机上の空論

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「相剣師-莫邪」【#カード考察日記】

こんにちは。みらいです。

 

 

2か月くらいの間、

1日1枚感謝のカード考察をしていきます。

 

 

カード名はすべて公式データベースへのリンクになっています。

また、画面右下のボタンで、カードの確認ができます。

www.db.yugioh-card.com

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CONTENTS:

 

今回のカード

カード情報

「相剣師-莫邪」

水属性・幻竜族・レベル4・1700/1800

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札の「相剣」カード1枚または幻竜族モンスター1体を相手に見せて発動できる。自分フィールドに「相剣トークン」(幻竜族・チューナー・水・星4・攻/守0)1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したトークンが存在する限り、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

②:このカードがS素材として墓地へ送られた場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。

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効果の概要

アドバンテージの概念、壊れる。

  • ①:出たときに、特定のカードをみせるだけで、トークン(チューナー)を特殊召喚
  • ①:そのトークンがいる限り、SモンスターしかEXデッキから出せない。
  • ②:S素材に使われると1ドロー。

細かく見ていきます。

 

効果の詳細

新しい「相剣」というテーマですね。

基本的に、幻竜族Sモンスターのテーマになっています。

メインデッキに入る「相剣」モンスターは、トークンを生み出します。トークンはチューナーなので、トークンと「相剣」モンスターでS召喚します。

例えば、「相剣師-莫邪」は、①で、召喚・特殊召喚に成功した場合に、「相剣」カードか幻竜族をみせて、「相剣トークン」を特殊召喚します。「相剣トークン」はチューナーであり、「相剣師-莫邪」はレベル4の非チューナーなので、これらでレベル8のS召喚が可能です。

一応、「相剣」カードによるトークン、「相剣トークン」は、存在する限り、SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できません。

 

他の「相剣」モンスターも「相剣トークン」を生み出せます。

  • 「相剣師-泰阿」(風)(星4。起動効果、「相剣」か幻竜を墓地から除外して生成。)
  • 「相剣軍師-龍淵」(炎)(星6。手札の起動効果、「相剣」か幻竜を手札から捨てて、自身を特殊召喚しつつ生成。)

それぞれ、レベル8、レベル10のS召喚できます。

 

さらに、「相剣」モンスターはS素材に使われた場合の効果もあります。

  • 相剣師-莫邪」(水)(1ドロー。)
  • 「相剣師-泰阿」(風)(デッキから「相剣」か幻竜を墓地へ送る。)
  • 「相剣軍師-龍淵」(炎)(1200バーン。)
  • 「相剣瑞獣-純鈞」(地)(自分か相手の、フィールド・墓地のカードを除外。)

 

mirai-drph.hatenablog.com

 

 

 

考察

考察1(役割)

まずは、各「相剣」カードの役割を確認しましょう。詳細は:

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「相剣」メインモンスター(すべてS召喚に使用された際の効果を持っています。上記参照。):

  • 「相剣師-莫邪」(水。星4。)(召喚時の誘発効果:手札をみせて「相剣トークン」生成。)
  • 「相剣師-泰阿」(風。星4。)(場での起動効果:墓地のを除外して「相剣トークン」生成。)
  • 「相剣軍師-龍淵」(炎。星6)(手札での起動効果:手札を捨てつつ特殊召喚し、「相剣トークン」生成。)
  • 「相剣瑞獣-純鈞」(地。星6。)(手札での誘発即時効果(メインフェイズ):モンスター1体をリリースして特殊召喚。場での誘発効果(ダメージ計算前):幻竜族がEXデッキから特殊召喚された相手と戦闘するとき、そいつと自身を破壊。)

 

「相剣」Sモンスター:

  • 「相剣大師-赤霄」(光。星8。2800/1000)(S召喚時、「相剣」サーチか除外。誘発即時効果:手札・墓地の除外コストで、モンスター効果無効。)
  • 「相剣大公-承影」(水。星10。3000/3000)(永続:除外カード×100の自身バフと相手デバフ。永続:墓地のカードで効果破壊耐性、なおターン1はない。誘発:カードが除外されると場と墓地を1枚ずつ選んで除外、なおターン1。)

 

「相剣」魔法(どっちも通常魔法):

共通:除外されると、「相剣」か幻竜モンスター1体のレベルを1つ調整。

  • 「龍相剣現」(「相剣」モンスター1体サーチ、Sモンスターがいれば、代わりに幻竜1体サーチ。)
  • 「大霊峰相剣門」(墓地の「相剣」モンスター1体蘇生、Sモンスターがいれば、代わりに幻竜1体蘇生。)

 

「相剣」罠(どっちも通常罠):

共通:除外されると「相剣トークン」生成。

  • 「瑞相剣究」(モンスター1体を、墓地のを除外し攻撃力アップ。)
  • 「相剣暗転」(幻竜“神鳥撃”。自分モンスターも破壊するよ。)

 

考察2(S召喚しよう)

 「相剣師-莫邪」を召喚し、「相剣トークン」を特殊召喚し、「相剣師-莫邪」と「相剣トークン」でS召喚するとレベル8のS召喚が可能です。まず、「相剣師-莫邪」の効果で1枚ドローでき、「相剣大師-赤霄」をS召喚できます。

  • 「相剣大師-赤霄」(S召喚時に「相剣」をサーチか除外。誘発即時で、手札・墓地から「相剣」か幻竜を除外し、モンスターの効果をターン終了時まで無効。)

これによって、なんと手札1枚の消費で、1枚ドローと1枚サーチをし、しかも効果無効までできます。

この「相剣」サーチによって、「相剣軍師-龍淵」をサーチすれば、さらなる特殊召喚によって、レベル10のS召喚までできます。「龍相剣現」を挟めば、墓地に「相剣」魔法をおくことができ、除外できれば、レベル調整できます。

フルール・ド・バロネス」も出せますが、「相剣大公-承影」を出せば、相手モンスターにデバフをばらまきつつ、「相剣大師-赤霄」の無効のコストの除外をトリガーに対象を取らない除外を行えます。

 

この動きは、

だけから始めることができます。

なお、「妖眼の相剣師」も「相剣」モンスターです。

「龍相剣現」から始めた場合は、「相剣師-泰阿」の効果で、墓地の「龍相剣現」を除外するため、レベル7か9のS召喚もできます。

相剣師-莫邪」から始めた場合でも、「相剣軍師-龍淵」でフィールドにレベル10のS素材がそろったあと、「相剣大師-赤霄」の効果で「龍相剣現」を除外すれば、レベル調整ができ、レベル9かレベル11のS召喚もできます。(「相剣大師-赤霄」の対象を自分の「相剣軍師-龍淵」などにする。)

 

また、「龍相剣現」から始めた場合、「相剣大師-赤霄」をS召喚し、「相剣師-泰阿」のS素材になった際の効果で、デッキの幻竜族を好きに墓地に送ることができ、「相剣大師-赤霄」の効果で「大霊峰相剣門」をサーチすることで、Sモンスターがフィールドに出て、「大霊峰相剣門」の効果で幻竜族の蘇生ができるため、デッキの好きな幻竜族特殊召喚できることになります。「邪竜星-ガイザー」で似たようなことができますが、先攻でできる分何かできるかも。

 

考察3(相性のよさそうなテーマ)

基本的に、効果が幻竜族も参照するため、既存の幻竜族テーマとも相性が良いでしょう。

  1. 「竜星」
  2. 「真竜」
  3. 「天威」
  4. 「メタファイズ

 

1.「竜星」は、幻竜族のS召喚中心のテーマです。破壊をトリガーとしたリクルーターがメインデッキに多く、「相剣暗転」をうまく利用できます。「竜星の具象化」が強力で、S召喚以外できない制約も「相剣」なら気にならないでしょう。

邪竜星-ガイザー」や「輝竜星-ショウフク」は自身のカードを破壊する効果を持っているので、「相剣大公-承影」のトリガーを引けます。ただし、「輝竜星-ショウフク」の特殊召喚はできませんね。「輝竜星-ショウフク」は単純にレベル8のSモンスターとしても使えます。「邪竜星-ガイザー」はレベル的に「相剣」からは出しづらいそうですが、「相剣」魔法でレベルを調整し出すことができます。その効果でリクルートできる「タツノオトシオヤ」は強力で大型リンクモンスターまで簡単につなげることができます。

メインデッキの「竜星」を合わせることで、S召喚のレベル調整が柔軟になります。ただ、どのようにモンスターを並べるかが難しい。基本的に「相剣」に召喚権を使いたくなるので、「竜星」を手札から出しにくくなると思います。

 

2.「真竜」は、アドバンス召喚中心の「真竜」とレベル9でモンスターを破壊しつつ特殊召喚する「真竜皇」に大別できます。

「真竜皇」や「ドラゴニックD」の破壊効果は、1と同様に、「相剣大公-承影」のトリガーを引くことができます。

「真竜皇」の特殊召喚に、「相剣トークン」も利用できるので、「真竜皇」は並べやすくなると思います。「真竜皇バハルストスF」は水属性を破壊するので、水属性の「相剣トークン」にあっています。「真竜皇バハルストスF」を破壊できれば、幻竜をリクルートできるので、「相剣」のリクルートにつなげることができます。ただ、「相剣」から破壊できるのが、「相剣暗転」くらいしかないのがネック。

 

3.効果モンスター以外をフィールドに出すことができれば、「天威龍-アーダラ」や「天威龍-アシュナ」で除外された幻竜族や「天威」を特殊召喚できます。「相剣トークン」は通常モンスターなので、そのトリガーを満たすことができます。

虚ろなる龍輪」によって、墓地に幻竜族を送ることができるので、「相剣」の除外コストを確保したりできます。

天威の龍鬼神」はレベル8のSモンスターで、「相剣」によってS召喚しやすく、相手の妨害効果も一応持っています。

最初に「天威龍-アーダラ」を特殊召喚し、レベル4の「相剣」を召喚することで、「源竜星-ボウテンコウ」につなげることができ、展開にもつなげることができます。

墓地効果を持っているモンスターばかりなので、「相剣師-泰阿」のS素材になったときの効果でアドバンテージを取りやすいでしょう。

相手ターンに「相剣トークン」が残れば、「天威無崩の地」でドローできます。単純に「相剣大師-赤霄」の効果で「相剣」通常罠を除外してもよいですが、後述のパターンで、「トラップトリック」から「相剣」通常罠を除外することで、その効果により「相剣トークン」がでるので、条件を満たすことができます。「天威無双の拳」でもよいでしょう。

 

4.「メタファイズ」は除外にされると次のターンのスタンバイフェイズに効果を使えます。

「相剣師-泰阿」や「相剣大師-赤霄」の効果で除外することで、トリガーでき、アドバンテージをとれます。

ただ、幻竜族とはあんまり関係ないので、「相剣」につなげるのが難しいと思います。

メタファイズ・アセンション」は、「相剣」罠と同じ通常罠なので、「トラップトリック」を共通して使えます。

 

考察4(他に相性のいいカード)

 

幽麗なる幻滝」は、単純に幻竜サーチですね。

 

トラップトリック」は、上述のように、「相剣」通常罠をセットしながら、除外された「相剣」罠の効果で、「相剣トークン」がでます。「相剣暗転」ならば「相剣トークン」を対象に即座に使うことができ、1枚から2枚の破壊ができるカードとして使えるでしょう。

 

奇采のプルフィネス」は、召喚時にコストで、デッキの通常罠を除外し、自身のレベルを1つあげます。これによって、「相剣」通常罠を除外することで、「相剣トークン」が生成でき、レベル9のS召喚が可能です。

 

他には、レベル8やレベル10のSモンスターはもちろん、レベル9のSモンスターもレベル調整で出しやすいです。レベル7も出せますが、組み合わせが減るので、ちょっと優先度は落ちるかも。

基本的に、よく使われる強力なものを使えばそれで十分ですが、特に、「相剣」ならではの相性でピックアップしました。

 

白闘気白鯨」は、レベル8で水属性を使ってS召喚できます。「相剣師-莫邪」は水属性で、「相剣トークン」も水属性なので、簡単にでます。相手モンスターの殲滅力が高く、攻勢にでる際に使えるでしょう。

 

幻竜星-チョウホウ」は、レベル9のSモンスターです。相手依存ですが、相手モンスターを破壊すると幻竜族リクルートできます。「相剣」は属性がばらけているので、それなりに使いやすいと思います。それ以外にも「相剣暗転」で破壊して、汎用的なチューナーを加えることができるかも。

 

電脳堺狐-仙々」は、レベル9のSモンスターです。

①の永続効果によって、カードが除外されることから「相剣大公-承影」のトリガーを踏みやすくなります。それだけなら「相剣大師-赤霄」で十分ですが、③の墓地効果でも除外ができるので、より使いやすいでしょう。幻竜以外を入れておく必要はありますが。

また、「相剣」魔法・罠を発動した後、除外することになるので、他のカードで墓地から除外するまでもなく、即座にレベル調整やトークン生成ができます。

 

魔救の奇跡-ドラガイト」は、レベル8のSモンスターです。

墓地に水属性がいれば魔法・罠を無効にできますが、「相剣師-莫邪」は水属性なので、墓地においておけば、魔法・罠に対策できます。

「相剣大師-赤霄」がモンスター効果に強い一方、こちらは魔法・罠に強いので、使い分けできるでしょう。

 

抹殺の指名者」によって、「相剣大公-承影」のトリガーを好きな時に引けます。ただし、除外されたカードの効果は使えないので、「相剣」魔法や罠の効果は使えません。この点は、「トラップトリック」がいいでしょう。「天威」を使えば、除外したモンスターも利用できます。

 

 

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効果確認用

 

 

この記事を観てくださった皆様がより良い決闘生活デュエルライフを遅れますよ〜に!