こんにちは。みらいです。
今回は、ストラクチャーデッキ「サイバー流の後継者」
の主テーマである「サイバー流」の解説、考察および研究していきます!
カード情報の公開に合わせて記事も随時更新していきます。
(発売されているカードに関してはカード名が公式データベースへのリンクになっていいます。)
(発売前のカードに関してはカード名がこの記事へのリンクになっています。「サイバネティック・ホライゾン」「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」 「アタッチメント・サイバーン」 「エターナル・サイバー」 「サイバー・ダーク・キメラ」「サイバーダーク・インヴェイジョン」「サイバーダーク・ワールド」)
収録カード情報:
- YU-GI-OH.jp
-
収録カード公開‼️
— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) 2021年5月12日
今週末【5/15(土)発売 ストラクチャーデッキ サイバー流の後継者】✨『サイバーダーク・ワールド』✨収録❗️商品HPはこちら👉https://t.co/difE8vIFWZ pic.twitter.com/1OWcDx2m6k
Contents:
- まえがき
- カード解説
- 考察
- おわりに
まえがき
「サイバー流」とは
まずは、「サイバー流」を軽くおさらい!
「サイバー流」はアニメ遊戯王GXで登場したカードの流派で、主な使用者は丸藤兄弟と鮫島校長*1です。
雪山に決闘道場があったり、異世界に支部があったりします。遊戯王ではいつものこと。得意技は積み込み*2です。
基本的に、機械族が中心のカード群になっており、大体名前に「サイバー」とついています*3。
「サイバー流」といえば、一般には次の3つの系統を指し、俗称ですが、
- 「表サイバー流」
- 「裏サイバー流」
- 「サイバー・オーガ」*4とかその他
と呼ばれています。
今回のストラクチャーデッキにより、「ドラゴン族・機械族の「サイバー」モンスター」というカテゴリができました。
既存のカードに関する考察も行っています:
「サイバー流の後継者」では、表のサイバー流と裏のサイバー流が合わさったカードが散見され、光と闇が両方そなわり最強にみえる、“カイザー亮”を意識したストラクチャーデッキになっています。
新規カードも彼が得意とする高攻撃力と複数攻撃といった速攻で相手のライフを0にする戦術を強化するカードばかりです。
具体的な動きも分かる動画:
では、早速新カードの解説に移りましょう。
カード解説
「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」
「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」
闇属性・機械族・融合・レベル12・5000/3800
「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」+「サイバー・エンド・ドラゴン」
●「サイバー・エンド・ドラゴン」を装備した自分のレベル10以下の「サイバー・ダーク」融合モンスター1体をリリースした場合にEXデッキから特殊召喚できる。
①:このカードは相手が発動した効果を受けない。
②:1ターンに1度、発動できる。自分・相手の墓地のモンスター1体を選び、このカードに装備する。
③:このカードは、このカードの装備カードの数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
大まかに
「サイバー・ダーク」の新しい切り札です。パッケージのやつ。
まずは、大まかに性能を見ましょう。
- ステータス(攻撃力5000):元々で最高の攻撃力。
- ①(効果耐性):つよい。
- ②(装備効果):毎ターン装備できるので、少しずつ強くなっていきます。相手の墓地の妨害にもなりますね*5
- ③(やったね、攻撃が増えるよ):ステータスや耐性と合わせてかなり強力なアタッカーになってくれるでしょう。
- 出し方(融合ともう一つの条件):ちょっとめんどくさい。けど、実はそこまで出しづらくもない。
細かく見ていきます。
召喚条件1
融合素材は、「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」+「サイバー・エンド・ドラゴン」です。
いわゆる融合素材代用モンスターも使え、「融合識別」も利用しやすいですね*6。
ちなみに、「ドロドロゴン」は「サイバー・ダーク」機械族からシンクロ召喚できるほか、「サイバー・ダーク・クロ―」で直接墓地に送ることができるため、特に使いやすいです。
闇属性・機械族なので、融合する場合には、墓地のモンスターを利用できる「オーバーロード・フュージョン」や「サイバネティック・フュージョン・サポート」、及び後述の 「サイバー・ダーク・キメラ」が便利です。
「パワー・ボンド」で融合できると、攻撃力は高いですが、エンドフェイズに5000のダメージを負うことになるので、一撃で決めるようにしましょう。
融合素材の確保には、「サイバネティック・ホライゾン」が有用です。
召喚条件2
レベル10以下の「サイバー・ダーク」融合モンスターは、「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」がいますが、「サイバー・エンド・ドラゴン」を装備していないといけないので、基本的に「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」を用いることになると思います*7。「サイバーダーク・インヴェイジョン」で覆りました。
「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」は墓地のモンスターを装備するので、融合して墓地へ送られた「サイバー・エンド・ドラゴン」を装備してもよいですが、「サイバネティック・ホライゾン」を使えば、「サイバー・エンド・ドラゴン」をEXデッキから直接墓地へ送ることができます。
また、こちらで召喚する場合、「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」を出す必要があるので、それは別に考えておく必要があります。
「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」については、「裏サイバー流」の記事を参照:
また、下記の「サイバー・ダーク・キメラ」や「サイバネティック・ホライゾン」も参照。
①について
①の補足です。「発動した効果を受けない」は、「効果を受けない」より対応範囲が狭いです。類似の効果では、
- 「閉ザサレシ世界ノ冥神」
- 「暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ」
- 「クリフォート」
が代表でしょうか。
簡単にイメージを言うと後出しでも「スキルドレイン」などの永続効果や永続魔法・罠を受けてしまうという感じです。ただし、結構やっかいでややこしいので、きちんと調べたほうがベターです。
とはいえ、最近だとこれだけの耐性があっても安心はできませんが。
②について
②に関してですが、装備するだけです。
③があるので、意味はありますが、装備するモンスター自体の効果を使用しないのであれば、どのモンスターでも変わらないでしょう。
③について
③に関してですが、「重装武者-ベン・ケイ」を思い出す効果ですね。ですが、「重装武者-ベン・ケイ」とは違い、装備カードの枚数"だけ”攻撃できるので、装備がないときに攻撃できるかは発売まで不明。
できるみたいです。
Yu-Gi-Oh! TRADING CARD GAME - CARD DATABASE
一応、「シューティング・クェーサー・ドラゴン」の裁定が参考になるかもしれない:
Yu-Gi-Oh! TRADING CARD GAME - CARD DATABASE
まあ、でも装備カードつける効果持ってるし、①の耐性もあるし、無効になるなら全部無効になるし、気にしなくてもいいかも。
自分で装備カードを好きにつけても攻撃回数が増えるので、なんか面白いことができるかもしれない。
「ユニオン・キャリアー」とかが使いやすいかも?②で装備してもいい「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」をくっつければ、「閉ザサレシ世界ノ冥神」とか「双穹の騎士アストラム」に処理されることはなくなりますね。「壊獣」はどうしようもないけど。
けど、出したら基本的に終わらせに行く感じでいいと思います。
効果外
また、正規の方法以外で特殊召喚できないので、2回目以降もしっかり融合で出す必要があります。ただし、 「エターナル・サイバー」で裏技的に蘇生できます。
比較
召喚条件から、このカードは「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」と直接比較して考えることができます。
を比較した場合、
- 無効効果(と攻撃力)
- 耐性(と複数回攻撃)
という点を比較対象にできます。
どちらかといえば、前者が防御的で、後者が攻撃的といった感じでしょうか。
総合して
総じて、「サイバー・ダーク」における新たな切り札といった感じです。
耐性や複数回攻撃と高攻撃力から一気にゲームを終わらせるカードといえるでしょう。
「アタッチメント・サイバーン」
「アタッチメント・サイバーン」
光属性・ドラゴン族・レベル3・1600/800
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドのドラゴン族・機械族の「サイバー」モンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・フィールドからこのカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。
②:このカードを装備したモンスターの攻撃力は600アップする。
③:モンスターに装備されているこのカードが墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地のドラゴン族・機械族の「サイバー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
大まかに
「サイバー・ダーク」につける新しいドラゴン族。
まずは、大まかに性能を見ていきましょう。
- ステータス(攻撃力1600):「サイバー・ダーク」に装備させるには、比較的高い攻撃力
- ①と②(攻撃力600アップの装備カード):低くみえるけど、「サイバー・ダーク」が3000になると考えれば強い。
- ③:発動しにくいおまけ。
細かくみていきます。
「サイバー・ダーク」との相性
まず、「サイバー・ダーク」機械族との相性はいいです。「サイバー・ダーク」を召喚し、このカードを装備すれば、3000に届きます。
ただし、このカードの①の効果で「サイバー・ダーク」に装備した場合は、「サイバー・ダーク」の方が対応しないので、+600にしかなりません。
③ですが、「ドラグニティーアキュリス」を思い出しますね。装備モンスターがいる状態で条件を満たす必要があります。つまり、装備対象がいないと装備カードは破壊されますが、それでは条件は満たしません。
基本的に「サイバー・ダーク」の身代わりで使うことになるでしょう。他には「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」の③のコストとか?ただ、それを考えると、基本的に相手のターンに「サイバー」を復活させることになるので、微妙に扱いづらいですかね。
「サイバー・ダーク」で使う場合、「サイバネティック・ホライゾン」の光属性担当になれるため、その点でも重宝するでしょう(ただ、「サイバネティック・ホライゾン」もあるように「サイバー・ドラゴン・コア」がライバル)。
比較
「サイバー・ダーク」での運用を考えた際に、当然他のドラゴン族との比較を考える必要があります。
「サイバー・ダーク」を強くする意味で同様なのが、
- 「アタッチメント・サイバーン」(3000)
- 「サイバー・ダーク」ドラゴン族(2400)
- 「比翼レンリン」(2500+2回攻撃)
- 「ハウンド・ドラゴン」(2500)
でしょうか。
1.やはり攻撃力が高くなるのが魅力的です。
しかも「サイバー・ダーク」の戦闘破壊の代わりに装備カードを破壊する効果で、「アタッチメント・サイバーン」を破壊しても、「サイバー」を蘇生でき、自身も蘇生できるため、起動効果で装備しなおすこともできます。
2.手札から捨てたときのサーチ効果があるので、別の役割を果たしつつ、墓地にたまるのが強いです。
装備カードとしての性能的には、戦闘破壊の代わりに装備カードを破壊する効果で、ドローや回収を行えるので、別の強みがあります。
3.単純な火力の性能でいえば、一番出ます。
ただし、墓地に送るのがちょっと面倒。
4.装備カードとしての性能は「比翼レンリン」の下位互換ですが、こちらは通常サポートで扱いやすい利点があります。
「サイバー・ドラゴン」との相性
次に「サイバー・ドラゴン」との相性は良くないですが、考えましょう。
基本的に、③を使うのは難しいでしょう。一応、「ツインツイスター」とかが展開札になったり?普通に蘇生カード入れたほうが強い
「サイバー・ドラゴン」で使う場合は、装備するには、手札からつけるか「ユニオン・キャリアー」でつけることになるでしょう。上昇値は600(1600)なので、馬鹿にはできませんが、他のカードの上昇値がアホ高すぎて低く感じられますね。
使うとすれば、その場で攻撃力600アップの装備カードで、バトル中に「ツインツイスター」で破壊し、ダメージを稼ぐとかでしょうか?
あとで思いついたことですが、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」は自分の魔法・罠も破壊できるので、それで破壊して、「サイバー」機械・ドラゴンを蘇生する手段として利用できます。
こう考えると、結構使いやすいかも?
ただし、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」の魔法・罠破壊は召喚時の効果なので、すでに「サイバー」機械・ドラゴンなどに「アタッチメント・サイバーン」が装備されている状態で「キメラテック・ランページ・ドラゴン」を出す必要があります。
一番やりやすいのは、「ユニオン・キャリアー」で「アタッチメント・サイバーン」を装備し、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」を融合召喚し、「アタッチメント・サイバーン」を破壊し、「サイバー」機械・ドラゴンを蘇生する感じでしょうか。
うーん、単純に、「キメラテック・ランページ・ドラゴン」に「アタッチメント・サイバーン」を付けたほうが強いのでは?
③について
上記の通り、装備対象がフィールドから離されることでこのカードが破壊される場合は効果は発動しません。
実は、「サイバー」機械・ドラゴンなら何でも蘇生できるので、一度正規召喚した「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」とか「サイバー・エンド・ドラゴン」とかを蘇生できます。つよそう。
総合して
真価を発揮できる場面は少ないですが、攻撃力600アップとしてどの場面でも多少利用できます。
「サイバー・ダーク」では、基礎打点を上げるのに有用です。
また、後述の「サイバーダーク・インヴェイジョン」とも相性が良いです。
「サイバー・ダーク・キメラ」
「サイバー・ダーク・キメラ」
闇属性・機械族・レベル4・800/2100
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から魔法・罠カードを1枚捨てて発動できる。デッキから「パワー・ボンド」1枚を手札に加える。このターン、自分はドラゴン族・機械族の「サイバー」モンスターしか融合素材にできず、自分が融合召喚する場合に1度だけ、自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
②:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。同名カードが自分の墓地に存在しない「サイバー・ダーク」モンスター1体をデッキから墓地へ送る。
大まかに
「サイバー流」の新しいキーパーツになりうる機械族「サイバー・ダーク」です。
「パワー・ボンド」をサーチできるパワーあふれる効果になっています。
まずは、大まかに性能を見ていきます。
- ①(「パワー・ボンド」サーチと融合補助):扱いやすい「パワー・ボンド」サーチとして利用でき、その補助もしてくれる。
- ②(「サイバー・ダーク」墓地肥やし):どこから墓地へ送られてもいいので、扱いやすい。
細かく見ていきます。
①について
まず、第一に①を使うために、このカードを召喚なりしてフィールドに出す必要があります。
そして、「パワー・ボンド」をサーチしたとして、融合素材を墓地にそろえておかなければなりません。中盤以降であれば容易でしょうが、序盤の展開には寄与しません。
また、上述の通り、①の後は融合素材代用モンスターを使うことができなくなります。
また、融合召喚1回に対し、墓地のモンスターを素材にできるので、一気に融合素材を確保することができます。
また、融合以外のリンクやX素材には制限がかからないので、色々な型でも使いやすいです。
融合する候補からいくつか見てみましょう。
1.「サイバネティック・ホライゾン」でEXデッキから直接墓地へ送ることで、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」の素材を墓地にためることができ、「パワー・ボンド」で融合すれば、一気に攻めることができます。
2.「サイバー・ダーク・キメラ」も「サイバー・ダーク」効果モンスターなので、「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」の融合素材になります。よって、墓地に「サイバー・ダーク」効果モンスターが4体いれば、それらとこのカードを使って「パワー・ボンド」で融合できます。
これで、素の攻撃力が4000になり、その際、②の効果が発動するので、墓地が除外されても少しリカバリできます。
「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」は対象を取らないので、②で墓地へ送った「サイバー・ダーク」モンスターを装備できます。
3.「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を絡めることで、「パワー・ボンド」からの「サイバー・ツイン・ドラゴン」や「キメラテック・ランページ・ドラゴン」につなげることができます。下記の「サイバネティック・ホライゾン」も参照。
4.こちらでは「サイバー・ドラゴン」が1体いれば十分で、他はこのカードを含め手札・フィールド・墓地の機械族を好きなだけ素材にして「キメラテック・オーバー・ドラゴン」を「パワー・ボンド」で融合できます。
「キメラテック・オーバー・ドラゴン」は元々の攻撃力を決定する効果なので、「パワー・ボンド」の攻撃力アップがしっかりと乗り、素材1体につき1600という驚異的な倍率になります。
「サイバー・ダーク・キメラ」自身を素材にしていれば、上記と同様に、②の効果を使用できます。
②について
②の効果ですが、「サイバネティック・ホライゾン」との相性がさらに良いです。「サイバネティック・ホライゾン」でこのカードを墓地へ送れば、「サイバネティック・ホライゾン」の墓地肥やしに加え、このカードで「サイバー・ダーク」を墓地へ送れるので、一気に墓地が増えます。
採用枚数について
ただし、この効果の性質上、複数枚採用が基本になりますが、①の効果を考えると実はできるだけ減らしたいカードでもあります*8。
①の2回目の運用を考えるのであれば、3枚入れたほうがいいですが、蘇生できれば、といった感じです。このために「アタッチメント・サイバーン」があるのか…。
「サイバーダーク・ワールド」によって、安定性が高いと考えられるため、何も考えず3枚投入もあり。
総合して
「サイバー・ダーク」だけでなく「サイバー」でも重要になりそうなカードです。
また、「サイバネティック・ホライゾン」と相性がいい感じです。以下ではより詳しく考察しています。
「エターナル・サイバー」
「エターナル・サイバー」
速攻魔法
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地の機械族の「サイバー」融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをEXデッキに戻すか召喚条件を無視して特殊召喚する。
②:自分フィールドの機械族の「サイバー」融合モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。
大まかに
限定的な蘇生魔法。
まずは、大まかに性能を見ていきます。
- ①(「サイバー」融合モンスターを蘇生or回収):速攻魔法なので、使いやすい
- ②(使いきりの破壊耐性):おまけだけど便利
細かく見ていきます。
①について
①に対応してる融合モンスターは、
- 「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」
- 「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」
- 「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」
- 「サイバー・エタニティ・ドラゴン」
- 「サイバー・エンド・ドラゴン」
- 「サイバー・ツイン・ドラゴン」
- 「サイバー・オーガ・2」
です。まあ、そのままですね。
一応、蘇生制限を満たす必要はあるので、一度正規の方法で出す必要はあります。そのための回収効果ですね。
「サイバー・ダーク」融合モンスターは特殊召喚時や起動効果で墓地のモンスターをそうびできるので、完全蘇生といえるでしょう。
「サイバー・ドラゴン」系統の融合モンスターは、単体で高い性能を誇るので、バトルフェイズで特殊召喚しても使いやすいでしょう。
実際の運用についてですが、融合モンスターしか対象にできない点がネックになるでしょう。
融合を出していなければ発動できず、一度墓地へ行く前提なので、このカードで保険を掛けるよりは、出した融合モンスターの攻撃を通す方が自然だと思います。下記の比較も参照。
②について
②は、そのまま①で蘇生したモンスターを守れるので、扱いやすいですね。
「サイバー・ダーク・キメラ」の手札コストにしても、効果を活用できますね。
とはいえ、破壊に対してのみの耐性であり、やはり過信はできないので、自分の効果や攻撃を通す目的が主になるでしょう。
比較
デッキタイプ的に、後攻1ターン目で発動できることは重要なので、「戦線復帰」などとは比較できませんが、同じ速攻魔法である「マグネット・リバース」とは比較しておいた方がよいでしょう。
- 「エターナル・サイバー」の利点
- 「マグネット・リバース」の利点
の順に書いていきます。
1.まず、「サイバー」とつく魔法なので、「サイバー・ドラゴン・コア」に対応しており、扱いやすい。
また、「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」と「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」は正規召喚のみの制限があるため、それを無視できる利点がある。
さらに、実質、耐性もつく。
2.Xモンスターやリンクモンスターも対応しているので、対象が広く扱いやすい。
個人的には、「エターナル・サイバー」の扱いづらさが目立ちました。
総合して
「サイバー」な蘇生魔法として、1枚あっても損はないですが、このカード2枚目を入れるよりは、「死者蘇生」や「マグネット・リバース」を入れるほうが丸いでしょうか。
「サイバネティック・ホライゾン」
「サイバネティック・ホライゾン」
通常魔法
このカードはルール上「サイバーダーク」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1度しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は機械族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①:手札及びデッキからそれぞれ1体ずつ、ドラゴン族・機械族の「サイバー」モンスターを墓地へ送って発動できる(同じ属性は1体まで)。デッキからドラゴン族・機械族の「サイバー」モンスター1体を手札に加え、EXデッキから機械族の「サイバー」融合モンスター1体を墓地へ送る。
大まかに
新しい「サイバー」サーチのキーカード。
まずは、大まかに性能を見ていきます。
- 効果外(「サイバネティック」&「サイバーダーク」):サーチの対応範囲が広くなるのでよい
- 効果外(EXデッキの機械族制限):基本的には気にならない
- ①(墓地肥やしとサーチ):純粋に強い
どうでもいいですが、この効果って「コンバート・コンタクト」 に似てる。
細かく見ていきます。
効果外
カード名が「サイバーダーク」「サイバネティック・ホライゾン」なので、被サーチの対応は、
になります。「サイバネティック・ホライゾン」の対応範囲的に、上記2つがあるので、相互に対応しています。最後のはあんまり使うことはないかも。
①について1
コストとして、手札とデッキの両方から「サイバー」ドラゴン・機械を墓地へ送る必要があります。なので、「サイバネティック・ホライゾン」を発動するために、他の「サイバー」が必要です。
また、属性が2種類必要なので、今までの構築とは少し変える必要があるでしょう。
しかし、「サイバー・ドラゴン・コア」(光)「サイバー・ダーク・クロ―」(闇)のことを考慮すると、基本的にどの型でもこれら3種類セットを入れれば、ギミックを活用できます。
ただ、「サイバー・ダーク」では、「サイバー・ドラゴン・コア」に召喚権を使うのはもったいない気もする。素直に「アタッチメント・サイバーン」でもいいかも。
EXデッキから墓地へ送ることに意味があるのは、
- 「サイバー・ダーク」融合(融合素材として)
- 「サイバー・エタニティ・ドラゴン」(墓地効果)
- 「サイバー・エンド・ドラゴン」(装備条件と融合素材)
くらいでしょうか。
EXデッキからの墓地送りを活用するのであれば、融合を利用した「サイバー」になるでしょう。
①について2
効果のサーチ先ですが、
- 「サイバー・ドラゴン」系統
- 「サイバー・ダーク」系統
- そのほか「サイバー」
と広いです。
単純に、「サイバー・ダーク・クロ―」→「サイバネティック・ホライゾン」→「サイバー・ダーク・クロ―」→……とつなげていくことで、毎ターンの墓地肥やしをすることができます(手札コストは必要ですが…。「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を利用するとおいしい)。
また、デッキから墓地へ送るモンスターとして、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を利用すると、アドバンテージを取ることができます。ただし、この場合は、デッキに「サイバー・ドラゴン」が入っていた方が良いでしょう。
比較
「サイバー・ドラゴン」系統であれば、同様の効果として「エマージェンシー・サイバー」や「サイバー・リペア・プラント」がありますが、「サイバネティック・ホライゾン」では光属性・機械族に触れないので、サーチの範囲は異なります*9。
一方で、墓地肥やしが有用で、「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」や「サイバー・ドラゴン・コア」などを墓地へ送ることができます。
後者であれば、「サイバネティック・ホライゾン」は自分の場にモンスターを出さずに発動できるので、序盤において、「サイバー・ドラゴン・コア」から「サイバー・ドラゴン」リクルートができる点が強力です。
「エマージェンシー・サイバー」や「サイバー・リペア・プラント」との互換性ですが、「サイバー・ドラゴン・コア」で結びついているので、相互性はあります。
①について3
また、「サイバー・ドラゴン」系統において、 「サイバー・ダーク・キメラ」から「パワー・ボンド」につながるので、「サイバー・ドラゴン」系統であっても「サイバネティック・ホライゾン」は重要になるでしょう。
墓地肥やしと合わせて、「サイバー・ツイン・ドラゴン」などが出しやすくなると思います。
例えば、「サイバネティック・ホライゾン」と、光以外の「サイバー」か「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」がいれば、
- 「サイバネティック・ホライゾン」を発動し、(手札orデッキから)「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」を墓地へ送り、 「サイバー・ダーク・キメラ」をサーチ
- 「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」で、「サイバー・ドラゴン」をサーチ
- 「サイバー・ダーク・キメラ」を召喚し、起動効果で「パワー・ボンド」をサーチし、墓地融合できるようにする(これで墓地に「サイバー・ドラゴン」として扱う「サイバー・ドラゴン・ヘルツ」、手札にサイバー・ドラゴン」)
- 「パワー・ボンド」で「サイバー・ツイン・ドラゴン」や「キメラテック・ランページ・ドラゴン」を融合召喚
ただし、「サイバー・ドラゴン・コア」を経由する場合、「サイバー・ドラゴン・コア」を召喚する必要があるので、そのターン中に 「サイバー・ダーク・キメラ」を出すことは難しいでしょう。
①について4
「サイバー・ダーク」系統であれば、「サイバー・ダーク・カノン」も加えられるので、一気に墓地にモンスターをためることができます。「サイバー・ダーク・クロ―」からスタートすれば、
- 「サイバー・ダーク・クロ―」で「サイバネティック・ホライゾン」をサーチ
- 「サイバネティック・ホライゾン」で(手札orデッキから)「サイバー・ダーク」を墓地へ送り、「サイバー・ダーク・カノン」をサーチし、「サイバー・ダーク」融合を墓地へ送る
- 「サイバー・ダーク・カノン」で「サイバー・ダーク」をサーチ
上記によって、墓地に4体の「サイバー・ダーク」を墓地にそろえることができ、 「サイバー・ダーク・キメラ」を召喚し、効果を利用することで、「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」を融合召喚することができます。
ここで、すでに機械族かドラゴン族が墓地にいれば、
とチェーンすることで、「サイバー・ダーク」ドラゴンを装備した「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」(攻撃力4000)を作ることができます(よって攻撃力5600)。
また、「サイバー・ダーク・クロ―」のほかに、闇以外の「サイバー」機械・ドラゴンか 「サイバー・ダーク・キメラ」がいれば、
- 「サイバー・ダーク・クロ―」で「サイバネティック・ホライゾン」をサーチ
- 「サイバネティック・ホライゾン」で(手札orデッキから) 「サイバー・ダーク・キメラ」を墓地へ送り、「サイバー・ダーク・カノン」をサーチし、「サイバー」融合を墓地へ送る
- 「サイバー・ダーク・キメラ」で「サイバー・ダーク」を墓地へ送る
- 「サイバー・ダーク・カノン」で 「サイバー・ダーク・キメラ」をサーチ
- 「サイバー・ダーク・キメラ」を召喚し、「パワー・ボンド」をサーチして、墓地融合できるようにする(これで墓地に4体の「サイバー・ダーク」とフィールドに「サイバー・ダーク」)
- 「パワー・ボンド」で「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」を融合召喚
- 「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」で、墓地の「サイバー」融合を装備
これで、EXデッキから「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」を墓地へ送っていれば、攻撃力9000の「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」を出せます。
また、「サイバー・エンド・ドラゴン」を墓地へ送っていれば、召喚条件により、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」を出すこともできます。
「サイバーダーク・ワールド」によって、上記のルートよりいいものができるようになりました。
「サイバー・ドラゴン・コア」+「「サイバー」機械・ドラゴン」+「魔法・罠」からスタートします。
- 「サイバー・ドラゴン・コア」を召喚し、「サイバーダーク・ワールド」をサーチ。
- 「サイバーダーク・ワールド」を発動し、「サイバー・ダーク・クロ―」をサーチ。
- 「サイバー・ダーク・クロ―」を手札から捨て、「サイバネティック・ホライゾン」をサーチ。
- 「サイバネティック・ホライゾン」を発動し、「サイバー」を捨て、「サイバー・ダーク」モンスターを墓地に送りつつ、「サイバー・ダーク・カノン」をサーチし、「サイバー・エンド・ドラゴン」を墓地に送る。
- 「サイバー・ダーク・カノン」を手札から捨て、 「サイバー・ダーク・キメラ」をサーチ。
- 「サイバーダーク・ワールド」で、「サイバー・ダーク・キメラ」を召喚。
- 「サイバー・ダーク・キメラ」の効果で、「魔法・罠」を捨て、「パワー・ボンド」をサーチし、墓地融合を可能にする。
- 「サイバー・ドラゴン・コア」と「サイバー・ダーク・キメラ」で、機械族「ユニオン・キャリアー」をリンク召喚し、「サイバー・ダーク・キメラ」の効果で、「サイバー・ダーク」を墓地に送る。
これで、墓地に、「サイバー・ダーク・クロ―」「サイバー・ダーク・カノン」「サイバー・ダーク・キメラ」「サイバー・ダーク」×2がそろうので、「パワー・ボンド」で墓地融合し、「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」を召喚し、「サイバー・エンド・ドラゴン」を装備すれば、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」を出すことができ、「ユニオン・キャリアー」で「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」を装備できます。
これで、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」自身の効果で、墓地モンスターを装備すれば、
- 相手が発動した効果を受けない
- 攻撃力6000
- 2回攻撃
- 相手はEXデッキからモンスターを特殊召喚できない
ようにできます。
また、「サイバー・ダーク・クロ―」から始動する場合も、
- 「サイバー・ダーク・クロ―」で、「サイバネティック・ホライゾン」をサーチ。
- 「サイバネティック・ホライゾン」で、「サイバー・ダーク」を墓地にためつつ、「サイバー・ドラゴン・コア」をサーチし、「サイバー・エンド・ドラゴン」を墓地へ送る。
- 「サイバー・ドラゴン・コア」を召喚し、「サイバーダーク・ワールド」をサーチ。
- 「サイバーダーク・ワールド」を発動し、「サイバー・ダーク・カノン」をサーチ。
あとは、同様にすれば、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」までつながります。
「サイバネティック・ホライゾン」や「サイバーダーク・ワールド」からは違う展開になりますが、上記の
から、この動きができるので、かなり安定して運用できると思います。
ほか
また、3,4の補足ですが、「サイバー・ダーク・クロ―」が装備状態から外れると、墓地の「サイバー・ダーク」を回収でき、自身も回収できるため、「サイバネティック・ホライゾン」を毎ターン手札に加えることができます。
総合して
「サイバー」における新しいキーカードです。強いことしか書いてないシリーズ
「サイバーダーク・インヴェイジョン」
「サイバーダーク・インヴェイジョン」
永続罠
①:1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。「サイバーダーク・インヴェイジョン」の以下の効果はそれぞれ1ターンに1度しか選択できない。
●自分フィールドの「サイバー・ダーク」効果モンスター1体を対象として発動できる。自分・相手の墓地からドラゴン族・機械族モンスター1体を選び、攻撃力1000アップの装備カード扱いとして対象のモンスターに装備する。
●機械族モンスターに装備されている自分フィールドの装備カード1枚を墓地へ送って発動できる。相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
大まかに
便利系「サイバーダーク」罠。
- ●(「サイバー・ダーク」に墓地のモンスターを装備):純粋に場の「サイバー・ダーク」の打点強化
- ●(装備をコストにカードを破壊):対象を取らずいつでも使えるのが強い。
細かく見ていきます。
永続罠
「サイバーダーク」とついた永続罠ですが、個人的には、罠であることは結構なマイナスです。
「サイバー流」は基本後攻が強いデッキなので*10、後攻での罠は3ターン目以降にしか影響を及ぼさず、結果的に、自分の動きに罠が貢献できるのは4ターン目以降になるからです。
しかし、この「サイバーダーク・インヴェイジョン」はそれを覆しうる可能性のカードかもしれません。
下記も参照ですが、アドバンテージと妨害をこなすことができるので、先攻でサーチしておき、「サイバー・ダーク」とともに構えておく戦術が新たにできるかもしれません*11。
1つ目の●
「サイバー・ダーク」効果モンスターに、自分・相手の墓地からドラゴン・機械を1000アップとして装備させる効果です。
単純に、1ターンに1度の強化として使えます。
注意として、「サイバー・ダーク」機械族は、自身の効果で装備したモンスターの攻撃力は見ますが、他の効果で装備したモンスターの攻撃力は見ないので、単純に1000アップにしかなりません。
ただし、装備される側のドラゴン・機械族が(例えば、「アタッチメント・サイバーン」など)打点を上げる効果を持っている場合には、さらにプラスされます(この
例の場合、1600アップする)。
また、攻撃力をアップする効果を含むため、この「●」の効果はダメージステップに使うことができます。
相手の墓地のモンスターも装備できるため、相手が墓地のドラゴン・機械を利用しようとした場合に、妨害することもできます。
また、「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」に「サイバー・エンド・ドラゴン」を装備できるカードなので、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」の召喚条件として「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」を使う選択肢が出てきます。
2つ目の●
機械族に装備されているカードを墓地へ送り、フィールドのカードを対象を取らずに破壊します。
対象を取らない破壊を、毎ターン任意のタイミング*12で行えるため、単順に強力です。
ただし、このカード1枚の効果でモンスターを装備し墓地へ送るのは、1ターンの内にできないので、注意しましょう。
重要なのは、能動的に装備されているカードを墓地へ送ることができる点で、例えば、「サイバー・ダーク・カノン」を毎ターン装備し、墓地へ送れば、ドローと破壊を毎ターン行うことができます。また、「アタッチメント・サイバーン」とも相性がよいです。
また、機械族であれば、装備は問わないので、例えば、ユニオンデッキでも利用できなくもない。使う必要もない。
比較
「サイバーダーク」罠なので、「サイバー・ダーク・クロ―」でサーチできるカードと、比較しておきましょう*13。
3.はそもそも使い方が違うので、除外しておきます。
1.はサーチ先として、かなり競合していて、できれば、「サイバネティック・ホライゾン」か「サイバーダーク・インヴェイジョン」を素引きしたいという感じです。
「サイバネティック・ホライゾン」から「サイバー・ダーク・クロ―」→「サイバーダーク・インヴェイジョン」とつなげられますが、逆は厳しいといった感じです。
「サイバー・ダーク・クロ―」から始めるのであれば、「サイバー・ダーク・クロ―」→「サイバーダーク・インヴェイジョン」とつなげておき、「サイバー・ダーク」が他にいれば、その「サイバー・ダーク」に「サイバー・ダーク・クロ―」を装備して、「サイバーダーク・インヴェイジョン」で墓地に送れば、ターンは跨ぎますが、「サイバー・ダーク・クロ―」を回すことができます。
とはいえ、「サイバーダーク・インヴェイジョン」は手札に2枚以上要らないカードなので、難しいところではあります。
効果を勘違いしていたのですが、「サイバーダーク・インヴェイジョン」は2枚あってよいカードです。それぞれの「サイバーダーク・インヴェイジョン」が、前者の●と後者の●をそれぞれ発動させることができるため、2枚ある場合のシナジーがあります。
けど、よく考えると、「サイバネティック・ホライゾン」を経由する必要性は薄いのかな?
一気に動く場合は「サイバネティック・ホライゾン」で、じっくり動く場合は「サイバーダーク・インヴェイジョン」といった感じですかね。
2.が「サイバー・ダーク」に与える耐性は強力で、できれば与えたいといった感じですが、「サイバーダーク・インヴェイジョン」は妨害ができ、ギミックを能動的に動かすことのできるカードなので、「サイバーダーク・インヴェイジョン」の方が優先されると思います。
総合して
場を整えるカードではありませんが、ギミックを能動的に動かすカードなので、ぜひ入れたいカードです。
「サイバーダーク」とついているので、「サイバー・ダーク・クロ―」と「サイバー・ドラゴン・コア」でサーチでき、便利系として1枚程度複数枚入れておくのが良いかと思います。
思い返してみれば、このカードって調整版「輪廻独断」なんすね。
とか言ってたら、「輪廻独断」来ちゃいましたね。
「サイバーダーク・ワールド」
「サイバーダーク・ワールド」
永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、同名カードが自分の墓地に存在しない「サイバー・ダーク」モンスター1体をデッキから手札に加える事ができる。
②:自分メインフェイズに発動できる。「サイバー・ダーク」モンスター1体を召喚する。
③:「サイバー・ダーク」モンスターの召喚・特殊召喚時に発動する自身の効果で、自分が自分の墓地からモンスターを装備する場合、代わりに相手の墓地から装備する事もできる。
大まかに
「サイバー・ダーク」におけるさらなるサーチカード。初動パ―ツとして一級品。
- ①(「サイバー・ダーク」サーチ):初動としてかなり使える。
- ②(「サイバー・ダーク」召喚):足りないものを補う優秀な効果
- ③(相手の墓地から装備):ジャイアニズム。
細かく見ていきます。
①について
永続魔法ですが、発動時の処理として、墓地にいない名前の「サイバー・ダーク」モンスターをデッキから手札に加えることができます。
「七精の解門」みてえだな。
当たり前ですが、デュエルの最初に使えば、デッキから好きな「サイバー・ダーク」モンスターを手札に加えられます。
つまり、初動のためのカードとして使うことができます。
「サイバー・ダーク・クロ―」を手札に加えることができるので、「サイバーダーク」魔法・罠も間接的にサーチできます。
「サイバネティック・ホライゾン」の項で記載した「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」への動きにつなげることもできます。
すでに「サイバー・ダーク・クロ―」を持っていれば、「サイバー・ダーク・キメラ」をサーチすることで、そのパーツをそろえられます。
また、デュエル後半になっても、墓地融合などによって、墓地の「サイバー・ダーク」を除外してしまえば、サーチを行うことができます。
②について
「サイバー・ダーク」モンスターを召喚できます。
「サイバー・ダーク」機械族は元々、通常召喚して、墓地のモンスターを装備するため、召喚権が不足気味でした。
そこに、「サイバー・ダーク・キメラ」が来たため、召喚のしづらさがネックになっていましたが、これで解決しました。
このカード自体も「サイバー・ダーク・クロ―」でサーチすることができるため、1度このカードを経由することで、消費なしで召喚権を増やすことができます。
ただし、この場合は、他の「サイバーダーク」魔法・罠をサーチするには、「サイバー・ダーク・クロ―」を使っているため、次のターン以降になります。
③について
「サイバー・ダーク」が出たときの、墓地のモンスターを装備する効果を相手の墓地からも選択か選ぶことができるようになります。
単純に、相手がドラゴン族を使用するのであれば、「サイバー・ダーク」機械族がその墓地利用を防ぎますし、「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」であれば機械族も装備できます。
ただし、基本的に自分のモンスターをくっつけたほうが強いはずなので、利用する機会は少ないかも。
また、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」ならデフォルトで、どのモンスターも装備できるので、この効果は使えません。
というよりむしろ、「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」を他の「サイバー・ダーク」が使えるようになるといった方がいいかもしれない。
ものすごくどうでもいい思いつきですが、相手が同型のしかも「表サイバー流」とかだったら、相手の「サイバー・エンド・ドラゴン」をパクって「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」に成れるんですよね。
比較
他の「サイバーダーク」サーチカードと比較しましょう。
「サイバネティック・ホライゾン」は、墓地肥やしができますが、他にモンスターが必要なのと、デッキに他の属性の「サイバー」機械・ドラゴンが必要になります。
一方で、「サイバーダーク・ワールド」で、その他に必要なモンスターを確保できるため、これらの相性はいいです。
「サイバー・ダーク・カノン」は、「サイバー・ダーク」機械族サーチで、「サイバーダーク・ワールド」からサーチもできるため、枚数を減らしてもいいかもしれない。
また、「サイバー」魔法をサーチするモンスターとして、「サイバー・ドラゴン・コア」を挙げていましたが、これを入れるまでもなく安定するかもしれませんね。
その場合は、他の闇以外の「サイバー」機械・ドラゴンが必要ですが。
とはいえ、ネックだった召喚権も②が解決してくれるし、入れるのがベターなんですかね…。
上記のルート(「サイバネティック・ホライゾン」のとこ)を考えると、入れたほうがいいですね。
「表サイバー流」において
少しずれますが、「表サイバー流」において。
「サイバーダーク・ワールド」は「サイバー・ダーク・クロ―」をサーチできるため、間接的に「サイバネティック・ホライゾン」をサーチできます。
召喚をせずに。
また、「サイバネティック・ホライゾン」を「表サイバー流」に入れる場合、「サイバー・ダーク・クロ―」も闇属性として入れる価値があり、したがって、「サイバーダーク・ワールド」を入れる可能性がでてきます。
「表サイバー流」はサーチが多いので、サーチカードの取捨選択という贅沢の極みのような状態になっていますね。
「表サイバー流」におけるサーチカードとしての比較でいえば、「サイバネティック・ホライゾン」をサーチするための、いわば二次サーチなので、優先度は低いと思われます。
総合して
サーチカードで初動として扱いやすく、足りなかった召喚権を補ってくれるため、優秀なカードです。
「サイバー・ダーク」では、必須カードになるでしょう。
また、このカードによって、墓地の準備と召喚権の確保を同時に行えるようになったため、「サイバー・ダーク」機械族の比率を増やしてもいいかもしれないです。
また、展開ルートが更新されました。「サイバネティック・ホライゾン」のところに、 書いてます。
考察
新カード考察のまとめ
- サーチや墓地肥やしカードとしてキーパーツになる「サイバネティック・ホライゾン」と「サイバー・ダーク・キメラ」。
- 新しい切り札「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」。
- 「サイバー・ダーク」の基礎打点を上げる「アタッチメント・サイバーン」。
- 「サイバー」な蘇生魔法「エターナル・サイバー」。
- 「サイバー・ダーク」の能動的な動きを実現する「サイバーダーク・インヴェイジョン」
という感じです。
考察の基準
まず全体として、今回のストラクチャーデッキでは「サイバー」融合が主軸になっていくでしょう。
そして、「サイバー流」のタイプとしては、
- 「サイバー・ドラゴン」系統を中心にした「表サイバー流」
- 「サイバー・ダーク」を中心にした「裏サイバー流」
が主なタイプになるでしょう。
以下では、「表サイバー流」と「裏サイバー流」のそれぞれで新カードの重要度を考えていきます。
各カードの重要度(表)
「表サイバー流」での重要度によるクラス分けをします。(今後の情報で変動する可能性があります。)
- A*14:「サイバネティック・ホライゾン」
- B*15: 「サイバーダーク・ワールド」
- C*16:「エターナル・サイバー」「サイバー・ダーク・キメラ」
- D*17:「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」*18
- E*19:「アタッチメント・サイバーン」「サイバーダーク・インヴェイジョン」
個人的な評価なので、別な意見があればコメントください。
評価の理由
基本的にサーチカードは評価が高いです。
「エターナル・サイバー」は、サーチできるカードとして1枚あっていいという感じです。
「サイバー・ダーク・キメラ」も同様ですが、2枚目が欲しくなる場面が出てくると思います。
ただ、それでも、「パワー・ボンド」を使ったら基本的にそのターンに終わるので、その可能性は低いと思います。
「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」は、普通出す機会はないですが、「サイバネティック・ホライゾン」で融合素材を墓地へ送ることができ、「サイバー・ダーク・キメラ」で融合に持っていけるので、出せなくもないという感じです。
ですが、すぐに融合するのでなければ、「サイバー・エタニティ・ドラゴン」を優先することになると思います。
「サイバーダーク・ワールド」は、前述のとおり、「表サイバー流」でもサーチカードとして利用できる可能性からこの評価にしていますが、基本的に「サイバネティック・ホライゾン」に劣るので、実際入れないかもしれない。
各カードの重要度(裏)
「裏サイバー流」での純構築での重要度によるクラス分けをします。(今後の情報で変動する可能性があります。)
- A*20:「サイバネティック・ホライゾン」「サイバーダーク・ワールド」
- B*21: 「サイバー・ダーク・キメラ」「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」「サイバーダーク・インヴェイジョン」
- C*22:「アタッチメント・サイバーン」
- D*23:「エターナル・サイバー」
- E*24:
個人的な評価なので、別な意見があればコメントください。
評価の理由
さっきも書いたけど、基本的にサーチカードは評価が高いです。
「サイバー・ダーク・キメラ」の項目でも書きましたが、複数回の運用を考えるなら3枚必要になります。
しかし、最初の展開を行えるカードではないので、よく検討する必要があるでしょう。
「鎧皇竜-サイバー・ダーク・エンド・ドラゴン」は、単純に複数回特殊召喚する用途に加えて、「サイバー・ダーク」効果モンスターとしての役割があるので、EXデッキに加える「サイバー・ダーク」融合の枚数として入れることもあると思います。
「アタッチメント・サイバーン」は、「サイバネティック・ホライゾン」で墓地へ送る1枚で十分です。
「エターナル・サイバー」は、サーチできる蘇生魔法として入れたい気もしますが、「サイバー・ドラゴン・コア」を召喚する必要があるので、考えどころです。
一方で、「サイバー・ダーク」で使う場合は、「マグネット・リバース」にできないことができます。
耐性効果も「鎧獄竜-サイバー・ダークネス・ドラゴン」と相性が良いでしょう。
けど、もしかしたら「サイバー・ダーク・キメラ」のコストとして有用なので、ワンチャン…!
「サイバーダーク・インヴェイジョン」は便利なアドバンテージをとれるカードとして入れておきたいカードです。素引きして腐ることはないでしょうが、手札に2枚も必要ないし、サーチできるので、1枚でも使えると思います。ただし、破壊されるリスクについては考えておく必要があります。
2枚入れておくメリットはあるので、複数枚採用する可能性も考えられますが、やはり、デッキのギミックを動かすカードではないので、枚数は良く考える必要があります。
おわりに
「サイバー流」楽しみです。
この記事を観てくださった皆様がより良い
追記とおまけ
「表サイバー流」もそうだったのですが、「裏サイバー流」もサーチカードが潤沢ですね。
「サイバー・ダーク・クロ―」がハヴのようになってしまっていて、「サイバー・ドラゴン・コア」と似たような感覚を覚えます。
どちらも、モンスターはサーチしやすいので、「サイバー・ドラゴン・コア」や「サイバー・ダーク・クロ―」にアクセスするのは容易で、結果的に、自由に魔法・罠をサーチできるようにみえますが、
サーチを行えるのは、ほとんど「サイバー・ドラゴン・コア」や「サイバー・ダーク・クロ―」だけなので、実際のデュエルでアクセスしているのはほんの数枚で、デッキ構築段階で取捨選択の必要があります。
魔法・罠の選択や比率が重要なので、実は構築難度が高いという。まあ、じきにテンプレが作られるでしょうが。
*1:デュエルアカデミア校長
*2:と見紛うような鮮やかなタクティクス
*3:明確な定義は難しい
*4:師範代のマスター鮫島が使うオリジナルかも?
*5:誘発即時効果なわけではないので、リソースを削るような感じですが
*6:ただし、前者を使う場合は、 「サイバー・ダーク・キメラ」を使えない。うまくできてるなあ。
*7:「鎧黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン」は機械族を装備する効果です
*8:サーチも容易だし、①は序盤のスタートパーツではないため。「サイバネティック・ホライゾン」を考慮すると、それで墓地に送る1枚と、①を使う1枚が欲しい。
*9:基本的に「サイバネティック・ホライゾン」がマイナスポイント。
*10:例えば、「サイバー・ダーク」は、戦闘してアドバンテージを取っていくテーマだった。
*11:当然他の伏せとともに
*12:こっちはダメージステップに使えない
*13:どちらをサーチするかとなったとき
*14:最重要。基本3枚入れる。
*15:方向性によって重要度が変わる。1,2枚入れるorEXデッキに入れる。
*16:入れるとして1枚で十分。
*17:要るかどうか分からないけど、入れてみたい。そう思わせるものがここにある。
*18:表裏混合なら入る
*19:別にいらない
*20:最重要。基本3枚入れる。
*21:方向性によって重要度が変わる。1,2枚入れるorEXデッキに入れる。
*22:入れるとして1枚で十分。
*23:要るかどうか分からないけど、入れてみたい。そう思わせるものがここにある。
*24:別にいらない