こんにちわ〜。みらい です。
挨拶はほどほどにして...
今回は私のデッキ構築の根底にある考えを紹介したいと思います。一応、遊戯王の記事なので遊戯王のことを書いているのですが、どのカードゲームにも当てはまることがあると思います。
そこそこ長いですがお付き合いください。
導入
時間がなければ飛ばしてOKです。
優秀なデッキとは何でしょう。
強い、正確には現行の環境において大会で良い結果を収めたり、高い勝率を記録した デッキが優秀なのでしょうか。
確かに、そのデッキは明らかに優秀であると言えるでしょう。
しかし、それらのデッキのみが優秀であると言えるのでしょうか。
たとえ大会で結果が残らないデッキだとしても優秀なデッキはいくらでもあるでしょう。
たとえ征竜に勝てずとも、甲虫装機に勝てずとも素晴らしいデッキはいくらでもあったでしょう 笑。
ここで重要なのは、デッキの方向性の違いが優秀である基準を変化させていることにあります。
つまり、デッキの方向性が違うから勝てるデッキでなくても優秀であると言えるんです。
今回はその基準を3つに分類して、その基準に沿ってデッキを分類してみようと思います。
今回の目的は、この分類によってデッキの方向性の違いを明確にし、
- デッキの評価の基準を設ける と共に、
- そのデッキに より合致した対戦を実現できるようにする こと
です。
本題
3分類
まず、3つの基準を紹介しましょう。
トーナメント、フリー、ファン (デッキ)です。
通常の意味も持ちますが、より厳密に扱うために 通常とは違う意味になっている場合があります。また、ここで扱うデッキはデッキタイプ的な意味ではなく、デッキレシピ的な意味合いです。
以下で、この3つの基準を 意味、目的、評価、注意点、対戦形式 の順に簡単に説明していきます。
Tournament(トーナメント)
この分類は、トーナメント、厳密には大会等 で扱われるデッキを指します。
このデッキの目的は、大雑把に言ってしまえば勝利を目的とします。
勝つことが全て!勝利こそ正義!!
したがって、この基準では、大会等でより高い戦績を収めた(期待できる)デッキを高評価します。
例えば、「〇〇で優勝しました」とついた実績のあるデッキはこの評価が高いです。
注意すべきは、ただ強いことが重要なのでなく、環境やメタを読むことが重要で、環境のリサーチやサイドボーディングの要素がある事です。
つまり、“勝てる”デッキが優秀ということです。
もっと言えば、メタがハマるなら、どれだけデッキパワーの低いデッキであっても勝つことができるため、デッキパワーの強くないデッキであっても優秀なデッキになりうる ということでもあります。
ここで、実績のあるデッキはいいのですが、実績のないデッキの評価はその環境を考慮に入れなければ十分な評価とは言えません。難しいことですが。
こういったデッキでは、大会に出たり、実際の大会のようにマッチ戦を 環境に沿ったデッキと やるのがもっとも良い対戦形式となるでしょう。
こと遊戯王においては1枚で相手を封殺できるようなカードが普通にあったりするのでサイドボーディングの練習はマジで大事。
Free(フリー)
所謂フリー対戦 を行うデッキ類です。
基本的に名の通り自由な分類なのですが、評価のための目的(評価の方向性)を挙げるならば、より多く対戦することを目的とします。
他の目的もあるでしょうが、この目的だと考えやすい評価の方向を定めることができます。
この基準では、より長く遊べることが重要です。つまり、1つのデッキで何度も対戦を楽しむことができるデッキの評価が高いです。
具体的に よくないデッキとして、
対戦時に単調な動きしかできないデッキは飽きてしまうので使い続けることができませんし、
デッキの動きが不安定でうまく動かないと対戦自体がつまらなくなるので使い続けることができません。
つまり、以下の2つ:
- デッキに飽きない仕掛けがしてある。
- デッキの動きが安定している。(十分なパワーを出力できる)
この両方を満たすデッキを高評価とすれば良いので、この2点について考えればよくなります。
評価するポイントをかなり減らしてあるので、狐につままれたような感覚があると思いますが、これで十分な評価ができる...はずです。
注意点として、上述の2つは多くトレードオフの関係にあることが挙げられます。
つまり、あまりに奇抜な動きをするデッキは動きが不安定になり、あまりに安定した動きは単調さを出してしまうのです。ここがムズイ...。
勿論、そこをクリアするテクニックもあるのですが。
このデッキでは、マッチ戦でやる必要がないので、シングル戦をするのがもっとも良い対戦形式でしょう。
Fun(ファン)
以下の目的を持ったデッキのことです。丁度いい言葉が見つからナカッタ...。
※この分類は、所謂ファンデッキ と呼ばれるコンセプトデッキより広義です。
より劇的なゲームを1回でもすることを目的とします。いわばアニメのような展開のゲームをすることを目指します。
この基準では、評価するデッキ自体より、より良い対戦をするために 対戦するデッキとの相互関係が重要で、実際に良いゲームをした(できる)ようなデッキの評価が高いです。
注意すべきは、互いのデッキの展開ペースを合わせ、より互いの動きを読みあったゲームをしたいので、お互いがお互いのゲームペースを知っていなければならないことです。つまり、相手を“リスペクト”する事だぁ!
このデッキもシングル戦をすべきでしょう。
3つの分類から
以上の3つの分類 トーナメント、フリー、ファン はそれぞれの別の目的を持っているので、他の分類のデッキと対戦する意味は薄く、また デッキの分類と別の分類の基準によってデッキを評価することに意味はないでしょう。
このことが この分類を設ける大きな理由となります。
よくあることとして、フリーとファンの境界が曖昧になる場合が多くありますが、この線引きははっきりとしておいたほうが 日常の対戦においてはより楽しくゲームができると思います。当社比
Combo(コンボ)
ここまで読んで分類されていないデッキがあることにお気付きでしょうか 笑。
1ターンの動きによって相手を打ち負かす、もしくはほぼ詰みの状況に持っていく デッキ、すなわち、コンボデッキについてはどの分類にも当てはまりません。
しかし、この種のデッキを統一的に評価することは難しく、意味もないので3つの基準には含めませんでした。
最後に
トップメタのデッキがフリーで使われる事って間々あると思うんですが、そういうデッキは勝つことを目的にしているので、目的の異なるフリーとでは意味がないと思います。
また、フリーでも安定性以上に勝つことを意識すればそれはもう分類をトーナメントにすべきだと思います。
そして、ファンはフリーと分けた方が、世界が広がるというか、より多様なデッキが成立する様になるでしょう。
つまり、こうしてデッキを分類して分けた方が良いのです。
まとめると、
以上に挙げた トーナメント、フリー、ファン の3つの基準によってデッキの評価と対戦環境を分類することによって、
より明確な評価を与えやすくなり、
さらには より良い対戦をすることができる
と思うので、ぜひ役立ててください〜。
今回は以上です。
文字ばっかで読みづらかったかもしれませんが、最後まで読んでくださりありがとうございました〜。
これを見てくれた人がより良い
おまけ
全く関係ないですが、漫画とかで「絵が好き」って強いですよね。多少、色眼鏡が入るというか。 正直、内容より印象的には強いと思います。けど、「絵は好き」になると悲惨ですよね 笑。「絵だけは好き」だと目も当てられませんよね 笑。