机上の空論

遊戯王をちょっと面白くする(カモ?な)記事を書いていきます。

【#遊戯王】大いなる力!「アウス」デッキ!!

こんにちは。みらいです。

 

 

今回は、地属性「霊使い」「アウス」デッキです!

 次の記事より、属性「霊使い」に焦点を当てています。

mirai-drph.hatenablog.com

 

 

デッキレシピ

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 (一応、2021年1月からのレギュレーションに合わせています。)

 

大雑把な解説

 「シャドール」によって、大きくアドバンテージを確保しつつ、「ドラグマ」「サブテラー」で盤面を固めていきます。

「憑依」魔法・罠は、これらの潤滑油となります。

 

詳細な解説

 

「憑依覚醒―デーモン・リーパー」

憑依覚醒ーデーモン・リーパー

地属性・獣族・レベル5・2000/200

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:このカードは自分フィールドの表側表示の、魔法使い族モンスター1体とレベル4以下の地属性モンスター1体を墓地へ送り、手札・デッキから特殊召喚できる。②:このカードの①の方法で特殊召喚に成功した時に発動できる。自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選んで効果を無効にして特殊召喚する。③:このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「地霊術」カードまたは「憑依」魔法・罠カード1枚を手札に加える。

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最も汎用的ともいえる「憑依覚醒」モンスターです。

自身の効果での特殊召喚時に、墓地のモンスターを復活できるので、そのままこのカードと合わせて、各種召喚を行うことができます。単純に、このカードが地属性であるため、「崔嵬の地霊使いアウス」になることができます。

これによって、フィールドから墓地に送られたこのカードの効果で、「憑依」魔法・罠につなげることができます。②と③がうまくかみ合っています。

 

初動について

最初に、「憑依覚醒ーデーモン・リーパー」を出す動きを考えます。

ここでは、「神官」と「ドライバー」を用いています。以下を参照。

 

地属性の特色

地属性はあまりカテゴリ単位でまとまっているものが少なく、複数の属性にまたがっている場合が多いので、少ないですが、その中でも、魔法使いが作りやすく、その展開がしやすいカテゴリを中心に見ていきます。

 

「Em」

魔法使いが中心のテーマです。優秀な地属性がおり、「憑依覚醒」の素材を集めやすくなります。

Em ハットトリッカー

地属性・魔法使い族・レベル4・1100/1100

①:フィールドにモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。②:自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードにEmカウンターを1つ置く(最大3つまで)。その後、その効果で自分が受けるダメージを0にする。③:このカードにEmカウンターが3つ置かれた時にこのカードの攻撃力・守備力は3300になる。

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これに加えて、サーチを行えるやつ毎ターン再生するやつなどがいます。これらは、地属性ではないですが、魔法使いなので、他の「憑依覚醒」にも活用できます。「Em ハットトリッカー」の存在から、特に、地属性に相性がいいです。

 

「神官」

使神官-アスカトル

地属性・魔法使い族・レベル5・2300/1500

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカード以外の手札を1枚捨てて発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。その後、手札・デッキから「赤蟻アスカトル」1体を特殊召喚できる。この効果を発動するターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

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死神官-スーパイ

地属性・魔法使い族・レベル5・2200/1900

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカード以外の手札を1枚捨てて発動できる。このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。その後、手札・デッキから「スーパイ」1体を特殊召喚できる。この効果を発動するターン、自分はSモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

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カテゴリではないですが、かなり相性のいいカードになります。

これらの一枚と任意の手札1枚で、召喚権を使わずに、「憑依覚醒」の素材を並べることができます。

また、手順で、チューナーを持ってくるので、「憑依覚醒」後の展開で、シンクロ召喚を狙うことができます。逆に、発動後制約によって、シンクロ召喚しか行えませんが。

また、「使神官-アスカトル」が守備力1500魔法使いなので、「憑依連携」にも対応しています。

これら「神官」と他の「憑依覚醒」素材との差異は、召喚権を使うかどうかとリンク召喚を経由するかどうかにあります。

まずは、召喚権を使わないので、他の召喚権を使うギミックと共有できるという点です。例えば、召喚権を使って「憑依覚醒」に至る他のギミックとともに、これらの「神官」で展開を補助でき、また、一方が、相手の妨害などで止められた場合でも、展開を押し通すことができる利点があります。

次に、レベル1から「サクリファイス・アニマ」を経由しないので、EXデッキの枠を温存できるという点があります。

また、シンクロ召喚では、星6:「瑚之龍」「スターダスト・チャージ・ウォーリアー」「月影龍クイラ」「電脳堺獣-鷲々」「ナチュル・パルキオン」や「ゴヨウ・ガーディアン」が狙え、星8:「琰魔竜 レッド・デーモン」「PSYフレームロード・Ω」「太陽龍インティ」「天威の龍鬼神」「ハーピィ・レディ・SC」などが使いやすいところでしょうか。

さらに、「使神官-アスカトル」に関しては、守備力1500の魔法使いであるので、「憑依覚醒」に変化し、シンクロ召喚したあと、「憑依連携」の準備が整うことになります。したがって、基本的に優先されるのは「使神官-アスカトル」になるでしょう。

 

「マドルチェ」

地属性中心のテーマです。墓地からデッキに戻すなどの効果で、アドバンテージを稼ぐテーマです。

魔法使いがいますが、魔法使い自体は展開しづらいです。できなくもないですが、強力なランク4がいる状況で、やる意味も薄いので、あまり優先されることでもないでしょう。変わったところでは、「憑依覚醒ーデーモン・リーパー」は「マドルチェ・プディンセス・ショコ・ア・ラ・モード」の素材になることができます。

 

「D」

レベル1のモンスターが中心になって展開をします。「D・モバホン」「D・スマホン」。

効果は、デッキのランダム性に依存するので、「憑依」関係のカードに割けるスロットは少なく、採用は難しいでしょう。アクセントとして「憑依覚醒ーデーモン・リーパー」を入れるのはアリでしょうが。

 

「ブンボーグ」

地属性中心のテーマです。攻撃力と守備力が500で統一されており、1~10のレベルに1種類ずついて、侮れない展開力を持っています。特に、「ブンボーグ001」は中心的なカードです。

ブンボーグ001

地属性・機械族・レベル1・チューナー・500/500

①:このカードの攻撃力・守備力は、自分フィールドの機械族モンスターの数×500アップする。②:このカードが墓地に存在し、フィールドに機械族モンスターが2体以上同時に特殊召喚された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。

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ブンボーグ003

地属性・機械族・レベル3・500/500

①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「ブンボーグ003」以外の「ブンボーグ」モンスター1体を特殊召喚する。②:1ターンに1度、自分フィールドの「ブンボーグ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、自分フィールドの「ブンボーグ」カードの数×500アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。

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ブンボーグ003」が「ブンボーグ001」(星1)を呼び出して、「憑依覚醒」の素材をそろえることができます。

特に、一枚から「憑依覚醒」につなげることができ、「憑依覚醒」の効果で「ブンボーグ001」を蘇生することで、星6のシンクロ召喚を狙うことができます。

とはいえ、「憑依覚醒」の使い勝手だけで言えば、次の「ドライバー」の方がいいでしょう。

差別化としては、「ブンボーグ001」の蘇生効果のトリガーである、2体の機械族の特殊召喚ができるかどうかでしょうか。例えば、「幻獣機アウローラドン」。とはいえ、これを使うのであっても、どのように「憑依覚醒」するかが問題になるでしょう。

 

「ドライバー」

ライティー・ドライバー」が「レフティー・ドライバー」を呼びだして、「憑依覚醒」の素材をそろえることができます。

ライティー・ドライバー

地属性・機械族・レベル1・チューナー・100/300

このカードは「シンクロン」チューナーの代わりとしてS素材にできる。このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが召喚に成功した場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「レフティ・ドライバー」1体を選んで特殊召喚する。

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レフティー・ドライバー

地属性・機械族・レベル2・300/100

このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードのレベルはターン終了時まで3になる。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「ライティ・ドライバー」1体を手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

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一枚で「憑依覚醒」の素材になることができ、しかも「レフティー・ドライバー」の効果で、次のターン以降のリソース回収ができます。また、「レフティー・ドライバー」の素引きが「ライティー・ドライバー」につなげることができるので、最低限デッキを動かすカードとして数えることができます。この点は他のギミックとは大きく異なる点でしょう。

また、「ライティー・ドライバー」はチューナーなので、星6のシンクロ召喚につなげることができます。そしてここで、このカードは「シンクロン」チューナーの代わりとしてS素材にできる。」は効果ではないので、「憑依覚醒ーデーモン・リーパー」で蘇生してもこのテキストは無効になりません。したがって、「ドリル・ウォーリアー」をシンクロ召喚できます。「ドリル・ウォーリアー」は回収効果を持っているので、リソースをループさせることができます。特に、これは「霊使い」では重要で、、デッキのスロットを割くことなく、パクる効果を複数回活用することができます。

 

「サブテラー」

魔法使いが属していますが、展開はしづらいです。

しかし、「霊使い」とは、リバースモンスターであるシナジーが効いています。特に、「シャドール」を合わせると、相当な相互作用を発揮します。

 ここで重要なのは、「サブテラーの継承」です。

サブテラーの継承

通常罠

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:以下の効果から1つを選択して発動できる。発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、モンスター1体を選んで墓地へ送り、同じ属性でカード名が異なるリバースモンスター1体をデッキから手札に加える。●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、リバースモンスター1体を選んで墓地へ送り、同じ属性で元々のレベルが低いモンスター1体をデッキから手札に加える。

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これは、同属性のリバースサーチ効果になっていますが、他方で、高レベルリバースを用いれば、汎用性の高いサーチになります。ここでは特に、「サブテラーマリス」を墓地に送ることで、「粘糸壊獣クモグス」につなげることができます。つまり、「地霊使い」の活用サポートになります。

また、「シャドール」に対しては、手札のモンスターなどを墓地に送ることができるので、その効果を使うことができます。サーチ効果と合わせて、アドバンテージを稼ぐことができ、さらに、このカード自体が使いまわしが効くので、毎ターン使うことで、圧倒的なアドバンテージを獲得することができます。

また、リバースサポートを「霊使い」共有することができます。

 

デッキのギミック

以上のカードからデッキを考えたのですが、リバース効果のシナジーを考えると「サブテラー」「シャドール」が、最も当てはまりやすいように思われます。

この組み合わせは、自然と、魔法使い地属性の組み合わせになっており、「憑依覚醒」につなげやすいほか、アドバンテージの基盤にもなります。

しかし、これらはアドバンテージを得る能力は高いものの、早い展開を不得手とします。よって、これらをサポートするように、「霊使い」を自然に入れることができます。特に、「神官」や「ドラグマ」特殊召喚から動き始めることができるので、素早く動くことができます。

また、上述の通り、「憑依覚醒」を直接行うのに、「神官」と「ドライバー」を用いています。

これらによって、テンポと枚数的アドバンテージの両方に関して有利に進めていくことができます。

また、「ドラグマ」「シャドール」につなげることができます。

「神官」は手札消費が大きいので、一方のみの採用で、「死神官-スーパイ」は入れていません。このデッキでは、手札を増やしやすいですが、初手の動きで消費してしまうのは得策ではありません。また、そこまで召喚権が枯渇しそうでもないので、特殊召喚で動く利点も少ないです。したがって、「ドライバー」を優先しています。

影霊の翼 ウェンディ」ではなく、「シャドール・ヘッジホック」のみを入れているのは、「サブテラーの継承」を意識してのことです。つまり、風属性である「影霊の翼 ウェンディ」は「サブテラーの継承」に対応させるのが難しいです。

 

デッキ全体の調整具合

「憑依覚醒」「シャドール」「サブテラー」などにつなげられるカードを計上すると、デッキの半分以上あるので、十分であると判断できるでしょう。また、初手の展開も同様に十分です。

一応ですが、「サブテラー」が召喚権を必要とするので、初手の召喚権の必要期待値を考えておきましょう。「サブテラーの導師」「シャドール・ヘッジホック」「ライティー・ドライバー」「テラ・フォーミング」「地中界シャンバラ」で13枚程度なので、召喚権は枯渇しにくいと考えられます。

相手の1ターン目の動きに対しては、「ドラグマ」関係や「壊獣」や「影依融合」や「D.D. クロウ」や「サブテラーの導師」が計上できます。これらで十分な枚数を確保できていますが、「サブテラーの導師」は召喚権を使ってしまいます。これに関しては、召喚権を使わない特殊召喚の展開が、他のギミックで十分できているので、問題ないと考えることができるでしょう。

また、他のピン刺しカードに関しては、「サブテラーの継承」でサーチすることを前提に、うまく状況に合わせましょう。例えば、「D.D. クロウ」は、「シャドール」をもとに「サブテラーの継承」で変換できます。

また、「サブテラーマリス・グライオース」がいるので、「サブテラー」から「シャドール」につなげることができます。(展開は難しいですが。狙うのであれば、「サブテラーの妖魔」「サブテラーマリスの妖魔」を活用しましょう。後者は「シャドール・ネフィリム」とも互換します。光属性他の「シャドール」いなければ、「サブテラーマリスの妖魔」が優先されますが。とはいえ、リバースモンスターの展開が得意なわけではないので、「サブテラーの導師」を使ってまで、リンクにつなげるのは得策ではないでしょう。このために、リバースでの展開をサポートできるカードを入れてもいでしょう。)

 

EXデッキについて

ドリル・ウォーリアー」で回収できることを前提に、一枚ずつにしています。「ドリル・ウォーリアー」につなげることができるのは、「ライティー・ドライバー」からのみですが、「影依融合」で「エルシャドール・シェキナーガ」を出すのに、「ドライバー」を使うことで、「ドリル・ウォーリアー」までつなげることができます。

まず、「エルシャドール」や星6・8のシンクロモンスターと「ドラグマ」で落とすカードを入れています。特に、「PSYフレームロード・Ω」はそれらの内の2つの役割を持っています。「神聖魔皇后セレーネ」は、相手ターンに「エルシャドール・アプカローネ」を出すことで、妨害することができます。基本的には、その使い方のみです。EXに他のリンクをいれて、リンクを伸ばすのもよいでしょう。また、「神聖魔皇后セレーネ」につなげるのに、「シャドール・ネフィリム」は有用です。

この辺のEXデッキは、好みによって変えてもいいでしょう。

 

まとめ

 地属性のシナジーで組み始めたのですが、所謂「ドラグマ・シャドール」に近くなりましたね。現在で、ほぼ最大パワーですが、もう少しレギュレーション規制が進んでも大丈夫なくらいに、安定するでしょう。

  もしかしたら、今回紹介した中に、実は隠されたコンボやシナジーがあるかもしれないので、発見したら是非、「アウス」ちゃんを使ってみてはいかがかな?

 

 

この記事を観てくださった皆様がより良い決闘生活デュエルライフを遅れますよ〜に!