックの補助として、「天獄の王」を用いてもよいでしょう。他にも、持ってきたいタイミングで好きに持ってこれるため、汎用的に使うこともできるでしょう。

基本的に、効果の条件さえ満たせば、自分のメインギミックにつなげられる魔法・罠もサーチできるため、初動カードとしても使えなくもない感じです。

今回考えるのは、「天獄の王」で持ってくるのが容易になったことで、使いやすくなった強力なカードや、使うタイミングの限られたカードなどです。

天獄の王」でアクセスできる魔法・罠は、“バースト・オブ・デスティニー”発売前の時点で、3768種類。このうち、装備魔法・儀式魔法・通常罠・カウンター罠は、サーチしやすく補助的な使い方に落ちるでしょう。また、カテゴリに含まれるカードはサーチが容易だったりするので、わざわざ「天獄の王」で持ってくるギミックにする必要はないでしょう。

特にサーチしたいカードは、通常魔法・速攻魔法・永続魔法・永続罠ですが、永続カードは、除外されてしまいます。手札に戻すなど考えたいですね。もしくは、そもそも除外できなくするなど。

フィールド魔法は、間接的なサーチでもってくることができます。「テラ・フォーミング」「メタバース

話が横道にそれましたね。「天獄の王」でサーチしたいものは、役割で分けると

  • 普通には使いづらいピンポイントなカード。
  • 初動に使うカード。
  • ピンポイントなメタカード。
  • 必殺技カード。(ロマンカードなど)
  • デッキのキーパーツ。
  • 制限カード

などでしょう。

初動に使うカードは「天獄の王」から探すというより、「天獄の王」のサーチ範囲があまりに広いので、デッキのギミックが決まったら自然と「天獄の王」でサーチできる初動があることになるはずなので、考える必要は多分ない。

とりあえず、適当に見繕ってリストにしました:

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遊戯王 デッキレシピ 詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース

以上は通常魔法です。基本は、サーチできるようになってよかったねって感じなんですが、それ以上のことが起きているのをピックアップします。

 

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遊戯王 デッキレシピ 詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース

以上は速攻魔法です。なんかロマンカードが多い。

 

永続系のカードに対しては、ロックカードやドローカードは維持が難しいためNG。あと、スタンバイフェイズとかエンドフェイズに発動するカードは、再利用するために別のカードが必要になります。

使いやすいのは、1回使えればいいカードや、そのカードを手札に戻す手段を用意できそうなカードや、効果の発動にターン制限のないカードあたりですかね。

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遊戯王 デッキレシピ 詳細 | 遊戯王 オフィシャルカードゲーム デュエルモンスターズ - カードデータベース

(なんか色々追加してます。)

 

考察2(「天獄の王」につなげる)

とりあえず、「天獄の王」を比較的簡単にサーチできるのは、

です。

基本的に、レベル4×2体をそろえれば、「御影志士」につなげて「天獄の王」をサーチできます。

一方で、「悪王アフリマ」はギミックに入れやすいカードでしょう。

 

魔法・罠サーチできるのは「塊斬機ダランベルシアン」がいましたが、より簡単にできるようになった感じでしょう。

 

天獄の王」は、素引きしてもそこそこ使いやすいので、初動で魔法・罠を持ってくる用だけでなく、デッキが回った後に「御影志士」を作って魔法・罠につなげる構成にもできます。

 

基本的に、「天獄の王」は相手のターンにセットして次の自分ターンに発動するのが基本の流れになるでしょうが、手札を公開するカードによって、自分のターンに使って魔法をセットしすぐに効果を使うことを考えられます。モンスターや魔法であれば、初動で使うことも考えられますが、罠などでも、動きの中で「天獄の王」を利用するのにスムーズに使えるようになります。

 

一応「ドン・サウザンドの契約」も公開できますが、ドローしなければなりません。これには、「岩帯の美技-ゼノギタム」を利用しやすく、「岩帯の美技-ゼノギタム」でデッキトップに置いたあと、「ドン・サウザンドの契約」で拾えば、公開された状態で、手札に加えることができます。ただし、「ドン・サウザンドの契約」をセットして発動しても「天獄の王」を特殊召喚することはできません。これは、よくある手札での誘発効果とは違い、公開しているからこそ起こる状況といえます。

 

 

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効果確認用



 

 

この記事を観てくださった皆様がより良い決闘生活デュエルライフを遅れますよ〜に!